去る2005年2月、スコープスタッフ平山(私)&笠原(ヨッシー)の二人でドイツ・フィンランド出張に行ってまいりました。フランクフルトでアンビエンテフェア(国際消費材見本市)を見てからヘルシンキへと移動。フィンランドではおそらく皆様も興味津々ではなかろうかと思うイッタラとアラビアの工場を訪問。
今回はタイミングよくイッタラ・アラビアの日本代理店の方々とご一緒させていただくことができ、たっぷりと工場見学することができました。
ヘルシンキ市内散策のお話やレアモノの買い付け話などを交えながらご報告させていただきたいと思いますのでちょっと長いですが最後までよろしくお付き合いくださいませ。(平山)
※なお文中のオークション、買い付け品販売、お土産プレゼントは全て終了いたしました。
※今回のフィンランドの出張日程。
2005年2月15日 初日:ドイツからフィンランドへ移動
2月16日 2日目:ヘルシンキ市内めぐり
2月17日 3日目:イッタラ&ヌータヤルヴィ工場見学
2月18日 4日目:アラビア工場見学
2月19日 5日目:帰国
街中を走るトラム。街は夜でも明るく、治安もよさそう。単にものすごく寒いから人が外にいないだけかも。
フィンランドに降り立ったのは2月15日の夕刻。夕刻とはいえさすがは北欧の冬、あたりはもう真っ暗。きれいな町並みは明日までお預けです。
着いたときの気温はマイナス11℃(記憶)。寒さはある程度覚悟して行ったのですがやっぱり寒いです。初めは「意外と大したことないじゃん。」とか思っていましたがそれは短時間の話、長時間はムリです。もし冬場にヘルシンキに行くことがある場合は上着だけでもしっかりした防寒着を持っていくことをおすすめいたします。
この日はもうホテルに行って夕食を食べて寝るだけ。ヨッシーが少し風邪気味だったので辛いもんでも食って汗かこう!ということで、ホテルの近所のタイ料理レストランへ。あまり期待してなかったのですが意外や意外、かなり美味かったです。こぢんまりとしてやや暗めの雰囲気も素敵。良い気分で店を出て、せっかくなので辺りを一回りして街の雰囲気を楽しんでからホテルに戻りましたが、やっぱり外は寒かったです・・・。

翌16日は丸1日ヘルシンキ市内を散策。ヘルシンキの中心部は歩きでも十分見て回れる広さ。アート&デザインミュージアムを目指して道草しながら出発です。
電車で移動したわけではありません。勝手にホームに入れちゃうんです。
まずはデザインフォーラムへと向かいます。ここにはいろんな北欧雑貨があるはず・・・あれ?目的地にきましたが見当たりません。移動したのかつぶれたのか、ないものは仕方がないので気を取り直して中央駅へ。特に用事があったわけではありませんが、「世界の車窓から」の雰囲気をちょっぴり味わいたく電車を見てきました。ドイツもそうだったのですが向こうって改札がないんですよね。平気でホームに入れてしまいます。記念にフィンランド版新幹線(だと思う)と一緒にパチリ。早くもおのぼりさん気分全開です。
「世界の車窓から」の曲を口ずさみながら次はフィンランドの大型デパート「ストックマン」へ。中に入るなり何だか欲しいもんだらけ。でもじっくり買い物している暇はありません。ところがデパートのイッタラのコーナーでとっても貴重な品発見!
激レア!イッタラの白トキとはコイツ。
→こちらの商品は完売いたしました。
その場では躊躇して購入しませんでしたが、後日やっぱり気になったので買い付けてきちゃいました。イッタラのバードシリーズ(ガラスの鳥のアートオブジェ)の限定版「ホワイトアイビス(白朱鷺)」です。デザインはフィンランドガラスのトップで活躍するオイバ・トイッカ。体が赤いバージョンはイッタラのサイトでも紹介されていますが、ホワイトバージョンは2005年に世界各地で開催されるバード展の会場販売向けに作られたシリアルナンバー入りの限定版でイッタラのサイトでも紹介されていません。ちなみにナンバーは62番。なんと二桁台をゲット!すごいでしょ。手荷物で大事に大事に持ち帰ったこのトキちゃんは5月12日〜18日の間楽天の週替りオークションの一番バッターとして登場。見事落札されスコープから旅立っていきました。サヨナラー。
アールトが手がけた有名なレストラン「SAVOY」もエスプラナーディ通りにあります。下はマリメッコのお店。
ストックマンを出て向かった先はイッタラ・アラビアの直営店やマリメッコ、アルテックなど名立たるショップが軒を並べるエスプラナーディ通り(実は2つの通りがあってそれぞれ通りの名前が違うのですが長いので省略)。そのうちアルテックはじっくり見たかったお店の1つ。アルテックとは巨匠アルヴァ・アールトのデザインした家具を製造販売する目的で作られた会社。お店にアールトデザインの家具がゆったりと展示されています。
実は私&ヨッシーのコンビは偶然にも前の仕事で家具の設計に携わっていた経験があるので家具を見るとあれこれチェックしてみたくなる職業病が未だに抜けません。店員さんの目も気にせずイスの裏面とかを触って質感を確かめてしまいます。
アルテックで買い付けしたスツール60誕生70周年記念のポスターとアールトデザインのファブリックを使用したミトン。→こちらの商品は完売いたしました。
憧れのアルテックの家具ですが、さすがに家具を買って帰るわけには行かないのでここではアールトのスツール60の図面をモチーフにしたポスターやアールトデザインのファブリックを使用したオーブンミトンを買い付け。スコープで販売したところ開始1週間ほどで見事完売。好評だったのでまた機会があったらこのような企画も行っていきたいと思います。
そしてエスプラナーディ通りをテクテク東に歩いていくと突当たりはなんと海。突然巨大な国際定期船が視界に入ります。
エスプラナーディ通りの突き当たりは海。国際定期便のでっかい船が停泊しています。
街と海がこんなに間近に接近しているなんてちょっとびっくり。またもやおのぼりさん気分で船をバックに写真を一枚。そのまま回れ右でまた通りを戻り、お目当てのアート&デザインミュージアムへと向かいます。なんとその途中さっき見つからなかったデザインフォーラムを発見。別な場所に移動してたんですね。偶然発見できて良かったです。
フィンランドといえばSUUNTO(スント)!カバンなどにさりげなくぶら下げるとカッコよろしいです。※プレゼント企画は終了いたしました。
フィンランドデザインを一同に見ることができるこのお店では私の個人的な趣味でスントのコンパスに温度計が付いたキーホルダーを購入。これが実用的でカッコいいんですよね。好きな人にはきっと分かってもらえると思うこのセレクト。フィンランドのお土産プレゼントとして15個用意したのですが・・・すでに応募は終了いたしました。ゴメンナサイ。
青空に映えるアート&デザインミュージアム。天気が良くて暖かそうに見えますが気温は氷点下。
そしてようやく辿り着いたアート&デザインミュージアム。とはいっても多分移動距離は1kmも歩いていないと思うのですが・・・。ミュージアムの1階、2階はちょっと玄人好みな展示ですが、地下ではフィンランドにおけるインダストリアルデザインの歴史や変遷についての展示を見ることができます。古い食器セットや家電などの日用品の実物が数多く展示され、北欧雑貨に興味がある人なら結構楽しめると思います。
それから外に出ると、それまでずっと曇り空だった頭上に青空が広がっていました。フィンランドに滞在中、この時が一番天気が良かったかも。気分も爽やかにエスプラナーディ通りへ戻りお昼を取った後、マリメッコで個人的なお買い物を楽しんでからアカデミア書店内にあるカフェ・アールトへ。アールトというだけあってアールトの家具がたくさんあるのかと思いきや、席は全てヤコブセンのアリンコチェア・・・。どの辺がアールト?と思いつつ、隣のお姉さま方の真似して頼んだイチゴシェイク(らしきもの)が美味しかったので細かいことは気にしないことに・・・。
色あせない美しさを放つライトブルーのフローラ。コンディションは最高。3個セットをオークションに登場。→こちらの商品は完売いたしました。
その後一旦ホテルに戻って今度はヴィンテージ雑貨を扱うショップへ。最近日本でも北欧のヴィンテージ食器は人気が高いですよね。ここでは以前スコープでも販売し人気を博したグラス「フローラ」のライトブルーを発見。イッタラに合併する前の会社、ヌータヤルヴィ社製で、当時の銀色の紙シールが貼られたままの奇跡的なコンディションを保った逸品です。あまりにもかわいかったのでお店にあった3個をまとめて買い付け。元は6個セットの商品だったらしくその6個セット用のパッケージをオマケにつけてもらいました。この箱がまたかわいい!個人的に欲しいぐらいの商品だったのですが、このセットは楽天で行った週替りオークションの締めくくりとして出品。¥11,500で見事落札されました。
早足で駆け抜けましたがこんな感じで2日目のヘルシンキ市内散策は無事終了。

翌17日は待ちに待ったイッタラ&ヌータヤルヴィ(1987年にイッタラと合併した会社)の工場へと向かいます。なんと朝9時頃イッタラの方がホテルにお迎えに。今回は代理店の方々とご一緒させていただいたおかげで申し訳ないほどの高待遇であちこちご招待いただきました。
これは見学した工場脇のヌータヤルヴィの建物。お魚のマークが目印。これも工場っぽいけど中は見ていません。
イッタラ&ヌータヤルヴィの工場はヘルシンキからかなり距離があり、車で2時間ほどかかります。フィンランドは森と湖の国と聞いていたので道中あちこちでそんな風景にお目にかかれるのだろうと思っていましたが季節は冬真っ只中。湖は凍って雪が積もってるんでしょうね、見渡す風景は一面銀世界でした・・・。「次来るなら絶対夏だ!」と思いながら車窓を眺めているうちに車はヌータヤルヴィ工場へ到着。ヌータヤルヴィ工場の設立はなんと1793年。1881年に設立したイッタラ工場より100年近くも古い歴史ある工場なのです。
ガラスの鳥を製作中(左下のもの)。機敏な連携プレーと道具を駆使して手際よく作り上げます。
この工場ではイッタラの商品の中でも手作りの部分が必要とされる商品を手がけ、訪問した日はイッタラのワイングラス「モンド」やオイバ・トイッカデザインのバード、マリメッコボウルなどを製作中。現場でベテランの職人さんと若い職人さんが混じり、連携プレーで小気味よく商品を作り上げてゆきます。グラスの中に細いラインが何本も入ったフィリグリー様式の作品なども手がけ、職人の技術が重要な位置を占めていました。
工場内にはオイバ・トイッカの展示会用のガラス作品などもたくさん置かれ、奇抜なデザインに見惚れているとなんとオイバ・トイッカさんご本人がお見えになりました。初めは誰だか分からなくて「工場長のおじさん?」とか失礼なことを思っていたのですがまさかご本人だったとは。
工場には月に数回しかいらっしゃらないそうなのでお会いできたのは全くの偶然。一緒に写真を撮らせて頂きましたが許可なく載せるのは申し訳ないのでその画像はなしということで、ごめんなさい。
カルティオの原型、手吹きで生産されていた頃ものです。現在よりも薄く、シェイプも異なります。
この後、工場からちょっと歩いたところにあるミュージアムへ。冬場は閉めているのか特別に鍵を開けて中を見学させていただきました。中はそれほど広くはありませんがヌータヤルヴィで生産されたコレクター垂涎の貴重な品々や当時使用していた木型などが数多く展示されていました。マニアにはたまらない場所といった感じで、ヴィンテージ物にさほど興味のない人でも綺麗なグラスの数々にうっとりしてしまうそんな空間でした。
遥々来たぜイッタラ〜。工場の看板は旧ロゴですね。看板の上には創業年1881の文字が。ヒュー。
続いて向かったのがヌータヤルヴィの工場から少し離れた場所にあるイッタラ(現地の発音ではイーッタラ)の工場。イッタラはその地域一体がイッタラヴィレッジと呼ばれ工場やショップ、ミュージアム、レストランなどが点在しています。まず工場へ向かう前にレストランでお食事。そこで使われる食器がイッタラのものであることはあたりまえなのですが驚いたのはグラスの「 i 」マークのシールを剥がずに使っているということ。聴くとあのマークはイッタラの品質の証しなので無理に剥がさないそうです。もちろん使っているうちにシールはとれてしまいますがそのときはちょっと残念に思うのだそうです。僕なんかは剥いだシールをとって置くタイプなのでその感覚にはちょっと共感してしまいました。(ちなみにあのシールはお湯をかけると驚くほど簡単に剥がせます。)美味しい食事をいただいた後に向かったのは待望のイッタラ工場。まず入り口のウェルカムボードに会社名と自分達の名前が書いてあるのにまず感動!(旅館みたい!)
雑誌などでたまーに見かけるこの光景。このときはアールトのベースを生産中でした。
そしていよいよ工場内へ。中はとても広いのですが意外と人が少ない印象です。ちょうどのメインステージ(?)ではアールトベースを生産中でした。棒の先に真っ赤に溶けたガラスを付け金型に入れ最初職人さんが口で空気を送り込んでから、棒の吹き込み口を機械に接続。そしてしばらくするとガラスが固まり、型から抜くとベースの形が現れます。ここでできが悪いと容赦なくその場でガンガン割られて捨てられます。どうせまた溶かして使うんじゃないの?と思いきや、割られたカラーガラスを溶かし、再び製品を作り直すことは無いのだそう。これらは家の断熱材などとして再利用されるそうです。
平山、吹きガラス失敗の図。
工場の人に呆れられ、笑ってごまかします。
実はこのアールトベースを製作中の脇でなんと型吹きガラスの体験をさせていただきました。作るのは花瓶にも使えそうなビアグラス。金型に溶けたガラスを入れ回しながら息を吹き込んでいくのですがこれが結構難しい。全く初めての体験だった私はいきなり失敗して中尾彬氏の首巻きのようにねじれた見事なアートピースを作ってしまいました・・・。固まりだすタイミングと回転の速度のバランスが重要みたい。あまりにもひどかったのでもう一度チャレンジ(ラッキー)。2度目はなんとかOK。ヨッシーは1発でOKでしたがやはりグラスにねじれが多く入ってしまったのが気がかり。およそ2ヶ月後そこで作ったグラスがスコープに届いたのですがその結果はまた最後に・・・。このガラス吹き体験は普段はやっておらず、後でうかがったら今回は特別だったようです。とても貴重な体験させていただいたことに改めて感謝。
屈強なおじさんがアールトベースを面取り加工中。全身を使って磨きます。
商品1点1点を丁寧に検品。ベルトコンベアに乗って、続々流れてきます。これを全部一人でこなします。
ヴィンテージグラスが一同に。スコープでは復刻版として取り扱っているi-collectionもありますね。
この後も見学は続き工場内をぐるっと一回り。今回訪問した時はアールトベース以外にベルーナ、アイノ・アールト、アールトミニボウル、カルティオなどがそれぞれ別のラインで生産されていました。冷却工程を経て出てきた商品は箱詰め前に1点1点光にかざして念入りに検品されます。そこで合格したものには、めでたくイッタラの「 i 」マークシールが貼られる訳です。
イッタラ工場はヌータヤルヴィ工場とは異なり、マシンメイドの商品が主となりますが、全く人の手を通らない商品は無く、アールトベースのように商品によっては熟練した職人の手を経て完成するものも少なくありません。無機質なイメージのガラスですがイッタラ社の製品に特有の温かみを感じるのはこんな理由からかもしれませんね。
全世界に向けて商品を生産している工場なのにせかせかした雰囲気は一切なく不思議とゆったりとした時間が流れていたのがとても印象的でした。
イッタラはヘルシンキからかなり離れているので個人で行くにはハードルが高い場所かもしれませんが、ぜひもう一度訪れてみたいと思わせてくれるのどかで素敵な所でした。
もうちょっと見たかったなーという気持ちを押さえつつ、次は近くのミュージアムへ。ここもまた北欧ヴィンテージ好きにはたまらない空間です。ミュージアムなのでもちろん買えませんが歴代の貴重な作品を見ることができます。買い物がしたいときはまた近くにあるファクトリーショップへ。ここでは思わぬデッドストック品にお目にかかれるかも!と息巻いて向かったものの、ショップ見学の時間が10分も無く、早足で見たので結局何も買えずじまいでした。でもこのときちょっと良いもの発見。いつの日か他のスタッフが行ったときに必ず買ってきてもらおうと思います。
この日はこのままヘルシンキへ戻り、海辺のレストランで生演奏を聞きながら美味しい夕食をご馳走になりました。

社屋の一部はUIAHの校舎。その隣の近代的な建物がショールームになります。
明けて翌18日はヘルシンキ郊外のアラビア工場へと向かいます。アラビアは言わずと知れた北欧最大級の陶磁器メーカー。現在はイッタラグループの傘下として変わらぬクオリティーで製品をつくり続けています。なぜフィンランドなのにアラビアなの?と疑問に思いますよね。実は創業当時工場の周辺がスウェーデン人の別荘地だったそうで、遊び心で通りに世界の都市の名前を付けていたらしく、ちょうど工場のあるところがアラビア通りだったところに由来しているそうです。
ヘルシンキの中心部から車で十数分。しばらくすると目の前にあの象徴的な建物がどーんと見えてきます。これを見ただけでも「ありがたや〜」って拝みたくなるような建物です。古い社屋の隣には温室のような鉄筋ガラス張りの近代的な建物があります。社屋の一部はヘルシンキ芸術デザイン大学(UIAH)の校舎として使用されているからなのでしょうか学生らしき人も度々見かけました。またイッタラのオフィスもこの中に。ここはアラビアでありイッタラでもあるのです。
今回中のミュージアムや工場、ショールームを案内してくださったのはなんとアラビアに勤務されている日本人の女性の方。ミュージアムではアラビア初期の作品から近代の作品を展示、その歴史を学べると同時に、アラビアが力を注ぐデザイナーによる芸術作品も数多く展示されています。日本語で説明をしていただいたおかげで話を聞くだけでなくいろいろと質問もできたのでいろいろ勉強になったのですが、まだまだこの辺の知識が浅い僕たち。次の機会までもっとお勉強しなければと痛感しました。ショールームではイッタラ・アラビアで現在生産されているものを中心に展示。どちらかというと今の僕たちにとってはこちらのお話の方がためになります。例えばスコープでも人気の食器「パラティッシ」。スコープにて取り扱うブラック以外にカラーのタイプがあるのはご存知の方も多いかと思いますが、実はこれカラーが「アダム」、ブラックが「イブ」と名付けられているといった裏話的なことを教えていただきました。ちなみにパラティッシのブラックは2005年いっぱいで生産中止となるそうです。(アラビアのサイトでも明記されているので公表しちゃいます。)シックで趣きのある食器だったのにちょっと残念ですね。
その代わり新作もしっかり登場。今までにない色使いとティーマにも通じるシンプルな形状が魅力的なアラビアの新作「KoKo」。ちょうどフィンランドで販売が開始されたばかり。ショールームでも大々的ディスプレイされていました。スコープでは全国に先駆けていち早く販売開始。好評発売中です!!
そろそろ気になる工場内部のお話に進みたいのですが、実はアラビア工場内は撮影禁止と言うことで写真が一枚もありません・・・。工場では粘土から形が成型されていく工程や焼かれるのを待つ大量の食器、ほぼ年中無休で稼動する巨大な窯、ムーミンの絵付け作業などなど非常に見所盛り沢山だったのですが残念ながら写真は無しです・・・。効率的に作業する為、機械化が進んだ工場でしたがマグカップ1つにしても仕上げは人の手によって行われているあたりにアラビアの品質へのこだわりを感じることができました。
アラビア社製動物の置物。アースカラーが渋!初めて見る方も多いのでは?それぞれ週替りオークションとして登場。オークションの結果はこちらから。
見学は午前で終了し、この後アルヴァ・アールトの自邸見学の予定を組んでいただいていたのですが、訳あって今回はキャンセルさせていただくことに。ぜひ行ってみたい場所だったのですがこれに行ってしまうと僕たちの今回の重要な目的が果たせなくなる・・・。目的とは何を隠そう「ファクトリーショップでの買い付け」です。僕たちは観光目的で出張に来たわけではなく、セレクトショップとしてスコープファンの皆様に喜んでいただけるアイテムを探し出さなければならない使命を負っています。(大袈裟?) と言うことで昼食後に僕たちはイッタラと代理店の方々と別れ、アラビアに戻ってファクトリーショップで日本では入手困難なアイテムを探すことにしました。
歴代のアラビアのロゴをあしらったティーマのマグはファクトリーショップ限定品。下に敷いてあるのはマリメッコのエプロン。
→こちらの商品は完売いたしました。
実は前々からフィンランドに行く機会があったら、これを買おうと狙っていたものがありました。それはアラビアの陶器でできた動物の置物。日本ではほぼ流通していない商品の為、その存在はあまり知られていません。既に廃番品となっている物もあるのでいくらファクトリーショップでも入手不可能か?と思っておりましたが店中探し回ったところ、なんとかゾウ、ライオン、キリン、トリの4種を確保できました。これら全て週替りオークション企画として販売しましたが、どれもレアモノとしてはかなりお徳に落札されたのではないでしょうか。あとアラビアのファクトリーショップでしか手に入らない、歴代のアラビアロゴがあしらわれたティーマベースのマグカップとオマケでマリメッコのエプロンを買い付けてまいりましたがこちらも既に販売終了。なんとアラビアのロゴ入りマグ30個以上あったものがわずか数時間で売り切れとなりました。
この人気振りにはスタッフもビックリ。またフィンランドに行った際は必ずゲッツしてきたいと思います。
この日は夕方からイッタラの方とお食事の予定があったので急いでお買い物を済ませタクシーに飛び乗り、待ち合わせ時刻ギリギリセーフでホテルに戻りました。ふー。
結局今回の出張では昼夜あわせて4回もご馳走になり、イッタラの輸出部門の皆様には本当にお世話になりました。我々のような得体の知れない極東のいちショップを快く迎えて下さったことにこの場を借りて深く感謝いたします。
駆け足でめぐったフィンランドですが仕事上とても得るものが多い、充実した出張となりました。この経験をこれからのページ作りや商品セレクトに生かし、今まで以上に充実したサイトを作って行きたいと思います。
最後に、ムカツクほど長い縦スクロールのページを最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。今後もこのような出張報告ネタができましたら時々ご紹介いたしますのでまた懲りずにお読みいただけましたら幸いです。それではっ。(もういいって言わないでね)
最終報告書
出張から約2ヶ月後、待ちに待ったイッタラで作った吹きガラスが送られてきました!
まずは箱から見てみましょう。
ありゃ? 同じ物を作ったはずなのにヨッシーの箱が小さいぞ。
何だかやな予感。 恐る恐る開けてみると・・・・。
↓
↓
↓
↓
↓

んぎゃー
底には日付とIITTALAの文字が
やな予感的中・・・。
平山作(左)はやり直したおかげでとりあえずビアグラスの形をしていますが
ヨッシーのが・・・。ヨッシーのが・・・。
ちっこい・・・。
やはりガラスのひねりが影響して上の部分が使えなかったみたい。無慈悲にもカットされオールドグラスになってしまいました・・・。残念。ヨッシーの場合チャレンジが1度だったのでちょっぴり気の毒ですが、仮に成功したら全て同じ形になるわけだし、これはある意味世界にただ1つのイッタラオールドグラスだと思えば・・・。しかもグラスの底にはiittalaの刻印入り。形はどうあれ、素敵な思い出の品になったことには違いありません。
イッタラ様、本当にありがとうございました!!
























