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Moomin 20Stories

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トゥーティッキのモデルの人物は?

トゥーティッキ(Too-ticky)
2006-2015

器用で優しい、水浴び小屋の冬の住人。

トゥーティッキは原語でも英語でも同じ名前で、日本のアニメや
コミックスでもトゥーティッキと呼ばれています。なぜか小説が日本語に訳された際、
「おしゃまさん」という愛称がつけられました。

一見、人間のようですが、ちょっと不思議な形の足にご注目。男の子のようにも
見えますが、女性という設定です。赤いボーダーのセーターに、ボンボン付きの
帽子がトレードマーク。この帽子とパンツはアニメでは緑色でしたが、
フィンランドでは青。アラビアのマグも青色です。

トゥーティッキは年齢不詳ですが、ムーミンよりは少し年上らしく、
パパやママにとっても良き友人。冬眠せず、避寒もしないという珍しいタイプで、
ムーミン一家が眠りにつく冬にはパパが作った水浴び小屋に無断で住みついています。
『ムーミン谷の冬』(講談社)でムーミンがひとり冬眠から目覚めてしまったときは、
冬の世界のガイド役をさりげなく務めてくれました。

トゥーティッキのモデルはトーベ・ヤンソンのパートナー、トゥーリッキ・ピエティラ。
彼女は有名なグラフィックアーティストで、タンペレのムーミン谷博物館に
展示されている多くの立体作品を作りました。
トーベは「生涯独身で、夏にはひとり孤独に島で創作に勤んだ」
なんて語り継がれていましたが、実際はその隣にはトゥーリッキが。

トーベはダンスが大好きで創作と真摯に向き合いながらも人生を謳歌していたそうです。
トーベの島、クールヴ・ハルでの暮らしを綴った『島暮らしの記録』(筑摩書房)は
トーベが文章を書き、トゥーリッキが挿絵を添えたもの。
ふたりの素顔についてもっと知りたい方は、
写真集『ヤンソンとムーミンのアトリエ』(講談社)をぜひどうぞ!

2014年はトーベ生誕100周年のメモリアルイヤー。トーベとトゥーリッキの島暮らしと
旅の様子を綴った貴重なドキュメントフィルムの上映とDVD発売も予定されています。

さて、トゥーリッキ同様、トゥーティッキも手先が器用で、特にコミックスでは
さまざまな活躍を見せます。『ムーミン、海へいく』(筑摩書房)では大工道具片手に
船の作り方を指南、ムーミン一家と共に航海に出かけます。

マグに描かれているのもそんな場面で、いつも腰に下げている愛用のナイフで
小さな船を作っています。裏面は『ムーミン谷の冬』で、冬の間使っていた
水浴び小屋をきれいに掃除しているところです。

このマグで飲みたいのは、2007年の冬マグ「Snow Lantern」の雪玉で作ったランプを
ムーミンと見つめる名場面をイメージした、マシュマロ入りのココア。
無糖のココアを少量の熱湯で溶き、牛乳を適量入れたらレンジで温め(もちろん鍋で
温めてもいいですが、手軽にレンジで加熱できるのもマグのいいところ!)雪玉に
見立てたマシュマロをたっぷり浮かべます。このメニューは、かつて、ららぽーと横浜に
あったムーミンオーロラカフェ(現在閉店)の「おしゃまさんのマシュマロラテ」への
オマージュです。マシュマロはココアだけでなく、ラテやミルクティに浮かべても
甘みが加わっておいしいですよ。

text:萩原まみ(too)