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前のめりで下向き(シエッポ製作二日目)

シエッポ。難しすぎる。

その後の更新が途絶えたから
何事もなく無事進んでいると
そう思われていたかもしれないけど、
実は完全にテンパってしまい、
胆力が極端に低い僕は
そこから逃げ出したい
そんな衝動に駆られていました。
あまりのストレスとプレッシャーに
強烈な胃痛と吐気がブッシャー!な程で、
正直二度と経験したくない、悲惨な二日目。
製作の方向的には前のめり下向きの二日目。
僕の姿勢は常に前のめり、
でも結果は超下向きな、そんな酷い二日目。


初日作った物の中から良い物を数個選び、
それを基準にして、実際の生産に入る。
その目論見は見事撃沈!!!!!ヒィイ。


初日良いと思った形も
完全に同じ物はできないから
ある程度そこから幅がある物が
出来あがってくるのですが
初日オッケーした物を基準に作ると
リアルな感じに仕上がってしまう。
頭が完全に存在するアヒル型です。
これはいかん!シエッポではない。
下手するとお土産物みたいに見える。

更に、もう一つ問題が。
完成したシエッポの底面を
カットしてピカっと研磨する
昔の仕上げ方を採用したので
そのカットする位置や角度で、
見え方が全然違ってくる。


そっ、そこまで考えないと
いけないのかぁーまじかぁ。。。。
頭まわってなかった。

そんな事もあって
吹き上がった瞬間の姿と、
冷却と研磨を終え
実際に置いた姿とでは
大部、印象が違ってきます。

シエッポ、難しすぎる。

結局、初日に吹き上がり、
研磨を終えた物の中には
生産の基準とできる形を
見つける事ができなかった。

初日良かったと思った形も
どこか古いシエッポとは違う。
それをどう変えればいいのか?
残りは二日しかない。ここで、もし、
僕がいる間に全てが決着しないと
どうなっちゃうんだろう?
焦り感満載で悩みに悩んだ末に
二日目はこの方向で行こうと決めました。

それは、頭部重視戦法。
頭が後方に反らない。
クチバシは大きく下を向く。
全体的に前のめりなスタイル。
後ろに反るなら前に倒れる。
そうすればきっと古いシエッポらしく
なるはずだ!間違いない!
初日に作った中に
良い雰囲気の物があったから
それをベースに作ろうと決めます。


2000年前後のシエッポは首が長く
少し反り気味でクチバシは上向き、
頭頂についてる印象だったから、
そうならないように
というのが僕の中に強くあり、
特にその方向を意識した戦法です。


でも、この方向修正というのも
職人さんも複数人いて
みんな交代で作っていくから
※45分吹き15分休憩、
※持ち場が替わる人もいる。
一人がいい感じで作れても
皆が作れるわけではないし
うまく作れた人が、
次にうまく作れるとは限らない。
僕がいいと思ってる所と
作り手さんがいいと思ってる所が
一致してないというのもありそう。
だから毎回何かしらズレてしまう。
製作はコンビプレーだから尚更で、
安定して似た物が出来るのには
時間がかかります。とにかく大変で
思うようには変化していかない。


どんどん二日目の生産が進みます。
とにかく頭が後ろに反らない。
クチバシが上を向かない。
前のめりに、下向きに。



カット&研磨の事を心のどこかで気に
しつつも、前のめりでクチバシ下戦法で
完成品を一つ一つ見てチェックして
調整しながら生産を進めていくわけですが、
結果、僕が前のめりと下向きを意識しすぎ
この二日目作りまくったシエッポも
ほぼ全て違う物になっていた。
そして二日目終了。
これはいかん。もう明日しかない。

ただ、この日に作った中から
数十個は少々違ったカッコ良さがあり、
それもシエッポの範囲内にいるから
形を選んで仕入れる事にした。
それがエディションの超前半に入ります。
クリアの1番~50番ぐらい。
勿論他とわけて売ると思うんだけど。
初期衝動型シエッポと名付けた。

これならいいじゃん!って思うかも
しれないけど、これはかなりの数の
中から、いいのだけを選んでますから。

そしていよいよ僕は古いシエッポってのは
どんな物なのか?わからなくなった。
ホテルに日本から持ってきたシエッポが
20個近くあるから、一度それらを分類して
古いシエッポの特徴をしっかりと拾い上げ
それを優先順位つけてマップ化するしかない。
それをやらないと完成しない。

当たり前と言えば当たり前の事なのだけれど
サンプルの古いシエッポがあれば、
そんな感じに出来る物と安直に考えていた、
僕の詰めが甘過ぎたという事です。

そして僕はホテルに帰り
シエッポを並べて分類してある事に気付き
ました。首がまっすぐ、前向きという事も
クチバシが下向きだという事も大事だけど、
なにより大切なのは
体が横長に四角く膨らむ事。そして
尾が7mm前後の厚さで均等に長く伸びる、
ココだって事に。

そして朝4時に目が覚めたので、
皆にわかって貰えるよう優先順位付仕様書を
書き、それを手に3日目に挑むのでした。

正直途方に暮れてはいるけれど
一応、諦めてはいない。

text:シャチョウ

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