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花と花瓶

- 2016.04 -

  • Aaltoベース200mm
  • Bellmanベース245mm
  • Floraボウル250mm
  • Aaltoベース95cm
  • Floraベース24cm

初夏の小さな憂鬱は
花が解決してくれる、
気がした。

一年の間で、この季節が一番好きなんだけど、なんだかずっとぼんやりしている。うららかな日の光に誘われて、仕事をしているまさにこの瞬間だって、心は体をすり抜けて、ふわふわとどこか遠くに飛んで行ってしまいそうだ。そんな私のモヤモヤは、ここのところずっと晴れないまま。

花屋さんには、この季節を待ちわびたかのように、色とりどりの花が並んでいる。寒い冬の間、固く閉じていたつぼみを一気に広げた花たちは、一番綺麗な姿をたくさんの人に見てほしくて、そわそわしているみたいだ。『さぁ、私をどうやって飾る??』なんて、声が聞こえたような気がしたけど、果たしてそれは私の想像力が少々豊かすぎるのか、それとも少々疲れているのか。ともかく、こんな綺麗な花を連れて帰れば、植物が持つ優しい力の恩恵に与ることができるような気がする。そんな淡い期待を抱きつつ、どこかあやふやで、曖昧な、夢みたいなこの季節に、綺麗に咲いていた花を集めた。

text:スタッフ成戸
アールトベース

Aaltoベース

Aalto vase 200mm

ラックスを
スーパーリッチにアールトに。

アールト ベース 120mm

ラナンキュラスと言えば、太い茎と、つぼみのように幾重にも重なる花びらが特徴的。確かにそれも綺麗なんだけど、中には、こんな品種もあるみたい。ラックス系のケラモスという品種は、つやつやと光って、柔らかく広がる花びらがとっても優雅。私はメジャーなやつよりも、こっちの方が好みだ。あまり乙女過ぎないところがいいと思う。ほっそりとした茎から、色んな方向へと分かれて、たくさんの花を咲かせるから、ベースに数本挿すだけでもかなりのボリュームがでる。大き目のベースにざっくりと生ければ、海外のホームドラマに出てくるみたいな、豪華で洒落た空間が出来上がる。色は少し黄味がかったホワイト。それも優しい雰囲気を作るのに一役買っている。

Flowers
  • ラナンキュラス
  • ケラモス

アールトベースなら、形が特徴的だから、わさっと生けた花束も、色んな方を向いてその動きが面白い。ベースの中の枝を交差させるように挿していくと、更に花の高さや向きに変化がでる。この品種、結構繊細なイメージだったから、余り長持ちしないかな?と思っていたけど、その後もつぼみが次々と開き、かなり長く楽しむことができた。繊細な花が案外タフっていうのは、結構よくあることみたい。

アールト ベース 95mm 120mm

Aalto vase 200mm/iittala

ベルマンベース

Bellman vase 245mm

Bellman vase 245mm

可憐な花は、
シンプルなベースに。

ベルマン ベース 245mm

やっぱりバラが好きです。少し照れながら、だれにも望まれていない公言をさせていただくが、ここはもう疑いようはなく。立派な花をつけたのもいいし、小さく可憐な花をつけるのもいい。ピンクもいいけど、真っ白いのも綺麗だし、黄色も、赤いのも…。蔓バラが生い茂るイングリッシュガーデンなんて、もう夢の世界だ。そんな気分に少しでも近付きたいと、準備したのは、いろんな方向に花をつけるスプレーバラ。スプレーが吹き出すように、たくさん花をつけるから、こう呼ばれるらしい。ここはやはり、ほっそりとシンプルなベルマンのガラスを選んだ。とても合うと思う。そしてなんといってもこの香り。ふと立ち止まって、うっとりとなってしまう。大事なことを忘れかけている女に、何かを思い出させてくれる、そんな香りだ。

Flowers
  • スプレーバラ(うらら)

最初から思い切ってハサミを入れずに、長い段階から少しずつ枝を切りつつ、調整するのがいい。ベースから出ている部分は長めくらいの方がバランスが良いようだったので、枝の切りすぎには注意。もちろん綺麗な花ですから、棘にもご注意あれ。

ベルマン ベース 100mm 180mm 245mm

Bellman vase 245mm/SKRUF

アールトベース

Aaltoベース

Aalto vase 95mm

部屋の中に、花を群生させる技。

Aalto ベース95mm

ヨーロッパでは聖母マリアの花とされているスズラン。『君影草』なんて、乙女な別名もある。葉っぱの中からそっと覗く釣鐘状の花は、まさに“キミヲオモフ”、誰が考えたのか、うまいことを言う。甘い香りもほのかに漂い、このはかなさ、健気さ、人間ながら見習いたくなるレベルだ。フランスでは、5月1日のスズランを送りあうと幸せになれる、なんていう言い伝えがあって、この季節になると街角にスズランがあふれるらしい。まったく、パリはどこまでも洒落ている。そんな、愛に満ちたスズランだけど、実は毒があるというのもなんだか皮肉な話。それも結構強めらしいから、取り扱いの際にはご注意を。間違っても、花、茎、葉っぱなんかを食べたりしないように。触った後は、しっかりと手を洗うことをオススメする。

Flowers
  • スズラン

今回は鉢植えのもの(3鉢分)を使用。葉っぱを多め、間からちらっと花が頭を垂れる、このバランスが今回のポイント。95mmのものは、背も低いので、茎をまっすぐ立たせていけると、そこにみっちりとスズランが生えているようで、とても可愛らしい。

アールト ベース 95mm 120mm

Aalto vase 95mm/iittala

フローラ ボウル

Flora Bowl

Flora Bowl 250mm

薄く水を張ったボウルに、
花のカーテンを。

フローラ ボウル 250mm

ピンク色のつぼみが、なぜだか開くと真っ白な花びらに。実に謎めいているハゴロモジャスミンは、まさに羽衣のように、細やかで繊細な花が葉や茎の周りをまとっている。蔓性だから、動きが面白く、これだけで飾ってもいいし、他の花と一緒に飾っても絵になる。3大芳香の一つと言われるオリエンタルな雰囲気の甘い香りは、クレオパトラにも愛されたというから、私も毎日嗅いで、あやかりたいものだ。切り花としても多く出回っているけど、苗を鉢植えや地植えにすると、ものすごい勢いで増えるらしい。この花であふれた、甘い香りの漂う庭も見てみたい気がする。

Flowers
  • ハゴロモジャスミン

蔓の植物といったら、やはりFloraボウルとなる。一本の蔓が結構長いので、ボウルにくるくると巻きつけるように生けるとかなりのボリュームになる。白く咲く花をベースに、その上につぼみのピンクを持ってくるとポイントになって、いい雰囲気。水は少なめが綺麗に見える。

フローラ ボウル 250mm

Flora Bowl 250mm/iittala

Flora24cm

Floraベース24cm

Flora vase 24cm

明るいグリーンは、
爽やかな初夏とマッチング。

フローラベース 24cm

ライトグリーンの花と、葉っぱの少し濃いグリーンがとてもさわやかなビバーナムは、大き目のベースにざっくりと生けると、部屋の中が一気に明るくなる。他の花と一緒にアレンジメントにしてもいいし、これだけで飾っても、初夏という季節にピッタリの涼やかな空間が出来上がるから、何かと重宝。大切にしているバードやアートピース、壁に掛けている絵も引き立ててくれるから、普段目にしている風景がグリーンの力を借りて、ちょっとバージョンアップする。

Flowers
  • ビバーナム

葉っぱが多すぎると、重たい雰囲気になってしまうので、バランスを見ながら間引いて、すっきりさせると、明るい印象に。向かって左右で、花の高さを変えて、生けてみると少し面白い見え方に。なるべく枝の部分でいけるようにすると長持ちするということ。

フローラ ベース24cm

Flora vase 24cm/Holmegaard

Flora12cm

Floraベース12cm

Flora vase 12cm

余った花は、いつもここへ。

フローラベース 12cm

本番のベースに花を生ける時に、チョキンと切られた余分な部分は、そっとFloraの小さいベースに生けるようにしている。キッチン、洗面台、玄関、気軽にさりげなく飾れるのが気に入っている。

Flowers
  • ラナンキュラス
  • ハゴロモジャスミン
フローラ ベース12cm

Flora vase 12cm/Holmegaard

Ruutu vase/iittala

花瓶なんだけど花を飾らなくていいんじゃないの?ってヤツ。

イッタラの新しい花瓶Ruutu。うまく花を飾れる自信もなくて、長いこと手を出せないでいた。ここまでならば無理に花を飾らなくてもいいんじゃないか。置くだけ、それだけで十分じゃないか。たまには、こういう事もある。色の選び方と濃淡がとても素晴らしく重なりが美しい。そしてテーブルに映り込む色の付いた影も激しく美しい。日中も綺麗なのだけれど夕暮れ時の雰囲気は何より最高だ。

Ruutu vase/iittala

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