ナウ!
twittertwitter掲示板メルマガシャチョブロナウ
Arabia (アラビア) / Moomin (ムーミン) 2019 ウィンターマグ

Arabia / Moomin 2019 ウィンターマグ

アラビアムーミンウィンターマグ2019
「Crown snow-load」

今年もムーミン冬マグの季節がやってきました! 1年の締めくくり、自分へのご褒美としてコレクションに加えるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。アラビア×ムーミンのウィンターマグは、2006年から毎年、その冬季だけの柄で限定販売されてきました。4年ごとに変わるテーマカラーは2006~2009年が濃紺、2010~2013年は水色、2014~2017年はグレー(モノトーンに差し色)。2018年の「ライトスノーフォール(Light snowfall)」はブルーグレーのベースカラーに白抜きで雪とムーミントロールが描かれるという今までにないパターンが大人気でした。

さて、今年2019年はどうなったかというと……ご覧のとおり、白地に細かな線画でトーベ・ヤンソンの原画が丁寧に再現され、ピンクとブルー、控えめなオレンジが差し色になっています。テイストとしては、2018年を踏襲するのではなく、2017年に戻った感じ。とはいえ、二番煎じではなく、ムーミンマグの人気パターンの再来!とも言えそう。繊細な原画に絶妙なピンクは、大人気だった伝説の「ナイトセーリング(Night Sailing)」「ムーミンズディ(Moomin's Day Mug 2018)」も連想させます。

では、今年の「クラウンスノーロード(Crown snow-load)」に使われているのがどんな場面なのか見ていきましょう。今回もまた、小説『ムーミン谷の冬』の挿絵がいくつか組み合わせられています。冬眠から目覚めてしまったムーミントロールが思いきって外の世界に一歩踏み出し、真っ白な樹氷を見上げる場面。この、木に積もった雪がクラウンスノーロード(Crown snow-load)、樹冠積雪という現象です。雪は風に飛ばされたり、木の持つ熱で溶けたり、雪が重すぎれば枝が折れたり、滑り落ちたりして、このような形になるには一定の条件が必要。フィンランドの冬を象徴するようなひとつの姿を、トーベ・ヤンソンが巧みに描いた絵がマグの中央に配置されています。反対側には、ミムラねえさんとぬくぬくと眠っていたところを、おっちょこちょいな子りすに起こされてしまったリトルミイ。子りすが洞穴を覗く挿絵には実はミイの姿はなく、ちょこんと座るミイは『ムーミン谷の冬』のもっと後の場面から描き加えられました(春が近づいて海の氷が割れ始め、氷上にいたミイを助けようとしたムーミントロールが海に落ちてしまったのに、ミイは氷の上に座って見物しているという)。ムーミントロールの後ろにいるのは、小さなはい虫。原画ではふたり並んで、ヘムレンさんが寒中水泳している様子を眺めているキャラクターです。サロメちゃんかもしれないし、大勢のはい虫のうちのひとりかもしれません。ピンク色で表現された地面のような箇所には、岩の上に設置された航路標識があり、そこが大地ではなく凍りついた海であることがわかります。空にかかっているのは、雪景色を明るく照らす満月ですが、冬の控えめな太陽のようにも見えますね。2018年は表裏が同じ絵の反転でしたが、2019年は片側にムーミントロール、反対側にリトルミイ、そしてふたつの絵をつなぐかのように、雪の上に残された足跡が点々とマグ全体を横切っています。

Arabia (アラビア) / Moomin (ムーミン) 2019 ウィンターマグ Arabia (アラビア) / Moomin (ムーミン) 2019 ウィンターマグ

ここで、アラビアムーミンウィンターマグの歴史と、
マグに使われている絵のストーリーについて、
ざっとおさらいしてみましょう。

  • 1997-2002

    Christmas greeting
    1997-2002

    2006年から毎年リリースされるようになったウィンターマグですが、最初に出たのは「クリスマスグリーティング(Christmas greeting)」。1997年から2002年にわたって販売されました。スノークメイデン(スノークのおじょうさん。ノンノン、フローレンと同一キャラクター)とソリに乗るミムラねえさんの部分はコミックス『やっかいな冬』の一場面です。

  • 2000

    Milennium
    1999-2000

    2000年問題などで盛り上がった世紀の変わり目、1999年から2000年にだけ販売された「ミレニアム(Milennium)」は冬とは無関係のコミックス『ムーミン、海へいく』や絵本『さびしがりやのクニット』の絵に2000年の旗や冬景色が描き加えられています。

  • 2004_2005

    Christmas mug
    2004-2005

    2004年と2005年の2年は薄めのブルーとどーんと描かれたツリーが人気だった「クリスマスツリー(Christmas mug)」。降りしきる雪にむかって両手を広げるムーミントロールの絵は小説『ムーミン谷の冬』から。ツリーはユニセフのチャリティーポストカード、プレゼントを持ったフィリフヨンカ、ムーミンパパとムーミンママはソングブックの絵をアレンジしたものですが、正体不明のクリスマスさんに振りまわされる短編小説「もみの木」のストーリーに沿って絵柄が組み合わせられています。

  • 2006

    Winter night
    2006

    2007

    Snow Lantern
    2007

    ウィンターマグが恒例となった2006年の「ウィンターナイト(Winter night)」と、2007年の「スノーランタン(Snow Lantern)」は『ムーミン谷の冬』の名場面を散りばめたもの。ひとり冬眠から目覚めて心細い思いをしていたムーミンが雪玉ランプの前でトゥーティッキと語り合う場面、寒中水泳をする冬のヘムレンさん、氷姫に見つめられて凍ってしまった子りすを弔うムーミントロールたちなどなど。

  • 2008

    Winter Bonfire
    2008

    2009

    Christmas Surprise
    2009

    続く2008年の「ボンファイア(Winter Bonfire)」と2009年の「クリスマスサプライズ(Christmas Surprise)」までの4つはベースの色が濃紺のグループですが、「ボンファイア」はコミックス『やっかいな冬』の絵が使われていて、前の2つとは雰囲気が違います。
    「クリスマスサプライズ」は、包みを持ったムーミントロールが雪のなかに飛び下りる絵はコミックス『おかしなお客さん』、ホルンを持ったヘムレンさんとミイは『ムーミン谷の冬』と、コミックスと小説の絵が違和感なく組み合わせられています。

  • 2010

    Skiing Competition
    2010

    2011

    Winter games
    2011

    2012

    Winter Forest
    2012

    2013

    Under the tree
    2013

    2010年の「スキーコンペティション(Skiing Competition)」、薄いブルーを基調にコミックスの絵をメインにしたマグが4つ続きます。2010年と2011年の「ウィンターゲーム(Winter games)」に使われているコミックス『やっかいな冬』は、冬眠をやめたムーミン一家がスポーツ協会のブリスクさん指導のもとウィンタースポーツに挑戦するお話。ミムラとスノークメイデンはきびきびしたブリスクに熱をあげ、ムーミントロールはしかめっつら。
    コミックスのストーリーに沿ってマグを並べ替えると、2014年(後述)→2011年→2010年→1997-2002年→2008年の順になります(ひとつのマグに複数のシーンが使われているため、多少前後する部分もありますがご容赦ください)。
    2012年の「ウィンターフォレスト(Winter Forest)」と2013年の「アンダーザツリー(Under the tree)」はまた少し絵柄の趣が変わって、フィンランド外務省からの依頼でトーベが描きおろした「サンタクロースの手紙」のトナカイの絵、コミックス執筆を姉のトーベから引き継いだラルス・ヤンソンによる『Moomin and Aunt Jane』など、あまりなじみのない絵が使われ、アニメのイメージに近いような親しみやすい雰囲気でした。

  • 2014

    Skiing with Mr.Brisk
    2014

    2015

    Hibernation
    2015

    2016

    Snowhorse
    2016

    2017

    Spring winter
    2017

    2014年からの4年間はグレー(モノトーン+差し色)のグループ。2014年の「ミスターブリスクとスキー(Skiing with Mr.Brisk)」にはコミックス『やっかいな冬』が再登場。ただし、白をベースにグレーの細かい線で冬の風景が描写され、以前のマグと比べると大人っぽく感じられます。 その大人な雰囲気に、小説『ムーミン谷の冬』の絵を乗せ、ウィンターマグの魅力を再認識させてくれたのが2015年「冬眠(Hibernation)」、2016年「スノーホース(Snowhorse)」、2017年「Spring winter」 。マグに登場するのは、ぐっすりと眠って起きてくれないムーミンママとムーミンパパの横にひとり佇むムーミントロール、シャンデリアの上のご先祖さま、トゥーティッキが作った雪のうまとムーミントロール、犬のめそめそに話しかけるスキーの得意な冬のヘムレンさん。そして、ソリに見立てた銀のおぼんで滑るリトルミイと、ミイにぶつかられて雪をかぶってしまったムーミントロール、春の太陽を背にムーミン谷へと戻ってくるスナフキンです。

  • 2018

    Light snowfall
    2018

    ウィンターマグでは唯一、表と裏が同じ絵の反転パターン。『ムーミン谷の冬』の後半、生まれて初めて空から降ってくる雪を見たムーミントロールが、両手を広げて空を見上げている場面が使われています。白黒スクラッチ画法の挿絵をブルーグレーにアレンジ、水あび小屋のステンドグラスの赤がアクセントになっています。

これまでのウィンターマグをざっくりと『ムーミン谷の冬』のストーリー順に並べると、目を覚ましたムーミントロールが冬眠中のムーミンママたちを見つめている2015年「冬眠(Hibernation)」→生まれて初めて冬を知ったムーミントロールとリトルミイを描いた2019年「クラウンスノーロード(Crown snow-load)」→2007年「スノーランタン(Snow Lantern)」でトゥーティッキ(おしゃまさん)と出会い→2016年「スノーホース(Snowhorse)」でトゥーティッキ(おしゃまさん)が作った雪のうまや氷姫の存在を知り→2018年「ライトスノーフォール(Light snowfall)」で冬というのも悪くないなと気づき、2017年「スプリングウィンター(Spring winter)」で春が来てスナフキンが旅から帰ってくる、という流れです。

2019年を振り返ると、定番マグに仲間入りしたのはニンニと、新しくなったムーミントロール。世界的な注目を集めたのは、埼玉県飯能市にオープンしたムーミンバレーパーク限定の「ムーミンバレーパーク限定マグ by ARABIA」でした。これはパーク限定ですからスコープでの取り扱いはありませんが、よく似た雰囲気のサマーマグ「イブニングスイム(Evening swim)」は真夏以外も使いやすいナイスな一品でした。実は我が家では11月現在、まだサマーマグ「イブニングスイム」と「ムーミンバレーパーク限定マグ」をセットで使っています。2019年「クラウンスノーロード(Crown snow-load)」は一昨年2017年の「スプリングウィンター(Spring winter)」と組み合わせて使う予定。とっくにウィンターマグに入れ替えの時期ではあるのですが、最近のシーズンマグは季節感が強すぎないので、朝はサマーマグ、夜はウィンターマグなんて使い方も楽しめそうです。繊細で優しい色づかいの「クラウンスノーロード(Crown snow-load)」は、季節のお菓子やスノーボールクッキー、ジンジャーブレッドなどと合わせて、冬のリラックスタイムにぴったり。グロッギ(ホットワイン)用にもよさそうですね。

text:萩原まみ(ライター)

Arabia (アラビア)
Kaj Franck (カイ・フランク)
Tove Slotte (トーベ・スロッテ)
Tove Jansson (トーベ・ヤンソン)

商品スペック

材質 磁器
寸法 約φ80×W110×H80mm / 260g
300ml(容量はメーカー表記です。実容量は、約280mlになります。)
生産 Made in Thailand
備考

パッケージはありません

オーブン
(直火不可)
フリーザー 電子レンジ 食器洗浄器

購入前に確認ください

  • 陶磁器製品に共通して見られますが、小さな黒点やピンホール、多少のがたつきはどれにもあり、良品としています。

説明書ダウンロード

Moomin 2019 ウィンターマグ

  • クラウンスノーロード
  • クラウンスノーロード¥4,400(税込)