

Artek / A808 フロアライト
ブラスの魅力
&組み立てのこと
1955年にアルヴァ・アアルトが設計した国立年金会館に採用され、その後にアルテックのコレクションに加わりましたフロアライトA808。シェードはホワイトとブラスの2色展開ですが、スコープではブラスのみを取り扱います。円形の金属製シェードが下向に層状となる構造により、強い光を拡散して温かみのある光を放つように考えられています。フロアライトA805やA811のように、いくつもの金属パーツを組みあげて形作られたシェードではなく、一体成型で滑らかなラインをしていますので、これだけ少し雰囲気が異なります。黒革で覆われたスタンド、真鍮パーツ、そしてゴールドの塊のようなブラスシェードのコントラストは、まるで彫刻のような佇まいで、実に立派な雰囲気を部屋に醸します。基本的に下方向しか照らさない照明ですが、最上部の蓋のようなパーツは回転させて取り付ける仕組みになっていますので、そこを少し浮かせましたら隙間から光が漏れて陰影表情に富みます。ただ、その隙間が均等にならないので(つまり斜めになる)、個人的には隙間を作らず完全に閉め切って使った方が綺麗だと思っています。そうして完全に閉め切りますと蓋の底とシェードが擦れ、シェードに円形の傷が付くのですが、それでも閉め切った方がいいというのが僕の考えです。そこはご自身の好みで判断してください。加えてシェードの最下部にホワイトに塗装された金属リングを取り付けなくてはいけないのですが、これが内部のソケット部分との兼ね合いから知恵の輪のようにうまく通さないと取付できず、ちょっとした関門となります。金属パーツを狭い場所に通したり傾けたりしながら、各々工夫して何とか乗り越えましょう。やってみるとわかりますがナカナカ難しいので、シェード内側に多少の傷が付くのは仕方ないです。とはいえ、最初の1度だけのことですから。金属リングを布で巻いてから取付作業をしますと、シェード内側を傷つけずに済むかも?


実際の生活にあるA808
ラウンジチェアと読書灯
長らくデスク近くにおいて使っていたのですが、デスクライトとして使うには贅沢過ぎる気もしたので、シエスタラウンジチェアの横に置いて読書灯にしました。そもそも、そこにはビンテージのA808が置いてあったのですけれど、それは断線していて点灯したことがありません。雰囲気作りの飾りのようなことになっていましたから、現行品に置き換えました。やはりシエスタラウンジチェアのような優雅な椅子の横には、このゴールドに光輝くA808が似合います。最高の組合せだと思っています。そして、ビンテージと差し替えましても見劣りすることはありませんでした。ビンテージと現行品にそこまで強烈な差異を感じないというのがこのフロアライトの良さでもあると思っています。昔の方が圧倒的に良かったという感覚を抱く物が多いのですが、これにはそこまでの差を感じないのです。だから無理してビンテージに手を出さなくとも、実生活にある様、雰囲気にはそこまでの差異を感じないので、僕は現行品でいいと思っています。綺麗ですし、プラグは日本仕様だし、綺麗に灯りますし、満足しかないですし。そして点灯時には下から見上げた姿が美しい照明なんだという発見もあります。とても気に入った配置と使い心地です。そして、リモコンや音声でスイッチをオンオフするより、紐を引っ張って消す、紐を引っ張って点けるという動作はイイもんだなってことが沁みています。照明から垂れた紐ってのはイイもんです。
- Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)
商品スペック
材質 |
本体: スチール ブラック革張り、真鍮 シェード: 真鍮 コード: ブラック |
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寸法 |
W400×H1630mm / シェード:φ310mm / コード長:約2200mm / 約10kg![]() |
生産 | Made in Finland |
備考 | 電球:E26 定格消費電力:白熱電球 60W / LED電球 7.3W 電球付属 |
組み立て必要 5~15分 |
他商品と同時注文の場合、家具と同時発送となるため時間がかかります。お急ぎの場合は別々にご注文ください
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大型商品です
梱包サイズ:W1790×D370×H480mm
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Artek A808 フロアライト


※ 以下は販売終了した商品のため、入荷の予定はございません。