[販売終了] iittala / Birds by Toikka Dove グリーン

ペッカシーニ
からのドーヴ

オイバトイッカのデザインしたバードの取扱を始める前に、僕はヴィンテージを集めに集めました。そうしますと初期のバードでいいましたらシエッポだとかソングトラッシュ、イーグルオウル、キーックリ、近年のバードでいいましたらサマーフィンチ、イブニングバード、シエッパリ、レッパイネン、そんな独特フォルムのバードが目を惹き、気を惹いてきます。けれど、超シンプルなペッカシーニというバード、これはそんな独特フォルムなバードに並んで輝いて見えるのです。初めて手にしてから既に10年以上経過していますが、飽きもしないし、興味も失せてない、僕の中で色褪せてもこない。本当にいいバードなんだな。

ヌータヤルヴィガラス工場200周年記念のPekkasiiniグリーン(1993-1994)、その後に発売されたPekkasiiniブラウン（1994-1996）どちらも素晴らしい。透明色ガラスがラスターで飾られたペッカシーニ、シンプルだからこそ色ガラスの綺麗さが際立ちます。いいバードだと思うのですが、たくさん作られていたからか、人気がないからか、ヴィンテージバードにしては価格も手頃、比較的見つけやすい。今はもう状況変わっているかもしれませんが、もし興味あれば探してみてください。

って、妙な方向へ話は進みましたが本題、今回のバードについて。2019年秋冬のイッタラショップ限定バードとして、ペッカシーニコッパーが生産されると聞きましたら、仕入れたくなるのは当然です。で、リクエストしましたらイッタラショップ限定ということで許可されなかったのですが、代替案として「USとクロームグリーンのバード Dove green をシェアしませんか？」という話がきました。そこからの今回です。スコープ分としては200羽作ってもらいましたが限定生産というわけでもありませんから、シリアルはなく、刻印も普通に「 O.Toikka IITTALA 」です。ラスターで装飾されたグリーンのボディにクリアヘッド、サイズも同じなんだから、これはペッカシーニ構成でして、つまり僕の好きな構成ですから、名前がPekkasiiniであってもDoveであっても同じこと。なんの問題もなく好みのバードが届いて良かったという話です。

冬瓜と西瓜

DoveグリーンはヴィンテージのPekkasiiniグリーンと比べましたらグリーンの色が薄くて明るいです。胴も少し短いように思うのは僕が持っていたヴィンテージの個体が胴長だったのかもしれません。スペックとして記載されているサイズはPekkasiiniもDoveも同じですから。ヴィンテージのペッカシーニグリーンを冬瓜としましたら、今回のドーヴグリーンは西瓜のようなといいましょうか。昔々のペッカシーニグリーンをイメージしていますと、少々重みに欠けるので昔の方がよかったとなります。実際届いて眺めていましても、昔の方が良かったと思っていたのですが、室内に飾りまして長らく眺めていますと、アルテックのバーチやホワイト、01’のシナやヒノキとの相性良く、これはこれでいいじゃない！という風に見えてきます。そして改めまして「これもいいんじゃないのか」のオイバ的思考が蘇るわけです。明るく綺麗なバード、光を透過するガラスの綺麗さというのイイナ、素晴らしいナと改めまして。このバードは春や夏がよく似合いそうですね。サイズも中堅どころで飾り易くて存在感あり。ナイスイカバード！

ブランド

iittala

デザイン

Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)