Flora Bowl 80mm 〈Vintage〉
color : Amethyst
design : Oiva Toikka

あーしまったー… 買いそびれた…。

文:スタッフ 成戸

フローラが生産終了になると知って、これは買っておかないと、と思っていたのに、うっかりしていて気づいた時には既に時遅し。激しく後悔しました。それ以来、フローラのことはずっと気になっていて、ビンテージショップやネットショップなどでチェックはするもののなかなか購入には至らず。
スコープで働くことになってからもずっとその思いは続いていて、シャチョウがいつか別注してくれないかなーと密かに期待していました。
いつも渋い返事だったのですが…

初めてのフィンランド出張の時にイッタラの工場の片隅にある、小さなビンテージショップではじめてのフローラを買いました。それは小さな80mmボウルでしたが、自然光と室内灯の灯りの違いで、ピンクからグレーに色が変化するアメジスト。 こんな色もあったんだ!と大変なお宝を発見をしたような興奮と、ずっとひたすらの片思いがやっと通じたようなそんな思いで、初めてのフローラを手にしました。そんな思い出深いフローラは割るのが怖くて使えません…。食器棚の一番目立つところに飾って、時々手に取りうっとり眺めています。

後にそのフローラの生みの親、オイバ先生にもお会いすることができました。オイバさんがいるとそこがパッと明るくなってみんな笑顔になる、フローラの魅力は、オイバさんの魅力そのものでした。とぼけたような冗談を言って皆を笑わせる、そんなチャーミングなオイバさんだから、私たちの心を和ませてくれるような可愛らしいものが作れるんですね。
遂に決まったスコープのフローラ別注の話。これで毎日の生活でもフローラがたくさん使えるな、と今からワクワクしています。


Flora〈Vintage〉
Tumbler 23cl / Bowl 80mm
color : Clear, Violet, Amethyst
design : Oiva Toikka

無意識に、すぐに
片付けてしまうもの。

文:秘書課 玉木

「この花模様の器、特別なんだよね。」遊びに来ていた友人が少し笑いながら言いました。「いつもすぐ洗って拭いて片付けてるから、よっぽど大事なんだろうな、ってずっと思ってた。」と付け加えながら。

フローラが私の中で盛り上がったきっかけは廃番直前に滑り込みで入手した19cmボウル。愛らしい柄のすとんとしたガラスボウルにとても惹きつけられ、使おうとするものの、もう手に入らないと思うと、眺めるばかり。手にとっても、また箱にしまい、を繰り返し普段使いにはなかなかできないまま。

持っているからには使いたい、でも割れたらと思うと、使うのが怖い。小さいサイズならもっと使うかも、といろいろ探したのですが、もう見つけることはできませんでした。

その後少しずつ集めたビンテージのもの。小さいサイズのボウルは、なるべく使うようにして、でも、やっぱり出しっぱなしだと、どきどきして気持ちが落ち着かなくて、無意識に下げて洗って片付けていたことを友人はいつも面白く見ていたようです。

小さいボウルで何かを出したときの、可愛いね、素敵だね、という友人の反応を同じ気持ちを共有しているようで、とても嬉しく思っていたのですが、本当は気忙しい思いをさせていたのかな、と恥ずかしくなりました。

数年をかけてやっと実現した今回の復刻。今持っているものをこれからもずっと大切に使っていくことに変わりはないのですが、一緒に楽しい時間を過ごせるものが増えることが嬉しくて心待ちにしています。


Flora Vase〈Vintage〉
color : Clear
design : Oiva Toikka

可能性0%からの...!

文:スタッフ 酒井

私が入社した4年程前の話。
当時のスコープはパラティッシオーバルプレートの復刻で、出荷場も忙しい日々。手伝いに来てくれたシャチョウがダンボールを運びながら、
「次は何を復刻したら嬉しい?」
なんて冗談まじりに、私達に聞いた事を思い出します。

いろんな意見が出る中で、
フローラが欲しい!と
リクエストしたスタッフ。

「フローラ、フローラねぇ。
 それは無理なんだよなぁ。
 フローラだけは可能性0%!」

今思い出しても、シャチョウにして珍しい無理発言。よっぽどの理由があるんだなと感じ、それ以来、私の頭の中では、
「フローラ=復刻0%アイテム」
と、強く刻まれました。

知った時には販売されていなかった
この巡り合わせにバカバカ。欲しい気持ちが年々募っていきました。

それから4年。
可能性0%からの、
まさかの、復刻!
普通に買える、フローラ!

無理をどうやって可能にできたかを
私達に語る暇などないシャチョウですが、事実、可能にしてしまいました。それから私の中でのフローラは、不可能はないという、ちょっとした「希望」の象徴となっています。

今日は、初めてのフィンランド出張で出会ったビンテージのベースに、フローラに一番似合う花だとオイバさんご本人がおっしゃっていたライラックの花を活けてみました。


Flora Bowl 150mm 〈Vintage〉
color : Clear
design : Oiva Toikka

見るだけね、じゃなくなったフローラ。

文:スタッフ 福井

クリスマスに、おやつをマリボウルに用意した事がきっかけで、普段からお菓子ストックを用意しておくことに。
その後、容量があるビンテージのフローラ ボウルを使うようになりました。

初めて知った時には廃番が分かっていて、付加価値も急上昇していたフローラ。私の中では、手にしたその時から、割れたらショックのナンバーワン。
ちょっとほのぼのした花柄のガラスは、食器棚の中でずっと食器ではない宝物の存在でした。

でも思いきって使い始めてみて、陽の当たる場所に、色とりどりのお菓子が入っている姿は、キラキラキラ。目にするたび嬉しくなって、宝物レベルがさらに上がっています。

娘の方も「これは見るだけね。」とずっと言われて触ってみたかった器。
“お母さんの大事”に、自分のお菓子が用意されていることで、一気に特別なものになったようです。

幼い頃、渋めの民芸品に入っていたおやつの記憶。
この子はそれがフローラになるのかな?
それなら、出し惜しみしないで使っていこうかと今は思っています。