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iittala /  Pampula Vase

2019年9月発売(限定180個)
Pampula vase 130mm Oiva D型

豊富なPOMPOMのラインナップにあって、特別シンプルなんだけど、4つ玉すべての色が違うという、見た目以上に手間のかかる、ナカナカ面倒な作品。地味な割に値段が高いというバランスになるのは必然だから、これは人気にならないだろうなぁと試作している時から思い続けていました、オイバ先生、すみません。けれども、これはオイバの指示通り、不思議と要望も一切伝えずに完成し、販売に至っています。そして長らくずっと傍に置いて眺めていましたら、ポムポムの派手やかさというのが、一部に凝縮された形というのも綺麗なもんだなぁと、改めて感じるのです。この良さに気づくには時間がかかるようでして、他にない強弱の綺麗さを、このポムポムから感じています。キーックリなんかを作っていて思うのですが、全てが派手で明るい配色であるより、尾であったり、口ばしであったり、一部に派手やかな色を用いるというのは、素敵に見えるものです。全てを平坦に装飾するのではなく、一つの装飾にグッと価値を詰め込む。そんな少し玄人好みといいますか、ポムポムやバード様々見てきました先に、これがいいんだよって思える1つ、そんなポムポムなのかもしれないです。眺めれば眺めるほどによく見えてくる、グッと詰まった4色の玉が最高に綺麗です。そこまで大きくもなく、そこまで小さくもなく、飾りやすいから、いつも身近にあって、眺め続けることのできる作品だからこそ、そう思えるのかもしれない。クリアガラスにパウダーのレッドをたっぷり掛けたボディーなので、赤いガラスがボディの表面を覆っています。ですから、裏面のポンテ痕といった、削ったり研磨した部分はクリアになります。また、シンプルな作品ではありますが、色の違う丸い球を4つ作り、それをバランスよく付けていくのは大変難しい作業です。試作中、1つづつ付けていくのではなく、まず2つの玉を合体させてから、本体へ取り付ける方法が生まれました。これで各段にバランスよく装飾を取り付けることができるようになり、また2つの玉をくっつける時にお互いのサイズを見比べることができるから、あまりにサイズが違えば作り直すことになります。つまりサイズバランスも良くなりました。ほんのチョットした事なのですが、大きく物の完成度を上げてくれています。こういったシンプルなポムポムであれば、本体と装飾物のバランスもそんな難しくもないだろうと思うかもしれないんですけど、それがまた難しいのですよ。案外苦労しています。これに限った話ではありませんが。ちょっとした違いで全く別物になってしまいますので。この130mmレッドを手にされた方は、近くに置いて日々眺めてみてください。そしてたまには手にして光にかざしてみてください。きっと、じわじわ好きになってしまうと思いますから。 2019年9月 シャチョウ@スコープ

Pampula vase
130mm / red
(Oiva D)

個体写真一覧

290mm green(oiva A)

iittala / Pampula Vase

オイバ・トイッカ
POMPOMの魅力

オイバ・トイッカのガラス作品に興味を持った最初の第一歩はバードだった。その前にはフローラやフルッタ、ムクラといったガラス食器を好きになり、それらを日々愛用するといったステップはしっかりと踏んでる。この経路が王道で常道なのだと思う。オイバのデザインした物を使い、オイバのデザインしたバードを飾って生活していると、段々とオイバのアートピースに惹かれるようになっていく。そうした先に生まれた、僕にとってのオイバ・トイッカ アートピース三大作品というのが、Lollipop(1969)、Bambu(1966)、Pompom vase(1968)であり、このアートピースが僕の欲しい物の頂点に君臨し続けている。最近はそこにMonster(1966)が加わり四天王の様相。その次にPuteli(1975-1977)、初期Kiikkuri(1975-1978)、全面研磨Night(1992)が続く。あくまでも僕の趣味の話だ。そして1960年代のオイバのアートピース群ってのが、まぁ、買えない。猛烈に探し続けているが出てこない。1度だけ古いPompomを買うチャンスがあったのだけれど、金額に腰が引けてスルーしてしまった。それを長らく悔やみ続けている。1960年代のアートピース、今買えば100万は超えてくる。Pompom vaseに関してはその倍、更に倍!みたいな天井知らずな印象だ。それでも、惹かれてるから、出物があれば買っちゃうな。オイバ的造形、オイバ的配色、そんなガラスオブジェは最高だ。特にPompom vaseは植物をイメージして形作られていながら、それがよくわからない塩梅というのが、僕のツボを押しまくる。ポムポムの装飾は葉であり、実である。そして大きな作品になればなるほど、葉も実もよく育ってより大きくなる。平らな装飾は、葉だからグリーンが多い。そんなPompom vaseだって1968年、その場にいれば買うことができた。そこに僕はいたかった。でも、そんな事は叶わないから、今、それを実現してやろうと、こんな巨大な企画を組んでしまった。様々なオイバのアートピース、買えない物を、昔みたいに買える瞬間を作ってしまおう!オイバ・トイッカと作ったPompom vase19種類。いつか先の日に生きる人が過去を振り返り、今のこの日にいられたことを羨ましいと思うような、そんな企画を真剣に目指して。企画当初は、ここまでのコレクションになるとは思って無かったから心底嬉しい。オイバとイッタラの面々に感謝。皆さんに気に入って貰えるといいんだけど、あとはそこだ。

130mm / red(Oiva D)

そんな簡単じゃない

過去作の要素を組み合わせ、自分が好きな方向とアイデアをオイバに見せる。その土台となる試作を作らなくてはいけないんです。オイバからはまずアイデアを出せ、色はどうする?これを求められるから。何かを見せないと始まらない。皆さん、簡単にできると思うでしょ。スタッフもみんな簡単にできると思ってそうだし、実際やればいいのを作る自信あるっていうんです。僕も最初はそう思ってました。でも、これが全然うまくいかないものなんです。実際にやってみるとお先真っ暗、ちょっとしたバランスの違い、間違った色の組み合わせで別物になってしまう。恐ろしい程に別物になってしまう。ガラスも厚さで明るさが異なるし、色ガラスはクリアを被せるのか?装飾の形はどうする?脚部分の長さと太さは?それぞれの形、サイズを全て決めないといけない。でもって、そのバランスが狂うと、不思議なぐらいオイバのPompomでなくなってしまう。更に色の組み合わせが難しい。本を見て過去作を参考にしても、昔と同じ色ガラスが全て使えるわけじゃないから、更にハードルが上がる。何度やってもうまくいかないので、色合わせは土台作りの前に基礎をオイバにレクチャーしてもらい、形については過去作の写真を実測し、その比率をベースに紙粘土で形作る事で、なんとか乗り切った。で、完成したのがこのコレクション!じゃない。その土台となる試作。それをオイバが見て修正とアイデアを加えるから、修正案に従い試作する。その先に完成。数えてみると、2年間で7回フィンランドへ通っていた。

バリエーションの意図

なぜこんなに多くのバリエーションがあるのか?3つ4つ作る予定だったところ、ふと閃いた。それぞれの生産数は最小にしてバリエーションを最大にしたらどうだろうか。スコープ別注物をコンプリート、またはそれに近いレベルで収集してくれてる人がいる。スタッフにも何人かいる。本当に嬉しい事なんだけれど、コンプリートを目指すと、いつか集めることに疲れ、もう全て手放そうといった極端は結果になってしまうような気がしてならない。特に惹かれる物だけ集めた方がいい結果になると思うし、買わなかったことを後悔するような物があった方がいい。そうすれば、人それぞれ個性ある集積となり、いいコレクションになる。で、ポムポムを3種各300~500個作るのではなくて、最低ロットで作り、バリエーションを限界まで増やしてみよう!と思いついたのだ。コンプリートが無理な程のバリエーションを作る。それで僕は8型、計10種のコレクションを組んだ。それらはどれも過去の名作をベースにした僕好みのPompom群、そこにオイバが色替え、装飾変更を加え完成へと進むわけですが、ここに更に大きな波がやってくるのです。

更に倍 by Oiva Toikka

ある日、イッタラ工場へ試作をしにいくと、工場の人達が、僕が狂ったんじゃないか?と噂している。その理由は、その日に試作する内容がぶっ飛んでいたからだった。Pompom vaseの装飾パーツを全て色違いにしちゃうという内容だった。例えばPompom vaseにある4ツ玉装飾。これを1色で作ると2工程で完成する。でも全て色を替えると4工程になる。色数を増やせば増やすほど工程が増え、失敗も増え、作業時間も伸びるから割れる確率も高くなる。もちろん工程は純粋に倍増、それら全て値段に影響する。こんな事をしたら、とてつもなく高い物になってしまう。そんなプランが工場に渡されていた。もちろん、それは僕のアイデアではなく、僕が最初に組み上げた8型に対して、オイバが新バージョンを考えていたのだ。結果、僕好みの8形10種に加え、オイバが新たに8型8種を加え、計8型18種の壮大なバリエーションとなってしまった。更に、僕がやってみたいと言い続けていた切れ込みをいれたタイプも作ろうとなり、最終8型19種で落ち着く。僕が意図した以上のバリエーションになった。こんなに作ってどうすんの!?とはいえ、こんなコレクションを作る機会なんてもうないだろうから、いい事とする。オイバは今回、T型(オイバはテーと呼ぶ)装飾を新たに生み出し、カラフルな完全新作Pompom vase群に組み込んでいる。テーとカラフル超装飾は最新Pompom vaseの証なのです。

290mm green(oiva A)

石本先生の布と東屋の木箱

今回のPompom vaseを収納しておくための木箱は東屋製。布に包んで箱にいれると丁度よいサイズです。日本の古物を木箱に収めるような感覚で使って欲しい。またPompom vaseは全て、石本藤雄先生が新たにデザインしたテキスタイルで包んでます。オイバのガラスと石本先生の布、この組み合わせは僕にとっての最強タッグだから、やはり今回も、こうなりました。いつも協力してくれる石本先生に心より感謝。

iittala
Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)
Pampula Vase Schedule

《ポムポムの発売予定に関して》
2019年2月に 120mm oiva E型 の発売を3月に延期しましたため、それに伴い続く全てのポムポムの発売予定を遅らせています。

商品スペック

材質 無鉛ガラス
寸法 約W110×D80×H190mm / 930g
生産 Made in Finland
備考 刻印 : Oiva Toikka IITTALA SCOPE 2017 ***/180

購入前に確認ください

抽選方法について
以下よく読んで対策して下さい。

Pampula vaseの販売は予定数に達しても受注は締め切りません。販売個数に達しましても受注期間は注文を受け付けますので、サーバが重くなったとしても少し時間をおいてアクセスすれば、オーダーを完了する事ができます。なので慌てなくても大丈夫。受注期間をご確認の上、是非ご注文ください。

  • 受注締切:9月30日(月)午前9時まで
    抽選結果連絡:10月1日(火)
    当選者へ発送:10月2日(水)

続きまして今回の抽選方法を説明します。全オーダーをプリントアウト&シャッフル。その束の中から1枚のオーダーを引きます。まずはオーダーを抽選します。その抽選で選ばれたオーダーシートに記入されている番号の中に、まだ誰にも引き当たっていない、つまり空いている番号が含まれていれば当選。複数の番号が空いている場合は先に入力されている番号が引き当てられますから、好きな番号から順に入力した方が、より好みの物を入手できます。逆に、早く抽選で選ばれましても記入した番号が全て誰かの当選番号になっていればハズレ。そんな流れで番号が全て引き当たるまで、もしくは全ての人の抽選が終わるまで抽選を繰り返します。当選は運もありますけれど、選ぶ番号と選ぶ番号の数次第というのが、この抽選販売攻略のポイントです。希望番号を多く書けば当選し易くなりますし、全く誰も選びそうにない個体が含まれていれば、記入する番号が少なかったり、抽選で選ばれるのが遅くても当選する確率は跳ね上がります。逆に人気の番号が少しだけ書かれているというケースは、早くに抽選で選ばれましてもハズレてしまう可能性があります。ハズレた場合はオーダーキャンセルとなり、請求が発生することはありません。今回は数も多いので「上記番号が全て外れた場合、何でもOK」「何番と何番以外ならどれでもOK」「どれでもOK」コレはアリです。例を挙げるとこんな事、以下参照。

  • 抽選1位 / 杉本佐一 
    希望番号 3,2,1,4,5アタリ!当選番号3
  • 抽選2位 / 白石由竹 
    希望番号 3ハズレ・・・落選
  • 抽選3位 / 谷垣源次郎 
    希望番号 1,5,4アタリ!当選番号1
  • 抽選4位 / 牛山辰馬 
    希望番号 1,3,2,4,5アタリ!当選番号2
  • 抽選5位 / 尾形百之助 
    希望番号 3,1,2 全て外れたら何でもOKアタリ!4

チャンスは一度のみ!再抽選はありませんので、とにかくたくさんシリアルナンバーを書くこと、これが当選確率を上げる唯一の方法です。そして、今回の販売に関しては3つの注意点があります。

  • その1

    同梱不可。つまりPampula Vaseのみで必ずオーダー下さい。

  • その2

    オーエムケー対象外、オーエムケーは貰えません。

  • その3

    全アイテム抽選販売。オーダーは一世帯一回のみ有効。勿論、色違いではオーダー可。

  • 抽選販売に関するQ&Aをみる

iittala Pampula Vase

  • NO IMAGE
  • 130mm レッド¥143,000(税込)
  • 販売終了致しました