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Moomin 20Stories

story19

きれい好きな教育ママ?

フィリフヨンカ(Fillyjonk)
2004-2013

原作小説とコミックス&アニメでは性格がまったく違うフィリフヨンカ。

フィリフヨンカというのもムーミン同様、種族の名前です。
ヘムル族と並んでよく登場しますが、
たいていは几帳面な独身女性として描かれています。

男性のフィリフヨンカは『ムーミン谷の夏まつり』(講談社)に出てくる
舞台監督のフィリフヨンクさんという人物ぐらいでしょうか。

一方、コミックスとアニメに登場するフィヨンカ夫人は
3人の子持ちで躾けに厳しく、きれい好きな教育ママ。
夫(子供の父親)の存在は不明ですが、
マグにも描かれている子どもたちの上の2人は男の子のようです。

マグの正面のフィリフヨンカと子どもたちの絵は、
コミックス『ふしぎなごっこ遊び』(筑摩書房)のワンシーン。
ムーミンママというとしっかり者で完璧なハウスワイフという
イメージかもしれませんが、おおらかで、義務よりも楽しさを
優先させるタイプなので、完璧な隣人であるフィリフヨンカに
対抗心を燃やしたり、コンプレックスを抱いたり。
ムーミン一家の“いい人”ぶりが炸裂する、楽しいエピソードです。

裏側のちょっとセクシー(?)なポーズは『ムーミン谷の仲間たち』(講談社)
収録の短編『この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ』で、
絨毯を洗っているシーンです。
海でカーペットを洗うのはフィンランドの夏の風物詩。
ヘルシンキの海辺にも絨毯を洗うためのスペースが設けられています。
フィンランドの海は塩分が薄く、絨毯の色が長持ちするんだそうです。

暖かな色合いのフィリフヨンカマグは飲み物を選びません。
『ムーミン谷の11月』(講談社)で不在のムーミンママに代わって
台所の残り物を上手にやりくりするフィリフヨンカにちなんで、
胡麻きな粉豆乳を作ってみました。
中途半端に残りがちなきな粉と常備されていることの多いすり胡麻を
スプーン1~2杯、あれば豆乳、なければ牛乳に入れ、
蜂蜜かお砂糖でお好みの甘さに。
カルシウムやイソフラボンの効果でイライラした気持ちが治まって、
フィリフヨンカのように張り切って掃除がしたくなるかも!?

※フィリフヨンカマグは2013年に生産終了しました。

text:萩原まみ(too)