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Moomin 20Stories

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ムーミンパパは冒険家。

ムーミンパパ(Moominpappa in his thoughts)
1999-2013

釣り竿を片手に、裏面では頬杖をついて、思索にふけるムーミンパパ。

冒険家を自称し、『ムーミンパパの思い出』(講談社)では
「思い出の記」を執筆する作家でもあるムーミンパパのふたつの面が
とてもよく現れています。

「思い出の記」によれば
パパは赤ん坊の頃、捨て子ホームの前に捨てられ、
窮屈な子供時代を過ごします。
自由と冒険に憧れ、ホームから脱走。
そして、発明家のフレドリクソン、スナフキンの父のヨクサル、
スニフの父のロッドユールと共に大航海に乗り出すのです。

ムーミンママと知り合って、自分の手でムーミン屋敷を建てたパパ。
ムーミン谷に落ち着いてからも冒険心に駆り立てられて
ニョロニョロと旅に出たり、一家を連れて孤島に移住したり、
ちょっとはた迷惑な一面もあります。

そんなムーミンパパのモデルは作者トーベ・ヤンソンの父ビクトル。
ヘルシンキのエスプラナーディ公園の噴水にも作品が残っている
著名な彫刻家ですが、収入は不安定で、トーベの母のシグネが挿絵作家として
一家の生活を支えていたそうです。
1999年から現在も作られている「Moominpappa in his thoughts」は
家族でマグを揃えたとき、お父さんでも抵抗なく使えそうな
黒一色のクールなデザイン。
マグだけでなく同じ絵のプレート、ボウルも人気が高く、
いったんすべて廃盤になったプレートのなかで、なぜかパパだけが再登場。
日本のイッタラショップでも販売されています(2012年11月現在)。

何を入れてもさまになるマグですが、
お酒大好きなムーミンパパにちなんで、
クリスマス時期に飲まれるフィンランドのホットドリンク、
グロッギはいかがでしょう。
赤ワインかクランベリージュースに
シナモン、カルダモン、生姜、レーズン、アーモンドなどを入れて
鍋で温め、蜂蜜か砂糖でお好みの甘さに。
読書や物思いのお供にどうぞ。

text:萩原まみ(too)