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Moomin 20Stories

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ムーミンはカバじゃない。

ムーミン(Moomintroll on ice) 1999-2012

ムーミンはカバじゃなくて、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが
・・・・・てな説明はさすがにいまさら不要(と思いたい)ですが、
ざっくり基本的なことに触れておくと、原作者のトーベ・ヤンソンは
「ムーミンって何?」との問いに「存在するもの」と答えたそうです。
妖精よりはもっと身近な存在で、
悪さをしない妖怪に近いようなイメージでしょうか。

トーベ・ヤンソンが挿絵と文の両方を手がけた原作小説は全9作、
1945年の『小さなトロールと大きな洪水』から
1970年の『ムーミン谷の十一月』まで約26年に渡って執筆されました。

1954年、イギリスの新聞『イブニング・ニューズ』で
トーベと弟のラルスによるコミックス版の連載が始まり、
40カ国以上の新聞に掲載されて、人気が拡大していきました。
原作小説だけでは限りがあるため、アラビア社のムーミン食器の
絵の多くはコミックス版から採られています。
1969年と1972年、日本で二度、アニメーション化。ムーミンと聞くとつい
♪こっち向いて♪と歌ってしまう人は昭和ムーミン世代です。
1990年、『楽しいムーミン一家』として日本で三度目のアニメ化。
フィンランドを含む世界約100カ国で放映され、ブームを巻き起こしました。
1999年、アラビア社がムーミンマグのデザインを
大きく一新するにあたって最初に作られたのがムーミンパパ、ムーミンママ、
そしてこの「Moomintroll on ice」。
“ムーミン”というのは種族名なので、固有名詞としては
「ムーミントロール」が正式な名前。シリーズの主人公で元気な男の子です。

氷の上のムーミントロールの絵はコミックス『ムーミンパパとひみつ団』(筑摩書房)
収録の『やっかいな冬』から採られていますが、
原画ではシマシマの海パン着用。そう、その数コマ後の
海に飛び込んでいるシーンが2006年の夏限定マグ「The dive」です。
『やっかいな冬』の絵は冬限定マグにもたびたび登場しています。

後ろ姿のほうはというと、実は出典が突き止められていません。
なぜなら、コミックスの1コマ目はムーミンの丸くてかわいい
お尻から始まるのがお約束。似たようなカットが多数あるのです。

10年以上、定番中の定番として親しまれてきた
このムーミントロールのマグ、2012年に廃盤が発表されました。

色みは違うけど、フィンランドの国旗を連想させる白と青のみを使い、
ベースの白を氷に見立てたデザインは、シンプルで秀逸。
廃盤になったムーミン食器は一気に品薄になり、
プレミアがついてしまうので、今のうちにキープしておくことを
オススメします。(私も予備の予備の予備を買わねば!)

そんな「Moomintroll on ice」で飲みたいのはフィンランド人が大好きなコーヒー。
永遠に飽きることのない、定番中の定番の組み合わせです。

text:萩原まみ(too)