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長々書いたが、僕は今日酒が飲みたい。


大分前の話なんだけど、
ヘルシンキの街中を歩いていたら
3人の若い娘がウォッカらしきお酒の
ボトルを手に、廻し飲みしながら
楽しそうに歩いていた。とても自由で
僕にはそれが少し羨まくも見えたのだ
けれど、彼女達とすれ違う街の人々の
表情を見れば、それを好ましくないと
見ている人が多い事がわかった。


日本のゴールデンウィークに当たる
数日、フィンランドでは春を祝う
ヴァップというイベントがあり、
ヘルシンキが酔っ払いで溢れるから
その時は出張を外した方がいいと、
現地の知人が教えてくれた。
街中が酔っ払いで溢れる状況とは、
どんなものなのだろうと興味が湧く。
きっと、外で気分よくお酒を飲み
果てしなく酔っぱらい、そこにいた
みんなが笑っているのだろう。


日本でお酒を飲みながら歩いていたら
白い目で見られ、時には道行く人から
叱られるのではないだろうか。でも
花見となると皆でどんちゃん騒ぎ。
フラフラと泥酔した大人の大行進と、
とんでもないことになっている。


ヘルシンキとの違いは娘かおじさん。
スコープ最寄り駅から名古屋へ向かう
電車の中で、おじさんがバッグから
ワインボトルをとり出し一口飲んで
バッグへしまった。それを何度も
繰り返していた。電車でワインを
ボトル飲みする!新しく新鮮だった。
その近くで缶ビールを手に騒いでいた
男性数名が、そのボトルワインを
飲んでいる人は常識がないと話題に
していたけれども、そういう男性の
一人は靴を脱いで脚を前の座席に
投げ出していたから、僕にとっては
常識がないと言ってる男性の方が
非常識なようにも見えた。


そういえば昔、映画を見に行くと
斜め後ろのおじさんが靴を脱いで
僕の横席に脚を投げ出してきた事を
今でもたまに思い出す。
かなり臭かったから、やめてくれと
注意をしたのだけれど、あれは
迷惑していたのだから注意して
良かったんだよなと、たまに
思い返し考える事がある。


僕らよりも上の世代には立派な人も
多いが、自由な人も多いんだと
ちょくちょく思う。
僕とは違う世代からみたら僕にも
理解不能な行動が沢山あるのだろう。
個人的には、それを聞いてみたい。


上の世代つながりではないけれど
前にコンビニでアメリカンドッグを
買って食べながら歩いていたら
通りすがりのおじいさんに叱られた。
食べながら歩くとは非常識だという
事なのだが、そのおじさんの手には
火のついたタバコ。そして歩きながら
数回吸って、ドブに捨てた。


会社の近くに狭い道があり、そこは
車が行き違いできない。ただ地元の
人しか通らないし、共通のルールが
あるからトラブルにはならないのだが
たまに外の人が通るとトラブルになる。
ある日、そこで僕はトラブった。
どちらかバックで引き返さないと
いけない事態となってしまったのだ。


向こうはかなりのケンマクで車から
飛び出てきた。僕はヤレヤレといった
顔をしていたと思う。向こうは早口で
まくし立ててくる。かなり喧嘩に自信
のあるタイプだと見える。で、僕は
ルールを説明したのだけれど向こうは
外から来たので、そんな事は知るかと
いう。そりゃそうだと思った。


だから、じゃんけんを提案した。
負けた方が下がろう。するとなんだか
氷が解けたように先方の表情が緩み
少し笑って、俺が下がるよといった。
そして下がるから道を教えて欲しいと
いう。その場所へ行くには少し方向を
間違っていたから、正しい行き方を
教え、僕らは車に乗り、すれ違う。
そしてお互い、すれ違う瞬間
友達みたいにクラクションを鳴らした。


暮らしの手帖、伝説の編集長
花森安治は、社員が結婚する日は
仏滅をすすめていたって何かで読んだ。

どれもが違う事のようで、
どれも似ている事のように感じる。