twittertwitter掲示板メルマガシャチョブロナウ

硬くても寒くても床派

クラウス ハーパニエミ クッションカバー 床にゴロゴロと横になるのが好きだ。どうしようもない堕落具合、救いようの無い無気力感、ゴロンと横になると、体からたちまちドロドロしたものがあふれ出して、立ち上がれなくなる。そうなったら半日捨てたようなもの。そこにクッションがあろうものなら尚のこと。そして実際に、僕はそうして、休日の大半を過ごしてしまう。それが自分にとっての自然な使い方だから、神戸のマンションにもクッションを持ち込んだ。日の入る暖かな窓辺は、クッションスペースにもってこい。太った猫のように、いやトトロのようにゴロゴロするのが、今から楽しみで仕方ない。その前に、どこから入ってくるのか見当もつかない、大量のカメムシを駆除せねば。『このクッション、どうするんですか?』と不思議な顔をして運ぶスタッフに『その辺に置いておいて』と指示だけ伝える。ソファがなくてもクッションがあれば床でダラダラできるんだよ、と心の底で呟く。少し疲れた。ゴロゴロしたい、でも、今はスタッフの目がある。まだグッと我慢するしかない。

text:シャチョウ

  0  入力フォームを隠す