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2016年9月7日
俎板増えて、手間が減る、私の料理大革命。

東屋の薬味俎板。 見た目はただの木の板だから、派手さも、 キャッチーさもないのだけど、 オマケにはこれがいいねと、 そうなったのには、ワケがある。

2015年の秋、スコープに小さな俎板が届いた。 薬味俎板の試作品、一度使ってみてと、 東屋の社長が送ってくれたものだ。 私たちは早速、スコープの撮影合宿の台所に、 それを持ち込んだ。

最初は、薬味を切る為に使うもの、 という頭でいたから、素直に薬味を切った。 ニンニクやしょうが、少し切るだけなら、 これくらいのサイズがあれば十分。 他の食材に臭いが移る心配もないし、 料理を手伝ってもらう時も、俎板が もう一つあると作業しやすい。 これは案外便利なもんだと、 それだけで、十分満足していた。

ところが、さらに2~3枚、枚数を 増やしてみると、使い方が少し変わってきた。 俎板ひとつ時代は、切った食材を、ボウルや バットに移さないといけなかったけど、 今や十分なスペースがあるから、わざわざ 動かさなくても、そのまま俎板にステイ。 小さめの俎板は、鍋にダイレクトに 投入するのもやりやすい。

実はここが、案外ジャブのようにきいてくる、 目からウロコポイント。 ボウルやバット、余計な洗い物が増えないし、 それぞれの材料を切る作業の間に 『俎板を使って、洗って、拭いて』という めんどくさいのが入ってこないから、 包丁仕事が一気に進む。 魚や肉、野菜が、それぞれ別の俎板で 調理できるのも、モヤが晴れたところ。 全ての俎板が空になったら、束子を手に、 まとめて洗う、拭く、干す。 ちょこちょこ洗いからの解放は、私にとって 大いなる料理革命となったのであった。

料理上手な皆さんからしたら、 『何言ってんだぁ今更、そんなのとっくに やってますよ、あたしゃ。』 なんて、当たり前の事かもしれないけど、 私は今まで全くそんな事に気がつかず、 一つの俎板を使いまわし、やたらと時間を かけて料理していたわけで。 いつも母親に、『バカ丁寧で時間ばっかり かかる』と、こき下ろされるのだけど、 これで少しはマシになるかな。

便利グッズというよりは、気持ちよく 料理する為の小道具。 そんな所が、とても東屋らしいから、 オマケは実にしっくりきている。 あんまり使い易いもんだから、 もはやそれだけにとどまらず、 販売もしたいね、 そしたらみんな買い足しもできるし、 檜の次は、別の材に変わったりしても 面白いかもね、 色んな木の俎板があったり…なんて話にも 発展中。 私も最低3枚は欲しいと思っている。 そうなると一枚はオマケでゲットして、 その次の販売を待つか??? スタッフという立場を忘れて、 攻略を立てるのでした。

text:スコープ ナルト