2019年4月1日
4月の食材「グリーンピース」
フライパン一つで、おかず&混ぜご飯!
生のグリーンピースのおいしい食べ方
豆ご飯だけど、混ぜご飯。もっと言えば、炒めた豆と白ご飯をフライパンの中で混ぜ混ぜってなご飯。今回は4月ということで、料理をこれからはじめる人でも作りやすい、ワンプレートご飯を紹介したいと思います。
4月からは豆の季節でして、絹さやにスナップエンドウ、いんげん豆など、形さまざま緑色あざやかな豆類がスーパーに並びます。
そんな豆類の中で、ぜひ手にとってみてほしいのが、『生のグリーンピース』(和名は実えんどう)。普段は缶詰や冷凍品が使われますが、旬の時期は特別!フレッシュなおいしさが味わえるんです。
スーパーではさやに入っていたり、実だけで売られていたりとさまざまですが、特に実だけのパック売りを買うときは、実から根が出始めたり、乾いてひび割れたりしているものでなく、見た目に新鮮なものを買いましょう。
混ぜご飯には、生のグリーンピースにバター、醤油、塩を使います。冷凍品だとグリーンピースだけの混ぜご飯って味気なくなってしまうけれど、生のものを使うと、グリーンピースだけで十分満足!いや、そのおいしさを味わうには、豆の炊き込みご飯と同様、シンプルにグリーンピースだけ、というのがオススメ。
豆オンリーでOKだから、ピラフやチャーハンなら一緒に炒めてしまうであろう具材は別で炒めておかずにしちゃいます。今回は新じゃがとウィンナーを炒めてワンプレートのおかずに。
新じゃがはくし切りにして、油少々をひいたフライパンでウィンナーと炒めます。弱火でじっくり炒めて、じゃが芋に火が通ればお皿に取り出します。
つぎに、フライパンはそのままで、グリーンピースを入れて2分くらい弱火で炒めましょう。火が通ってきたらバターを加え、塩を軽くふってバターの香りを移します。
ここからがポイントで、最後は火を止めてフライパンの中で仕上げます。あたたかいご飯を入れ、醤油をまわしかけ、しゃもじでざっざっと、粗く混ぜます。【ご飯は炒めず、決して均一に混ぜず!】が僕のお気に入り。このまだらな感じがいいと食べたらきっとわかってもらえるはず!
見た目も明るくてかわいいし、料理ビギナーでも作りやすいので、スタートの多いこの時期、このワンプレートを作って元気になってもらえたらうれしいなぁと思います。
生のグリーンピースと新じゃがは旬の時期が同じなので、ワンプレートに合わせるにはもってこいだと思います。新じゃがには食べる前に塩をふったり、ケチャップそえたりしてどうぞ!混ぜご飯は、茶碗2杯分のご飯に、グリーンピースの実50gくらい、バターは塩入りでいいので10gほど、醤油は小さじ1~1.5くらいでちょうどよい加減になると思いますよ。
(c)冨田ただすけ
文・写真/冨田ただすけ
イラスト:(c) こやまこいこ / コルク
2018年7月6日
ダサいぐらいにベタ方向
ホワイトとイエロー、そこに大きく加えて1色
このアラビアカラーズを使って思うのは、ホワイトだけ、イエローだけに絞らず、例えば半々で揃え、2色を組み合わせる使い方が特別気に入っているのだけれど、どうだろうか?カップ&ソーサーもオーバルプレートも、ホワイトとイエロー半々。そして、それらをバラバラに組み合わせて使う。カップ&ソーサーも色違いで組み合わせる。これぐらいベタ、ベタベタなアイデア、見る時代によっては強めにダサであるかのようなアイデア、その見え方の塩梅が楽しく、新しく、今になく、新鮮に目に映る。
更にホワイトとイエローという組み合わせに、もう一層、つまりテーブルクロスで1色加えてみた。ホワイトとイエローにスカイブルーのような爽やかな青。これは、実に楽しく明るい雰囲気となった。北欧を意識したつもりが、どこか南の島へでも行きたい気分になっている。つまり、最高だ。
多くの方が既に知っているポイント、イッタラ・アラビアあるある、それは、とても有名な利点。カップ&ソーサーとして使う場合のソーサーがプレートであり、カップを置く窪みがないプレートがソーサーの役割を果たすから、プレート単体でも使えるという、シンプルながらとても便利なポイントを兼ね備えている。カップ&ソーサーとしてだけでなく、スープカップとパン皿のように別々でも使えるのは実に便利。ティーカップ&プレート16.5cmはお茶だけでなく、食事にも使えるからメインプレート程に外せないアイテムでもあり、少し余分を揃えていても無駄にはならない。またカップ&ソーサーというのは片方割れると使い物にならないのだけれど、それぞれに用途があれば、そうもならないのだから素晴らしい。
さて、グラスはフルッタなのだが、これ以上色数を増やすと雰囲気合わせが面倒なので(合わないわけではないけれど、バランスをとるために入れ替え差し替え試さないといけないから)、レモンとクリアに絞り、食器の配色に同調させる。
そして思いのほか、良い雰囲気を醸してくれたのがセンターに置いたAlvar Aaltoのウッドトレー。フィンランド出張でイッタラからお土産に貰った品で、ここに南国フルーツを盛りつけてみたら、テーブルの雰囲気が良くなった。それとは別に花を買ってきて、フルッタピッチャーやフローラピッチャーといった、花瓶ではないガラス器に花を飾ってみると、更にテーブルから気が抜けていいじゃないかと思う。
水のみグラスとは別に、少し特別な南国ノリなお酒であったりジュースを出したくなったので、そこにレンピを選んだ。この立ち位置のグラスはなかなかない。昔で言うところのヴェルナの立ち位置と申しましょうか。これがまた良い具合。固くなく、重くなく、クラシックな雰囲気もない。北欧食器を使って、南国情緒漂うテーブルを組み上げ、日本でそれを気軽に味わう。2018年現在の流行とは遠くかけ離れている雰囲気なんだろうけど、こんな方向も悪くないじゃない。
そして、それは、新たな食器に全て買い替える必要もなく、手元にある食器に少し買い足したり、組み合わせを変えたりで、演出できる。シンプルなアラビア・イッタラの食器であるから、なせる業であり、僕としてはちょっとした新境地に感じている。また、よく考えれば、アアタミ、エエヴァをデザインしたカイピアイネンは南国のフルーツに強いあこがれを抱いていた。これというの、そんな大きくズレた突拍子ないテーブルセットでもないのかもしれない。
2017年2月21日
アラビア カラーズ イエローと、ティーマ イエローの違い
Arabia Colors のイエローと
Teema のイエローって同じ色?
Arabia Colors yellow の発売で、
全国の黄レンジャーが一瞬抱くであろう、
ちょっとした疑問に先回りアンサー。
並べて撮影してみました。
左側 4アイテム:Teema
右側 4アイテム:Arabia Colors yellow
Teema イエローは既に廃番カラーなので
現在は販売されていませんが、
Teema(ティーマ)の前身、Kilta(キルタ)
から続くキーカラーでもあり、
廃番後も、度々限定生産されてきました。
スコープでも特に人気があったので、
持っている方も多いのではないでしょうか。
こうやって並べて比べてみると、
Arabia Colorsの方がかなり発色良く
ハツラツ感ありますね。
《Teema》 カスタードイエロー
《Arabia Colors》 山吹イエロー
色で例えるとこんな感じかなと思います。
Arabia Colors イエローと、 ビンテージ AATAMI 左側 3アイテム:Aatami / vintage 右側 4アイテム:Arabia Colors yellow Arabia Colors yellow の元になったのが 黄色いオーバル Aatami(アダム)。 白いオーバル Eeva(イブ)と、 対で作られました。 Arabia Colors yellow と比べると 少しグリーンがかった渋めのイエローや 濃い目の山吹イエローといった色味。 多少の色ブレも有ります。
Teema イエローと、Kilta イエロー 左側 2アイテム:Kilta 右側 残りのアイテム:Teema Arabia Colors yellow から少し反れますが、 Teema イエローの生産期間の中でも 色の変化が見られます。 ARABIAスタンプのものなど、時代が 古いほどイエローが薄い傾向にあると、 ビンテージのTeemaを見ていて感じます。 画像左側の2つは、1974年以前に生産された Teema の前身、Kilta(キルタ)。 キルタは色の違いが大きいので、 一概に「こういう色」とは言えませんが、 今手持ちの2つを並べて比較してみると、 薄いイエローで青みがかっています。
DANSKイエローと、ぼぼ同じ色 最後は「せっかくだから根性」を出して、 全部並べてみました。 そうそうイエローと言えば!と、 DANSK鍋スコープの大好きカラー マスタードイエローも並べてみたら、 Arabia Colors yellow とほぼ同じ色でした。 テーブルで一緒に使いたくなーるー。 こんなにイエローを並べてみたら なんだか春めいてハッピー。 テーブルに敷いたスコープの布、 スプリングダイヤモンド(去年夏発売)が、 ここへ来てやっと季節が追いついてきた?! そんな、ナウ。いい感じ。 以上、イエローって言っても いろいろあるよね、比べてみたら こんな感じだったよレポートでした。