写真撮影:原田 智香子

 

先週末日曜の晩に、日本人の友人が我家に来てくれました。
一緒に料理をし、(ローストビーフときのこの煮込みでした)一緒にテーブルセッティングもしました。

古いマリメッコの《カイヴォ》をテーブルに広げました。白地で茶と黒の模様のデザインです。食事するプレートはブラックホワイトのパラティッシ。料理の盛り付けにはすべてホワイトのアラビアのティーマで統一しました。いくつかの濃いブルーのイッタラのキヴィに、ティーライトキャンドルを灯しました。

「お母さん、さっきまでウチはぜんぜん普通だったのに、今はすっごく素敵になったよ。」と、ため息をつく娘のメリ。

美しい布とそれにぴったりの食器でテーブルセットすることは、ちょっとした魔法のような効果があると思うのです。
《日常》が一瞬にして目の前から消え去り、代わりに何かしら目に楽しい《特別な日》的な美しいものや心躍るものが生まれるのです。

 

私はマリメッコの古い布を集めていますが、その布はよくテーブルクロスとして使います。なぜこんなにこの布に惹かれるのか、自分でもよくわかりません。なぜかその大胆な色使いや、時には子供っぽくも感じられる自由奔放な模様に私はどうしても惹かれるのです。

加えて私はアラビアの食器に狂っています。新しい物にも古いものにも。(食器はすでに食器棚に納まりません。)
私にテーブルセッティングの特別な才能があるわけではないけれど、アラビアをマリメッコに併せれば失敗するほうが難しいです。

人によっては頭の中で布と食器を合わせてイメージできる人もいますが、私はダメ。必ずまず布を取り出して敷いてみる、それからどんな食器や小物がそこで映えるか、と試してみるのです。
時にはその料理にはどの布が似合うか、試しに盛り付けてみることさえあります。サラダをガラスのボウルに入れてみて上に置いてみるのです。

最近庭の木々の下でテーブルセッティングを実験してみました。写真で見ていただけますのが私の実験の数々です。

食器と布の色に1色でも共通の色があれば、それがお互いを結びつけます。かっちりしていないストライプや、グラフィック的な大きな図案の布は、ほぼどんな食器も似合うのでセッティングがとても簡単です。特にクロスが黒や白の縞の場合、黒か白(もしくは黒白の)食器を使うと必ずスタイリッシュでエレガントな仕上がりとなります。

ティーマの色を引き立てるには、クロスの中にその一色が含まれていること。KoKo(ココ)シリーズでも同じですし、ムーミンマグでもやはり同様です。もしマグにイエローやグリーンが入っているなら、クロスにもその色が含まれていれば、見栄えが良くなります。

ピンクも、なかなか《おいしい色》です。布と食器の色が上手く組み合えばとても楽しい遊び心いっぱいのセッティングになるでしょう。少なくとも女の子たちは大好きです!

 

いつもは冷静沈着な母である私も、時には何かに反抗したくなります。(反抗するのは楽しいものですから、それをティーンの子供たちの特権にしておくことはありません!)私の中に反抗心が芽生えた時の解消方法はテーブルセッティング。
所謂《センスが良い》といわれるものに殴り込みを入れるように、とんでもないものをあわせてみたりするのです。何でも楽しければ一緒にしてみるのです。

1970年代には勢いのある、それこそサイケデリックともいえるファブリックが作られました。そしてさらにポップカルチャーの強烈な色彩を持った食器がそれらにあわせて作られました。それはオレンジや黄緑、ピンク、加えて何でもあり的な色の世界です。
70年代に撮られた写真には皆同じ雰囲気が漂っています。そこには決まってマイヤ・イソラの布《トゥルッパーニ》があり、アラビアの1970年代の食器《ポップ・シリーズ》があるのです。

マリメッコのマイヤ・イソラはとても激しいライフスタイルを生きた永遠の反逆者でした。彼女は南ヨーロッパや北アフリカをぐるりと旅して回るのが趣味で、しかもそれはヒッチハイクで移動したり、アラブ人のボーイフレンドを連れていたり、といった旅です。 マイヤ・イソラは何でもやりたいことをやってしまう人でしたが、それが彼女の布には現れています。そんな途方もないほど元気な布をテーブルに広げれば、その明るさが部屋全体に広がります。

 

でも、テーブルクロスを毎回使用後に洗い、アイロンをかけたい人はどこにもいません。幸いこの問題には逃げ道があるので、ぜひ利用してください。飾りや小物を使い、シミを隠してしまうのです!

この技は母より受け継ぎました。彼女はおそらく自分の母親から学んだのでしょう。たとえばイッタラのキヴィやマリボウルはテーブルセッティングにとても便利です。花瓶には値段の張るお花など買う必要はありません。いくつかのきれいに伸びた枝で十分です。そして、こういった小物を上手い具合にクロスのシミの上に配置していきます。これでもう小さなシミには誰も気がつきません。

マリメッコの布を洗うときには、思い切り60度の熱い湯で洗います。40度のぬるま湯で洗うと、色が流れ出してしまうのです。アイロンがけも同様、熱くて大丈夫です。少なくとも中温でかけましょう。

 

マリボウルには長い歴史があります。もともとは1800年代、ドイツ人のガラス職人が移住の際フィンランドに持ち込んだものでした。マリメッコの創始者であるアルミ・ラティアがこのプレスグラスを新たに発掘し、ヌータヤルヴィガラス工場に再生産を要請したのが1960年代でした。

アルミは、モダンな布に透明なグラスを合わせて、楽しくてロマンチックな雰囲気を作り上げる、テーブルセッティングの達人でした。

アルミは、テーブルが素敵に見えるように、そして十分な高さが生まれるようにと一度にとてもたくさんのマリボウルを使うこともありました。

家庭でのセッティングでは1つでも十分でしょう。マリボウルは何を入れてもいいのです。キャンディー、チョコレート、果物でもいいしナッツ類もいい。マリボウルには何を入れてもテーブルを一気にパーティームードにしてしまいます!

 

きのこ類・・・200-250g

 

* ドライの場合20-25g用意し、
戻してから利用。
*できれば2種以上異なる種を使うとよい。
ポルチーニがあると味が出る。

 

バター・・・・・・・・・・・・・・・20g
たまねぎ・・・・・・・・・・・・・100g
生クリーム・・・・・・・・・・・100cc
粗挽きブラックペパー・・・小さじ1/4
塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1-1+1/2

  • 玉ねぎを約5mmかそれよりも小さめの角切りにします。バターを温めたフライパンにいれ、溶かし、刻んだ玉ねぎを入れて透明になるまでいためる。
  • そこに刻んだきのこを加えさらにいためます。(きのこはあまり小さく刻まず、「きのこ」とわかる程度の大きさに刻んでください。)
  • 時々かき混ぜながら約3分間火を通す。きのこから水分が出ますが、炒めていると蒸発します。余分な水分がなくなったら生クリームと調味料を加え、弱火で10-15分煮詰めます。
  • 塩で味を調えます。塩は注意しながら加えてください。塩味が強くなりすぎたらクリームを加えてください。
  • マッシュルームソースは、サーモンやほかの魚のバター焼きやロースとビーフと一緒に召し上がってください。ブリニにもぴったりです。その際には約10分間ほど長めに煮詰め、さらに余分な水分を少なくしてください。