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クラウスの洋と東屋の和がマッチング。会心の出来的な。

SCOPE / 六寸皿 印判鳥獣五画

凄く良い物が出来てしまった!
柄が強くて使いにくい?と思いきや
手にすれば、常に出動の日々。
見た目もよく、できる男、いや皿だ。

このお皿が完成した時、
凄いの出来た!と正直思ったし、
ほれみやー、マネできんやろ!とも思った。
凄く面白い事を思いついても、真似されて
少し面白くない日々なんだけど、
真似できないレベルにしないとダメなんだと
今回、しみじみ、です。

お皿は完成し良い物ができました。
でも、これに何を盛る?
実は使いにくいんじゃないの?
なんて言葉が近くから聞こえてきて
そこが少し不安な部分になっていた。
でも、それは心配ご無用!
とーーーーーっても使えます。
一人前の焼き魚をのせても、
数人前の酒の肴を盛っても絵になります。
天ぷらも刺身も洒落て見えていいです。
取り皿としても案外使い良い大きさです。

そして、このお皿の雰囲気は
今の僕達の多様な食生活に
実に幅広くマッチしてくれるのです。
和食は勿論、中華、アジアンフード、
またイタリアンの前菜や
焼いた野菜や肉を盛るのにも
とても似合ってくれちゃいます。
和だけでなく、アジアの様々な料理、
そして場合によっては洋もいける!
カバー範囲がとても広いから、
このお皿を毎日手にして、
毎度毎度使ってしまうのです。

今一番気に入っている使い方は
5種類の小皿料理を盛り付け
テーブルのセンターに並べる。これです。

5種類のお皿に、さー何を盛り付けようか。
5種類の小皿料理を、どこの国の料理で
組み上げようかと、考えるのは実に楽しい。
様々な料理本が出ているから、ネタには
困りません。本を片手に料理を作る。
そんな大量に作るわけではないから
案外ササッとできて良いですよ。
作るも、食べるも、見た目にも楽しいです。

また、和食器と洋食器を混ぜて
組み立てたテーブルセットアップで
しっくり来た記憶がないのですが、
この六寸皿が入ると、全体がしっくり来る
事があります。磁器だけでなく、木製や
ガラス製の物も加え、無地だけではなく
こういった柄物を加え、どんどん混ぜると、
そのバランスがとれて行くのでしょう。

材料から生産まで純国産の日本製
ほぼハンドメイドといえる量産品
平成印判の代表作になれる!?

この五枚の図案を完成させるのに、
膨大な時間と経費を費やしてしまった。
スコープ史上最大のつっこみっぷり。
図案完成まで、実に3年。

クラウスとは日本で何度かミーティングし
その後、やっと届いた初回提案の五柄が、
僕の意図した方向と全く異なる図案だった。
即、全てをボツにした事から冷戦突入。
それから沈黙の一年間を経て和解して、
今度は僕がロンドンへ赴いてみた。
前回の失敗を糧に、こう描いて欲しいと
手描きのラフを渡し、細かく希望を伝えた。
それでクラウスが期待以上の図案を描き、
各柄に合わせた縁模様の準備もしてくれた。

柄と縁のバランスについては
スコープの好みで、それぞれ設定していて、
一貫したルールはありません。
こうして、他にはない図案は完成。
これは誰にでもできる事ではないだろう。
文章で書くと短いけれど、
実際は凄く長い。図案完成までの道のり。

また、図案以上に大変なのがお皿そのもの。
今回、お皿の形も新たに作っています。
こちらは東屋さんのパートでして
何度も試作を重ね完成に至っているそうな。

高台は洋食器のように広げず、
少し高めに作ってあるので
和食器らしい形状をしています。
テーブルに置くと他の平皿とも
少し高低差が生まれ、
そこがまた美しいという次第です。

他の部分と厚みの異なる高台が
お皿の見込みにも影響するので
お皿の上面を高台のラインがでないよう、
綺麗な連続するカーブとして仕上げるのは
非常に難しい事なのですが、型を作る際に
細部まで綺麗に調整し、理想的な仕上がり
を実現しています。

東屋さん曰く、図案パートのスコープより
こちらの方が、断然大変だという事です。
それはそうだ。この六寸皿、制作総指揮官、
大将は東屋です。

こちらもどきではなく
純国産、純血の日本製です。
材料も熊本県の天草陶石。
基本全てを人の手で量産しています。

成形は型を使っていても手作業で、
現在では職人さんも減少の一途を辿る
水ゴテにて成型しています。高い技術を
必要としますが、石膏型で成形でき、
型代も安く小回りが利きます。その点で
現在主流のローラーマシーンより優れて
います。消えつつある製法を残す目的で、
印判鳥獣五画では、水ごてでの成型を
採用しています。ローラーマシーンと
見た目には大きな差はでませんが
やはり手仕事が多い分、どこか暖かい
仕上がりを感じます。それは、ぼんやり。

更に型で成形して完成ではなく、
削りの作業を入れ、縁の厚みやライン、
高台を一枚一枚綺麗に仕上げます。

勿論、転写も人の手で行いますし
裏の輪線も一本一本手でひきます。
施釉の工程も、全て人の手です。

東屋の物作りは、昔から続く手法を
大事にしつつ、こうしたいという
一本の筋がある。それに沿って
物を作っていく事は、窯元、そこに携わる
職人にとって、非常に大変な事だけれど
より良い物にしようと全体の意識が集まり、
他ではできない、真に価値ある物が
出来上がります。

これは歴史に残る、いい皿になる!
今回の六寸皿は、生産に関わる
多くの人にも、凄く評判との事です。
百年後には、平成印判の代表作か!?

SCOPE (スコープ)
Klaus Haapaniemi (クラウス・ハーパニエミ)
白岳窯 (しらたけがま)


東屋(あずまや)

材質 磁器
寸法 約φ180×H30mm / 350g
生産 Made in Japan
備考 電子レンジ ○ / 食器洗浄器 ○
  • 印判という旧来の方法で作られています。印刷のにじみ、欠け、ズレ等が見られる場合があります。

SCOPE 六寸皿 印判鳥獣五画

  • 印判鳥獣五画 5枚組
  • 印判鳥獣五画 5枚組¥12,000(税抜き)
  • peacock
  • peacock¥2,400(税抜き)
  • bee
  • bee¥2,400(税抜き)
  • deer
  • deer¥2,400(税抜き)
  • cuckoo
  • cuckoo¥2,400(税抜き)
  • rabbit
  • rabbit¥2,400(税抜き)