[販売終了] iittala / Oiva Toikka Lollipop 2020 for scope

復刻ではないロリポップ

POMPOM、BAMBU、LOLLIPOP、僕が異常なほどに魅力を感じてしまっているオイバ・トイッカのアートピース群です。2004年から2016年までイッタラでもエディション物のロリポップは生産されていまして、全部で9種類あると思います。それに加えてスコープ別注ロリポップが存在します。スコープではLollipop 2016をまず別注しました。こちらはイッタラから発売されたLollipop 2015のレイン版です。そしてLollipop 2017では、1968年当時のユニークピース（一点物作品）を、所有者から許可を得て再生産することにチャレンジしてみました。これが可能となりましたから、そこに理由を付けてユニークピースのロリポップを収集しているというのもあります。さて一連のPOMPOM群の次に僕が取り組みましたのが、復刻や色替えではない、完全新作のロリポップです。ロリポップはキューブを作るのと作り方が似ています。6面をカットして研磨でピカピカに仕上げましたらキューブとなり、脚を付けて潰せばロリポップになります。それでキューブの装飾から、マルチカラーのドットが散りばめたロリポップを作ってみたくなりました。その先に完成しましたのが2020年12月発売のLollipop 2020です。このアイデアにはオイバ先生も即OKをくれたので試作を進めていたのですが、1点だけ意見が合わなかった。それはドットの広がりです。僕はなるべくドットが広がり縁のクリアが薄い方がいいと思うのです。そうしますとドットが大きく広がるので色合いも淡くなります。オイバ先生はその逆で中心にドットを集めてドットの色を強くした方がいいと言うのです。そうしますと縁のクリア部分が広くなります。当然、オイバ先生の指示通りに作らなくてはいけないですから、仕様書はそうなりました。が、実際に出来上がってみますと、そこまで細かく仕様書通りに作れるような作品ではなく、どちらのパターンもあり、また本当に色々な個体があるのです。お手本通りに整った個体は純粋に綺麗だと感じますし、実に独特で変わった雰囲気の物にも特殊な魅力があります。そう、昔のユニークピースのようなダイナミックさを感じるのです。もう、正直言って、どれもこれもイイのです。良すぎて泣けてきます。もうロリポップの新作を作ることはできないのですが、最後にこんな面白い物ができて本当に良かった。ありがとう。

バリエーションとサイズ

Lollipop 2020はスカイブルーの脚、ドットはターコイズブルー・グリーン・アメジストの3色で構成されていますが、これにはもう1配色別バリエーションが存在します。そちらはLollipop 2021、発売は2021年のいつの日かとなりますが発売時期は決まっていません。まだ現物が手元にないので写真もお見せできないのですが、ドットの色が違いましてスカイブルーとターコイズブルーの2色に絞っていますので、全体としてブルーのグラデ―ションといったルックスのLollipopです。スカイブルーは薄い色なのでドット装飾にするとかなり薄くなりますから全体的にドットは薄目です。スコープ好みなヤツですね、同系色のグラデーション。価格や限定数は同等になると思います。予定は未定ですが2021年企画としてどうぞお楽しみに。また下の動画を見ていますと結構大きな作品に見えるのですが、全体としては小さく作ってみたロリポップです。動画撮影時にはどうも大きく出来上がっています。これは脚を短く、全体を小さく作るのは大きく作るより難しいのが理由です。個体差はありますが今回のLollipop 2020は過去作に比べれば小振りな作品です。個体差かなりありますので個体写真のサイズはよく確認しておいて下さい。

ブランド

iittala(イッタラ)

デザイン

Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)