

木屋/ 鬼毛 束子・ささら
鬼嫁でなくても鬼使いOKな、
鬼レベルの固い束子。
名前からイメージした固さそのまま、使ってみればまさに期待通り。美しく刈り込まれた五分刈りゴリゴリの棕櫚束子です。数年前にスーパーの輸入パームたわしを卒業し、国産棕櫚束子を、からだ洗い専用にひとつと、俎板や飯炊釜を洗う専用にひとつ、2つを大事に使っていた私ですが、国産の棕櫚は材も貴重なものなのでそれなりにお値段が張る。そして使い心地も当たりが柔らかい。庶民の私には、さすがにこの高級束子を掃除用に使う度胸はなかったのです。そして、そこに現れた鬼毛束子。シンク、お風呂、求めていたお掃除ポジションにハマりました。ちょっとやそっとじゃ型崩れしないほど固いから、迷うことなく思い切り使えてスッキリ。頼もしい使い心地の鬼毛束子の仲間入りに、今や生活のあちらこちらに束子があるという束子5個生活。うまく使い分けて立派なタワサーへと成長したら、80歳で束子と戯れる写真集でも出したいと思ってます。タイトルは「たわしとわたし」。たまに熱湯消毒をして天日干しすると衛生的にも安心です。


《大・中》は、細長い形なので、女性の手にも握りやすく、力を入れやすい。最初は広い面を有効に使ってお風呂掃除や網戸掃除に使うといいかな、と思っていたのですが、シンクで使ってみたところ、シンクのコーナー部分を先端部で攻め、あまり手を突っ込みたくない排水溝の掃除もストレスなくクリア。更に、細長いことでシンク周りのちょっとした縁に乗せられるという事を発見しました。丸い束子だとどうしても転がって落ちてしまい、置き場に困るのだけど、細長い利点はこんなところにもあったのです。


奥:東屋 束子 / 小
《小・わっか》は、主に根菜類の泥落としや、おろし金なんかを洗うのに小回りが利きます。束子のサイド部分もミッチリ毛で覆いつくされているので、飯炊き釜や土鍋などの返し部分を洗うのにもナイスフィット。キッチンに数個の束子があり、どれが何用なのか分からなくなる時は、わっかを1つ投入すると、わっか→野菜洗い用と、形で覚えやすくなります。間違って掃除用でニンジンを洗ってまったーなんて事が防げるのです。


鉄フライパンは熱いうちに
ささらでさっと洗うだけ
ささらは何に使うかというと、それはもう鉄フライパンでしょう。黒光りする鉄フライパンを育てるには、調理後熱いうちに油汚れを洗い流し、すぐに火にかけて水分を飛ばすことがとっても重要。余った食材を入れたまま「食べてから洗おっせ~」なんてズボラしていると、食材から出る水分で、フライパンがどんどん酸化してしまうのです。この「すぐ洗って火にかける」という一連の大事な流れに、ささらがいい仕事をしてくれます。水を流せば煙が上がるほど熱いフライパンでも、ささらの長さがあれば火傷の心配なし。軽い油汚れ程度であれば、洗剤を使わずささらだけで手入れは十分。手を汚さずに素早くフライパンの手入れができるのも、すぐやる原動力になってます。さっと洗いでは落ちなかったこびり付きは、フライパンにお湯を張って火にかけ、沸騰させてこびり付きをふやかします。ついでにささらの熱湯消毒もできるので一石二鳥。こびり付いた部分はささらで擦れば大抵するっと落ちます。熱いお湯の中で使えるのもささらならでは。束子でやれと言われるとそれはもう地獄絵図。(スコープ酒井)
- ブランド
- 木屋(きや)
- 製造
- 高田耕造商店 (たかだこうぞうしょうてん)
商品スペック
- 材質
- 中国産棕櫚
- 寸法
-
束子 /
大 : 約W160×D65×H30mm
中 : 約W135×D55×H25mm
小 : 約W85×D50×H25mm
わっか : 約φ80×H30mm
ささら /
太 : 約W130×φ30mm
約W110×φ25mm
- 生産
- Made in Japan
-
束子 中
1,815円 (税込)あと 1個