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ムーミン タンブラー

Arabia / Moomin タンブラー

圧倒的な存在感を誇るムーミンマグと比べると、やや控えめな印象のムーミンタンブラー。というのも、アラビアムーミンマグのベースは1990年の初登場以来、定番中の定番、カイ・フランクがデザインしたティーマから変わっていないのに対し、タンブラーは何度かモデルチェンジを重ねてきた、という流れがあります。

初代ムーミンタンブラーがアラビアから発売されたのは、1993~1994年。フローラのタンブラーを少し細身にしたようなストンとまっすぐなフォルムで、ムーミン・コミックスのワンシーンをプリントした3柄がありました。

二代目の発売は、それからしばらく間があいて、2007~2009年。ころんと丸みを帯びたフォルムのタンブラーにサンドブラストでキャラクターの姿を刻むという、ちょっと意外な商品が出ました。キャラクターはムーミントロール、スノークメイデン(スノークのおじょうさん、フーロレン)、リトルミイ(ちびのミイ)、スナフキン。バラ売りと、専用箱入りの4個セットがありました。

そして、アラビアムーミンタンブラーは三代目にして大きな転機を迎えます。取り扱いブランドがアラビアからイッタラに変更。ベースに使われるグラスが、マグと同じカイ・フランクデザインの定番商品、カルティオになったのです。
2010年から2012年までに、コミックスの絵を両面にふんだんに盛り込んだタンブラーが2種類1組で4セット、計8柄リリースされました。それぞれにムーミンファミリーの誰かが必ず顔を出してはいるのですが、ミイがいるのは「ジャングルライフ(Jungle Life)」のみ、スティンキーは「クラブライフ(Club Life)」のみ、フィリフヨンカ親子が「火星人(Moomin and the Martians)」のみ、スナフキンの登場なし。代わりに、西部の馬やら、ウィムジーさんやら、プリマドンナとサーカスの馬とエメラルドさんやら、オードリー・グラマーとクラークとモンガガやら、シュリュンケル博士やら、植物学者やら、黄金のしっぽのマネージャーやら、マイナーなキャラクターが続々と登場。マニアックなおもしろさはあったものの、人気キャラの登場の少なさと、2個セットで2~3年に8柄という種類の多さから、買い控える向きもあったと記憶しています。
2013年、一転して、1つのタンブラーに1人ずつメインキャラクターを配置するという、明快な方向にリニューアル。ベースは引き続き、カルティオです。選ばれたのは、ムーミントロールムーミンパパムーミンママリトルミイスノークメイデンの5人。1つに1キャラというのはマグと同じパターンですが、マグが正面の姿と後ろ姿なのに対して、タンブラーの背後にはキャラクターに関連するアイテムが描かれていました。釣りをするムーミン&錨やボトルシップ、舵をとるムーミンパパ&灯台模型、アンブレラをさしたスノークメイデン&ビーチボールやビーチマット、ムーミンママ&トレードマークのハンドバッグと貝殻、鍋に乗って水に浮かぶミイ&洪水に沈むムーミンハウス、といった具合。どれも夏らしい絵柄で高い人気を集め、2017年まで販売されていました。

ムーミン タンブラー

ティーママグにカルティオタンブラー。そのまま定番化するかと思いきや、2018年、またしてもフォルムの異なるムーミンタンブラーが新発売! 今度は少し細身で縦長。データで見てみると、三代目ムーミンタンブラー(=カルティオ)が口径80×高さ80mmの210ml、四代目新タンブラーが73×H94mmの220ml。ちなみにアイノ・アールトのタンブラーが75×90mmの220mlなので、アイノよりもほんの少し細くて背が高めのイメージです。
今回のラインナップは、三代目の5人に加え、日本では大人気のスナフキンを差し置いて、アンセスター(ご先祖さま)が大抜擢! 数は6種類に増えました。小説『ムーミン谷の冬』にしか登場しないアンセスターだけは直接の関連はなさそうですが、全種類に共通するテーマは「水」とのこと。どれも、アウトラインの黒い線を抜き、色で表現した柔らかなタッチ。中にドリンクを入れたとき、色や量でさまざまな表情が楽しめるよう配慮された、遊び心の感じられるデザインです。
個々のイラストについて、少し解説をしてみましょう。ムーミントロールは、コミックス『恋するムーミン』で、水没したムーミンハウスの台所に潜って、朝のコーヒーを取ってくる場面です。椅子が水に浮かんでいる様子が、青い波紋で表現されています。スノークメイデンも同じくコミックス『恋するムーミン』から。ムーミンがプリマドンナに夢中になってしまい、傷心から家出をするという切ないシーンです。反対側では、花しか食べないプリマドンナの馬がお食事中。ムーミンママは、コミックス『ふしぎなごっこ遊び』に出てくる、遊びながら海でマットを洗っている場面。カラフルなマットが裏面までぐるっと描かれ、にぎやかな雰囲気です。ムーミンパパは、『ムーミンパパの灯台守』で、とてつもなく大きな魚を捕まえ、いったんは海に引きずり込まれてしまうものの、魚にまたがって浮上してきたところ。びっくりしたようなタツノオトシゴ親子が描き加えられています。リトルミイは、小説『ムーミン谷の夏まつり』からの絵柄。洪水がひきはじめたムーミン谷で、水遊びをしています。アンセスター(ご先祖さま)は小説『ムーミン谷の冬』で、気にいらない額をひっくり返しているところ。挿絵では、額縁の中にはフィリフヨンカの絵が描かれています。アンセスターは挿絵が少ないため、裏面の絵はシャンデリアにぶら下がっている挿絵などをアレンジしたものだと思われます。

ムーミントロール

スノークメイデン

ムーミンパパ

ムーミンママ

リトルミイ

アンセスター

カルティオベースのムーミンタンブラーはもちろん、上品で安定感があって使い勝手抜群だったのですが、四代目は細身になった分、手の小さい子どもでもさらに持ちやすい印象です。リニューアル後の三代目タンブラームーミンマグと同様に、キャラクターがひとりずつフィーチャーされているので、好きなキャラクターを選ぶもよし、マグとのマッチングを楽しむもよし。お子さんや来客用にぴったりなのは言わずもがなですが、ティーマアラビアカラーズなどの無地の食器で揃えた食卓のアクセントにもおすすめ。コレクターとしては、マグのように同じ形のアイテムがたくさんあっても1度に使えるのはひとり1個だけですが、フォルムが変わることによって、複数使いしやすくなるのもポイント高し。渋めの二代目にはお酒、カルティオベースの三代目にはおつまみ、新入りの四代目にはチェイサーのお水、とか(笑)。麦茶やミネラルウォーターなど透明のドリンクを入れると、裏表の絵が透けて重なって見えるのが愉快ですし、ムーミンパパにトマトジュース、アンセスターにミルク、ムーミンにはアイスコーヒーなどなど、飲み物との組み合わせも無限大に楽しめそうです。

text:萩原まみ(ライター)

Arabia (アラビア)
Tove Slotte (トーベ・スロッテ)
原作:Tove Jansson (トーベ・ヤンソン)
材質 無鉛ガラス
寸法 約φ73×H94mm / 220ml
生産 Made in Italy
備考
食器洗浄器
  • 引っ掻いたようなたて傷があります。
  • 小さな気泡や黒点がガラス内部に含まれていたり、多少のガタツキがみられます。

説明書ダウンロード

Moomin タンブラー

  • ムーミントロール
  • ムーミントロール¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定
  • スノークメイデン
  • スノークメイデン¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定
  • ムーミンパパ
  • ムーミンパパ¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定
  • ムーミンママ
  • ムーミンママ¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定
  • リトルミイ
  • リトルミイ¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定
  • アンセスター
  • アンセスター¥1,500(税抜き)
  • 次回 入荷未定