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飾るもの
Alvar Aalto Collection ボウル 380×80mm

iittala / Alvar Aalto Collection ボウル 380×80mm

木型を使って薄く吹いた
2種類2色のAaltoベース

イッタラガラス工場へ行き、バードやポムポム、ロリポップを試作する日々が続いていた頃、違うガラス職人のチームとも何かチャレンジしてみたらガラス工場全体が盛り上がるんじゃないか？と考えて、あまり作られることのない木型のアアルトベースを作ってみよう！と提案して試作を始めたのが2018年。イッタラ工場そしてガラス職人の皆さんもノリよく付き合ってくれて、1030mmという最大サイズのアアルトベースを吹いてインスタライブする！みたいなイベント的企画から始まり、長らく僕が作ってみたいと思い続けていた木型のAaltoベース2型を2019年に生産するに至りました。古い品番で9749と9746、リクエストしたポイントは実にシンプルながら超難関「なるべく薄く吹いて欲しい」です。大きな木型を使えば、生産にかかる時間は長くなるので木型が燃え、1つの木型で作ることができる数量も少なくなります。僕が聞いた話では1つの型で吹けるのはサイズによって幅はあるけれど70個未満、そして薄く吹くと複雑なカーブ先端の底部分が極端に薄くなり、薄くなり過ぎると生産過程で割れてしまいます。だから1つの木型で沢山は作れないから、破損しないよう厚く吹きたくなるところを薄く吹く、そんなチャレンジです。ただ、古いアアルトベースは全て薄いのか？というとそんなこともなく、薄い物も厚い物もあるのですが、僕は薄いのが好きです。高くなっても良いので薄く吹いて欲しかったのです。

寝かせた期間が長いので
いきなりビンテージみたいな

その出来栄えに大満足！でも、高額になり過ぎて再生産するのは現実的ではなく、販売すると無くなるから無くなるのも寂しい。それで販売できないまま数年も過ごしてしまいました。ですが、2023年4月に高松市美術館から始まった「フィンランドのライフスタイル展」に、この木型を使った2種類のAaltoベースが展示されたので、その展示を見た人に現物を手にできる機会が生まれるのは盛り上がるかも？と考えましたら急に販売したい！と心変わりしたのです。それでようやく販売する！と決断しました。9749の発売予定は立っていませんが、展示会が終わる前までには。そして、9746はシーブルーを2023年7月28日発売、スモーキークリアは2023年12月26日発売しました。抽選販売が終了しました後は、残った個体を整理して通常販売しようと思います。ちなみにスコープでは個別販売しているので、ガラスの薄い厚いの判断は写真だけでなく重さをみることによっても確認できます。木型は段々と燃え広がっていくので、その木型の燃え具合によりベースのラインも異なり、そこが素晴らしい物です。是非、これだと思う1つを選び抜いてみてください。

個数と価格のはなし

シーブルー56個、スモーキークリア103個と生産数に差があるのは、生産上の理由ではなく、スモーキークリアの方が人気になりそうだったから発注数を増やした、それだけです。販売価格も非常に高くなってしまいましたが、木型を使えば高くなり、底面積が大きな型は大きく吹いて低くカットしますから、背が高いより底面積が広い物の方が価格は高くなる、それもあって背の低いボウル群は割高なんだというのは、経験からの僕の理解です。そして、これを生産したのは2019年、つまりコロナ前です。あらゆる価格が急激に上がり始めるズット前に仕入れています。そこに通常利益をのせただけですから、2019年に販売していたとしても同価格になります。つまり、現在これを作れば、こんな値段では到底できないのは間違いないので、上の段落で再生産は現実的でないという理由に価格が高くなり過ぎることを上げましたが、それは更に加速してしまっています。もう一度は無理でしょう。

スモーキークリア

スモーキークリアは試作を重ねるなかで発見した新色です。僕は古いアアルトベースを収集してみてクリアにも色々あることに気づきました。その中でも僕が好きなクリアは色味のない、青っぽく輝かないクリアです。そんなクリアで作りたいとリクエストして当然無理だと即断られたのですが、試作を重ねていく中で偶然それが一つできてしまったのです。その時は本当に本当に驚きました。そして、それがどうしてできたのか？イッタラが詳しく調べてくれて原因解明！再現できてしまったのです。とはいえ、微妙なクリアの違いでして個体差もありますから、僕の自己満足レベルなのかもしれませんが、僕はスモーキークリアに大満足しています。

ブランド: iittala

デザイン: Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)

抽選販売に関するQ＆A

当選の案内メールが来たけどやっぱいらないんですけど。

はい、その場合はとにかく早くご連絡をください。早くいただければ他の方へご案内できるので助かります。もし代引きで届いてしまったら受取拒否してくれたらOKです。とはいえ、そうなりました場合は今後開催される抽選販売への応募資格は永久剥奪となりますので応募する時は絶対買う！という方だけお願いします。買えなかった人に申し訳ないのでそこはご理解とご協力を。

商品スペック

材質: 無鉛ガラス
寸法: 約W375×D255×H80mm / 1940g
*詳細なサイズは各個体画像でご確認ください。
生産: Made in Finland
備考: 刻印：ALVAR AALTO IITTALA 2019

購入前に確認ください

小傷や気泡・混入は、全てにみられます。目立つものは個別で撮影しています。

個別販売とワケアリの考え方 (必読)

個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね～と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ！最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気！を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん！？と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい！って人はズバリ！待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。

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