iittala / Birds by Toikka
ミニシエッポ脚付
アップルグリーン×アメジスト
スコープ別注バードを作ったりアートピースを作ったりするのは、想像以上に長い年月がかかるもので、僕が考えたアイデアをベースにオイバ・トイッカが更にアイデアを盛り込み調整し、そこから試作を繰り返しますので、試作を数回重ねるだけで1~2年は過ぎてしまいます。だからオイバ・トイッカがいなくなっても、長らくオイバ・トイッカと僕とで作った物がリリースされてきたのですが、バードに関しては既に全プラン発売完了していますから、現在はやれる範囲でやってみているシーズン、僕が考えた配色を試作し、オイバ・トイッカのご子息がチェックして承認するという流れで完成していきます。そうして作ったミニシエッポ脚付、今回はアップルグリーンを使いました。最初は2023年3月に販売したEvening Bird グリーンの配色をミニシエッポ脚付に取り入れる考えでしたから、ボディをグリーンとクリアの2層にしたかったのです。ただ小さ過ぎて2層は無理ということで、代替としてアップルグリーンを提案してくれました。クチバシは同じアメジスト、ボディがアップルグリーンになることで少し若返り、Evening Bird グリーンのヒナみたいに見えるから並べると可愛らしい。それでアップルグリーンに決めました。また、アップルグリーン×ターコイズという配色も作っているので、そちらはomkに追加しました。次は全く決まっていないので、また作りたい配色が見つかるまで少し休憩です。
脚付の小さなシエッポ
それとの出会いは偶然に
フィンランドには、付き合いを続けているビンテージディーラーが何人かいます。多くがイッタラやアラビアのビンテージを扱っているのですが、1人だけ一般的なビンテージは取扱っていない、アートピースや特別高価な家具ばかりを扱う男がいます。「ニコニコ笑いながら近づいてくるヤツは信用できならいからな、気を付けろ。」彼は僕にそういうのですが、彼と初めて会った時、とてもニコニコしていたという、そんな男です。ある日のこと、彼の自宅を訪れると珍しいことを言い出しました。「オイバ・トイッカのバードがある。ただバードは詳しくないから、それに価値があるかどうかわからない。もし、それが価値ある物なら買わないか?」そのバードを見ると、ほぼ全てが現行品だったのだけれど、中に一つだけ見た事のない小さなバードが含まれているではありませんか。普段は買う事のないバードを珍しく買い付け、その中に特別珍しい鳥を手にしているのだから、大した引きの強さだと感心しつつ、そのバードは買わせて貰いました。それはシエッポより小さく、脚が付いていて、バード本にも出ていない。だから詳しく知るにはオイバに聞くより方法がない。実物をオイバに見せると、よく見つけたな!って言うんだけれど、詳細は語られません。「展示会用に作ったものだったかな。シエッポを作る前だったぞ。」それぐらいの情報を話して静かになったと思ったら、オイバはやはり寝ていました。だから、それ以上の情報は僕にはありません。定番品でない事は確かであり、最近の物でないこともわかる。実はこれと似たバードを、僕は過去2度ほど見たことがあるのです。そして同じ物は一つもないようです。オイバの言う通り、シエッポ発売前の展示会用に作られた一点物と考えるのが順当でしょうか。今、僕の手元にある小さな脚付のシエッポ。まだ子供であるような未成熟感、完成してない感が魅力的です。その後オイバと話し、生産する事に決めたのが2016年の話であります。
ミニシエッポ脚付の歴史
制作、販売、配布の履歴
大きな物より小さな物の方が、ガラスの固まりが早く、細かな修正がしにくい。だから、小さなバードはそれぞれの形に差異が生まれ、個体差の嵐になります。本来であれば非常に売りにくいバードながら、スコープでは個体撮影をしているので、そこは問題ありません。まず一番最初に作ったミニシエッポ脚付は、このバードの元ネタにした古いバードと同じ配色です。僕がビンテージディーラーから偶然手にした古い脚付の小さなシエッポ、グリーンのボディにパウダーイエローのクチバシという組み合わせでした。その配色のミニシエッポ脚付はスコープの無謀な別注といわれるシエッポ15種を全て買ってくれた勇者へのコンプリートオマケ、お礼の品として無料配布した非売品です。そしてアメジストのボディにターコイズのクチバシ、こちらもインスタグラムで開催するスコープ計画のような企画、もしくは本店omkで入手できるバードだったので買う事はできませんでした。2017年12月からはバード友の会の年末企画として販売が始まり、パウダーレッドのボディにターコイズのクチバシという僕好みの配色が登場。2018年12月にはレモンにアメジストのクチバシという、スコープ別注のシエッポで一番人気の高かった配色を採用しました。2019年12月にはペールピンクにグリーンのクチバシ、翌年3月にはペールピンクにダークライラックのクチバシをバード友の会にて発売。そして2020年12月にはターコイズにスカイブルーのクチバシという、スコープ的ブルーグラデーションが登場し、その相方となるスカイブルーにターコイズのクチバシをしたミニシエッポ脚付が2021年12月のバード友の会企画として登場します。2022年9月にはomk限定の買えないミニシエッポ脚付スカイブルー×アメジスト、2024年3月にアップルグリーン×アメジスト、そしてomkにはアップルグリーン×ターコイズが加わり、2024年で合計11配色にまで増えました。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- 寸法
- 約W70×D45×H80mm / 110g
*詳細なサイズは各カート上でご確認ください。
- 生産
- Made in Finland
- 備考
- 刻印:Oiva Toikka IITTALA SCOPE 2023
*商品名の数字は個体識別用です。
購入前に確認ください
- くちばしの根元部分にガラスのシワや気泡がみられます。
- 小さなヨレや気泡がガラス内部に含まれていることがあります。
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
〈在庫限り〉ミニシエッポ脚付 アップルグリーン×アメジスト
-
0213
33,000円 (税込)
W66×D48×H87mm / 108g -
0227
33,000円 (税込)
W68×D49×H82mm / 114g -
0231
33,000円 (税込)
W70×D48×H83mm / 98g販売終了しました
-
0239
33,000円 (税込)
W66×D47×H80mm / 115g販売終了しました
-
0256
33,000円 (税込)
W67×D48×H84mm / 118g販売終了しました
-
0262
33,000円 (税込)
W61×D47×H80mm / 83g -
0305
33,000円 (税込)
W70×D44×H77mm / 108g販売終了しました
-
0324
33,000円 (税込)
W73×D48×H81mm / 107g -
0329
33,000円 (税込)
W72×D47×H80mm / 103g -
0353
33,000円 (税込)
W70×D45×H83mm / 100g -
0360
33,000円 (税込)
W70×D48×H82mm / 103g -
0366
33,000円 (税込)
W65×D48×H81mm / 97g -
0367
33,000円 (税込)
W73×D48×H84mm / 119g販売終了しました
-
0377
33,000円 (税込)
W65×D48×H86mm / 112g -
0382
33,000円 (税込)
W68×D48×H88mm / 115g -
0389
33,000円 (税込)
W71×D48×H79mm / 102g販売終了しました
-
0390
33,000円 (税込)
W65×D48×H86mm / 115g -
0393
33,000円 (税込)
W69×D42×H81mm / 118g販売終了しました
-
0397
33,000円 (税込)
W63×D48×H86mm / 107g -
0399
33,000円 (税込)
W63×D46×H81mm / 96g -
0410
33,000円 (税込)
W67×D48×H87mm / 116g販売終了しました
-
0423
33,000円 (税込)
W66×D43×H79mm / 94g -
0443
33,000円 (税込)
W68×D48×H78mm / 116g販売終了しました
-
0474
33,000円 (税込)
W67×D46×H79mm / 110g販売終了しました
-
ミニシエッポ脚付
33,000円 -
Sieppo
33,000円 -
Little Barn Owl
33,000円 -
Little Tern
37,400円 -
Chiffchaff
41,800円 -
Blue Bird
41,800円 -
Kuulas
49,500円 -
Owlet
49,500円 -
Mediator Dove
49,500円 -
Amethyst bird
52,800円 -
Mari
55,000円 -
Annual Bird 2022
60,500円 -
Annual Bird 2023
66,000円 -
Pekkasiini
66,000円 -
Reed Warbler
66,000円 -
Rospuutto owl
66,000円 -
Barn Owl
66,000円 -
Owlet
ライトライラック
71,500円 -
Ruby Bird
73,700円 -
Annual Bird 2024
77,000円 -
Curlew
77,000円 -
Festive Kiwi
79,200円 -
Anna
80,300円 -
Duck
82,500円 -
Green Ibis
82,500円 -
Ibis ダークグレー
82,500円 -
Ibis サーモンピンク
88,000円 -
Whooper Swan
99,000円