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Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Iglu | イグル

Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Iglu | イグル

Brand : Nuutajarvi | ヌータヤルヴィ
Production Period : 1973-1975

11970年のルニングプライズでオイバ・トイッカが賞を取った翌年、メキシコ、ペルー、ブラジル、ケニア、タンザニア、そしてウガンダを4ヶ月に渡って旅をします。ルニングプライズ(The Lunning Prize)とは若手北欧デザイナーを対象としたデザインの賞で、フィンランド人では1951年にタピオ・ウィルカラ、1955年にカイ・フランク、1964年にはヴォッコ・ヌルメスニエミなどが受賞しており、オイバはルニングプライズ最後の年にこの賞を受賞しています。ルニングプライズの後、中央・南アメリカとアフリカへの旅を選んだことは多くの仕事に影響を与えたようです。特にメキシコのガラスメーカーを訪れた時にみた製造が面白かったんだとオイバ本人から聞きました。ガラスを溶解し気泡が抜けるまで時間をかけて待つのが通常ですが、メキシコのその工場では、その時間を待たず、気泡が抜ける前にサッサと製品づくりを始めてしまうのだそうです。その出来上がった気泡だらけの製品をみて、これはいい!とオイバは強く思い、フィンランドへ戻った翌年には、気泡ダラケの斬新なグラスが誕生します。ネーミングの神様ともいわれる(石本藤雄先生のテキスタイルの名前もいくつかオイバがネーミングしている)オイバ・トイッカが、それにつけた名前はイグル(IGLU)、エスキモーの家です。ただ、たくさんの気泡を含ませた丸いフォルムのガラスは、美しい反面、製造過程で混入や気泡はじけといった問題が起きやすく、かなり多くのB品が出てしまったようで、長期にわたり製造を続けることは難しく、3年という短い期間で生産終了します。僕が初めてこれと出会ったのは、石本藤雄先生宅でオイバも招いての食事会があり、そのセットアップでグラスがイグルだったものだから、そこから僕の熱は一気に高まってしまいました。

COLOR
クリア / ブラウン / グリーン
LINEUP
ビアグラス 27cl
シェリーグラス 7cl
ワイングラス 10cl
ボウル 90 / 145 / 200mm
パンチボウル 9cl
アッシュトレイ 85×85mm / 130×130mm
キャンドルホルダー 45mm