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Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Pompom Bottle N526 [ Pampula Pullo ] | ポムポムボトル N526

Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Pompom Bottle N526 [ Pampula Pullo ] | ポムポムボトル N526

Brand:Nuutajarvi | ヌータヤルヴィ
Production Period : 1970-1972

1963年の展示会(ヘルシンキ)でデザイナーとしてデビューしたオイバ・トイッカ。1966年の展示会(ヘルシンキ)ではBAMBU(バンブー)を発表し、その展示会のユニークピース群が元となり生まれた量産モデルVase N480(1967-69通称バンブー)を翌年リリースしている。そして1969年のロンドンのHeal'sデパートメントで開催された展示会では、LOLLIPOP(ロリポップ)とPOMPOM(ポムポム)を発表。ユニークピースのLOLLIPOPは1968年に発売された量産アイテムのCandlestick N478、N479(1968-1969)から生まれた展示会作品と思われます。そして1970年にはユニークピースのポムポムから派生した量産アイテムのBottle N526、Vase N527がリリースされます。展示会に出品した作品から量産のシリーズを生み出し、またその逆で量産シリーズからユニークピースを作りだし展示会にも出品する。とにかく自由、これがオイバ・トイッカ作品の面白い所なのだけれど、量産品とユニークピースの垣根がかなり曖昧で、非常に気分でバリエーションを作っていたのがわかるぐらいに、色々な派生アイテムがあるから、多分ポムポムは調べて見ても紐解けないでしょう。そしてポムポム、ロリポップ、バンブーは本当に人気の高いアイテムだから、古い物が全くといってよい程に出てこない。だから過去を調べ上げるのは大変です。とはいえ、長年ポムポムサーチ&収集を続けてきたので、これまで見てきて思う事を書いてみます。出てこないとはいえ、たまに出てくるのが、ある程度の数で量産がされていたと思うポムポムボトルN526 とポムポムベースN527。かなり古い物なのですが、これはチョイチョイ出てきます。N526 は本体2色で透明感のあるブルーとレッド、装飾は共通してグリーンとアメジスト。そしてもう一つがベースN527。こちらのボディは当時のヌータヤルヴィレッドと呼ばれる少し透明感の薄いオレンジのようなレッドが使われています。装飾についてはグリーンとアメジスト。そして、これと違う配色の物もちょいちょい見かけます。ポムポムは1969年からずっと今に至るまで、様々な配色、形で作り続けられています。ただ2000年代に入ってからのロリポップのように、生産数と年号が刻まれているといった明解な物では全くないのです。聞いた話ではありますが展示会やイベントがある事に、色々なバリエーションが製造されて販売されていたそうです。それはユニークピースの話だと思っていましたが、もっと小振りで量産アイテムのような雰囲気のポムポムベースも、いくつか見たことがありますから、そういった小さいロットでの量産もあったのでしょう。近年だとスコープでポムポムボトルとポムポムバンブーを作っていますが、2001年に小振りな青いポムポムベースが作られていたようです。ちなみにポムポムについてオイバが言ってましたが、これは枝付のベースやボトルなのだそうです。平らなのは葉だから基本的に緑なのだと言ってました。とにかくポムポムベースがオイバ作品で最も値段が高くなっている作品群といえます。量産のラインでもかなり高いのですから。

オイバ配色、ポムポム配色

ポムポムはなかなか手がでない。手を出したくても物が出てこない。ポムポムやバンブーの何が魅力的かといえば、その一つに色合わせがあります。この色の組み合わせがオイバらしく、独特なのです。それを手軽に楽しむにはKiviでポムポムの配色を組むと面白い。過去のオイバの作品をネットで調べて、自分が惹かれる配色があれば、それをKIVIで組んでテーブルに飾る。すると、凄く新鮮なテーブルを組み上げる事ができます。売り文句ではないのですが、1つづつ3色で組んでも実はインパクト薄いのです。同色複数個で2色とか3色を組み上げると素晴らしいインパクトになります。だからアメジストは大事なのですよ。ポムポムの必須カラーですからね。