【販売終了】/ SCOPE Fabric of the day Spring Diamond

柄も生産も繰り返さない一枚絵の限定生産の布

趣味で集めた1800年末から1900年初期の古書の中でも、僕が特に大事にしている挿絵の美しい本には、始まりか終わり部分の白ページに、小さな記載ではあるけれどどこで何冊が刷られて、どこで売られたかをしっかりと残している。この本の価値というのは僕の中で非常に特別であって、ずっと保たれ続けているのだから、僕が作る物もこういった形にしていきたいと思っている。 絵のような一枚の布を作りたい。何故かといえば、目の前にある布が、どれもリピート柄だから。そんな話をすると周りの皆様からはリピート柄は素晴らしいのだよ。と言われるのだけれど、わかっています。

ダメだから新しい物を作るって事ではなくて、ただ、そうじゃない物もあってイイじゃないってだけで、僕は欲しい。それだけなのです。

頑固に世にある物は作らないぞってな姿勢でもないんだけど、一枚絵の布が手元に数枚あり、それを取り変え日々を過ごすのは楽しいだろう。壁の大きな絵を掛け替える事は簡単にできないけれど、布であれば簡単だから。そんな生活の一コマを想像しながら作っています。

リピート柄に見慣れている生活に一枚絵の布が入り込んだら、それはきっと新鮮で、その布は特別な価値となり、普段より少し大事に思うんじゃないだろうか？柄も繰り返さず、に加えて生産も繰り返さず。どの柄も生産は一度だけ。その方が布の価値も保たれるだろう。そんな事を勝手に考え、誰から求められたわけでもないのに、妄想に仮定を重ねた上に僕の理想を詰め込んで、勝手に作っているのがFabric of the day、別名アート布です。

とはいえ、誰もやらない事には、それなりの理由あり。だから実際に作るのは大変なことです。一枚絵の布をプリントするのは予想以上に難しい。インクジェットに変更したくもなるけれど、それではつまらない。どうせ作るのならば、人がやらない方向、知恵を絞て作ろうじゃない。

こうして完成した一枚の布。僕はそれを素晴らしいと思った。版画、ポスターオイバのガラス、量産品と一点物の間のような良い香りがしてくる。テーブルクロスとして敷き食事をすれば普段とは違う洒落た雰囲気になり、新鮮な絵面に部屋が変化する。布を集めるのも楽しいもので、たまに出して広げて眺めるのも癖になる。箱を作り、箱の中を識別し易い場所に貼って貰いたいのでシールも作ってみた。

集める楽しみ、使う楽しみ。特別な価値ある布を欲張り作ったのがスコープオリジナルの布 Fabric of the day。一枚絵の布がテーブルを飾り、布団を覆い、ラックに掛けられた服を隠してくれます。毎日を楽しくしてくれるはずの布。

第三弾は爽やかな岩と砂利とコケスプリングダイヤモンド

第三弾は第二弾に続きプルーフオブギルドの新作で、今回もロマンチックが止まらない”スプリングダイヤモンド”細かく綺麗な手描きの全面柄です。他の布ブランドでは見る事のないスタイルの絵柄ですが、このカッコつけてない方向がいいんだろうなって、加えて彼らの手抜きしないで全力で描いているのがいいんだろうって思います。サラッと仕事してる感じじゃなく、アツい感じは今時珍しくとても新鮮です。

前回のスノーフレイクツリ―はクリスマス企画と連動してた事もあり即完売となりましたが、それより明るく爽やかな雰囲気を醸すスプリングダイヤモンドは暖かい、暑い！季節にバッチリな一枚です。

岩、砂利、苔。今回はフチの絵柄の書き方がまた新鮮で特にお気に入りです。あと、色々考える所ありましてサイズを少し大きくしました。1450mm×2200mmです。これを今後どうするかは、わかりません。変更となる可能性はありますが、とりあえず。

ブランド

scope

デザイン

PROOF OF GUILD

製造

和歌山染工株式会社