
iittala / Aalto Collection プライウッドボウル
2019年廃番となりましたが
5000枚発注してぇ取扱再開
Aaltoプライウッドボウル358mm、大き過ぎず小さ過ぎずの絶妙サイズ、スタジオや自宅でいくつかダイニングテーブルを併用する日々なのですが、どこのテーブルにもこのプライウッドボウルが置かれています。バーチの積層合板を綺麗な曲線で抜いて浅く広いボウルに成型しているだけのシンプルなアイテム、アアルトの曲線が素晴らしいからとっても雰囲気がよく、テーブルに置いてあるだけで絵になります。普段はフルーツボウルとして使ったり、バラバラしたお菓子をまとめ置いたり、リモコン置きに使うこともあるのですが、クリスマスが近くなればプライウッドボウルの上に赤いガラスのオーナメントボールを置いてテーブルを飾り、クリスマスの雰囲気を盛り上げます。また和室にはずっと使い続けている1枚があり、そこにお香の道具をまとめて置いています。そんな大活躍のAaltoプライウッドボウルなのですが、2019年に廃番となってから代わる物を探してはいるのですが、その探し物が見つからない。そして、無くなってしまうとかなり困ってしまうスコープです。もう十分に持ってるから個人的には困らないのですが、スコープの写真は僕の生活を通して撮影しているので、このAaltoプライウッドボウルは廃番になったからといって写真に登場させないわけにはいかない。だってずっと僕の生活にはあり続けているのですから。長らく写真に登場しているんだけど、それを買うことができないという状況が続き、問い合わせは増えるばかりながら良いお返事ができないのはつらい。だから、再生産してもらって取扱再開することを決めました。再生産に必要な数量は5000枚、食器だったら乗り越えられる数ながら、プライウッドボウル5000枚は途方もない、途方に暮れる数なんだけど、ええい!もう売れるかなんて気にしないでオーダーしちゃえ!そんな勢いばかりで突っ込みました。スコープの生活に必須アイテムであることは間違いなく、僕は知り合いがアルテックのテーブルを買うと必ずこれは持っていた方がいいってプッシュする、アルテックのテーブル愛用者には必須アイテムだとも思っているアイテム、やはりスコープのラインナップにはあった方がいいのは間違いないんです。まぁ、売れなかったとしても、ずっとラインナップできていいって思うことにします。アルテックのテーブルやスツールと同じように使い続けると日に焼けて色濃く経年変化し、よりお気に入りの1枚になっていくのもイイんですよ。

Aalto Flowerと
プライウッドボウル
アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトにより1939にデザインされた名作Aalto Flowerをご存知ですか?アアルトがデザインしたガラスの中でも特に有名な作品の1つで、現在も生産は続いていると思います。作るのが大変な物であるに加えて4つのガラス器がセットになった作品ですから価格はかなり高額、取扱店を見つけるのがとても難しい物でもあります。そんなAalto Flowerの一番下に位置するガラス器をプライウッドで作りますと、多分このAaltoプライウッドボウルになるのだと思います。(Aalto Flowerの実物を持っていなくて実物比較はできていないです。すみません。)アアルトが引いた美しい曲線、その曲線からアアルトのベース群は作られていますが、ベース以外の製品が生産されるようになったのは近年です。そんな物の中で、このAaltoプライウッドボウルは特別出来が良いと思っています。アルテックのテーブルにあっても、4040テーブルにあってもプライウッドだからかアアルトの曲線が実に映えに映えて絵になります。過去にはない物ながら、はずれていない、過去から続く線の上に乗っているように感じます。よくよく考えましたら、単に曲線で抜いた物ではなく、形状そのものがオリジナルに沿っているのでしょう。アアルトは家具を多くデザインしているから、素材がバーチのプライウッドというのも完成度を高めているように思います。

物にかするコラム
運の良い物、流れの良い物
使ってみないとその物の良さをちゃんと理解できないんだけど、あらゆる物のサンプルを買い集めて、新作を全て取引先から提供して貰って、片っ端から使いまくるなんてことは、どこか大食い選手権みたいでシンドい仕事だから、僕はやりたくない。それは実生活で使う、日々使うとはズレてしまって、仕事として使ってみるになるから妙な審査員気分で斜め上から物を見てしまうようになり、あまり良いセレクトにならないと思う。だから僕の場合、なんとなく流れに身を任せてしまっています。こういう仕事をしていると、色々な方向から新しい物が僕の周りに流れついてくるので、そういった物が自然と僕の生活に取り込まれていって、撮影時に脇役となって使うことがキッカケになったりして、気付けば僕の日々に溶け込んでしまい欠かさせない物になっている、それに自分自身が気づいた時に取扱しようって決まる、この流れで取扱が決まるのは僕の理想です。そんな流れでラインナップされた物がスコープには多くあります。そして、そういった物って『運の良い物、流れの良い物』だと感じるし、そしてそれは凄く人気になります。不思議なんだけど、そうなのです。このアアルトボウルはイッタラ工場でバードの試作を重ねていた時に貰ったお土産から始まっています。結構な大きさだから、荷物が増えて困った~ナンテその時は贅沢な不満を感じましたが、今となればお土産に貰えて本当に良かった!このタイプのボウル群はステンレスタイプが中心だったから、僕はそこまで強く取扱いしたいとは思っていなかったから。ただ、実際に使ってみればAaltoプライウッドボウルは素晴らしい!雰囲気も良く、とっても役立っています。とにかくアルテックの家具との相性が良過ぎます。食卓での撮影では小物として常に大活躍、とっても生活に映えています。テーブルの上に大きなアアルトベースがあるかのような存在感を醸してくれるのですが、軽いから扱い易くて最高です。お土産で貰った物が何度も撮影で使われ、使っていると色々な用途が見えてきて、自然と愛用を続ける日々となり、スコープでの取扱が始まる。そうなるまでに結構な年月が経過しているから、この流れでスコープが取扱開始して間もなく廃番となってしまうことが多いのです。でも、そんな流れで取扱い始めた物にハズレはない。そしてその時に貰ったプライウッドボウルは、お香の道具をまとめ、僕の憩いの空間、和室で静かに活躍してくれています。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)
商品スペック
- 材質
- バーチ(成型合板、アクリル樹脂塗装)
- 寸法
- 約W358mm×D310mm×H30mm / 350g
- 生産
- Made in Romania
- 備考
- お手入れは、手洗いもしくは固く絞った布で拭いてください。
購入前に確認ください
- 底面が完全にフラットではないため、がたつきがあります。
- 塗装のアクリル樹脂はアルコールで劣化するため、アルコールを含む除菌剤などの使用はおやめください。
Alvar Aalto Collection ボウル プライウッド
木目が選べる個別販売にて販売再開予定です。
Alvar Aalto Collection
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Alvar Aalto Collection ボウル プライウッド
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Alvar Aalto Collection ベース recycled edition
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Alvar Aalto Collection ベース140mm recycled edition
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Alvar Aalto Collection ベース175x140mm
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Alvar Aalto Collection ベース
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Alvar Aalto Collection ベース251mm
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Alvar Aalto Collection ベース180mm
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Alvar Aalto Collection ベース220mm
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Alvar Aalto Collection ベース270mm
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Alvar Aalto Collection ベース400mm