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Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Mukura(Paratiisi) | ムクラ(パラティッシ)

Oiva Toikka | オイバ・トイッカ
Mukura(Paratiisi) | ムクラ(パラティッシ)

Brand : Nuutajarvi | ヌータヤルヴィ
Production Period : 1971-1975

別名パラティッシとも呼ばれるMukura(ムクラ)は、オイバ・トイッカが1971年にデザインしたステム付きグラスのシリーズです。パラティッシと呼ばれる所以は、ビルガー・カイピアイネンのパラティッシに合わせてデザインされたからなのですが、オイバ本人は「Paratiisiに合わせたグラスをデザインするように言われて作ってはみたけれど、そんなには似合わなかったな」と大笑いしながら語ってくれました。このグラスの製法は当時、非常に新しかったそうで、どう作るのか?が話題になったとも聞きます。型を使う葡萄のようなステム部分は、ボウル(カップ)部分を吹きで作る延長として同時に作られます。その後、プレート(フット)をつけるという技法が使われています。この頃のオイバ・トイッカはヌータヤルビガラス工場の製造現場で常に職人と共に仕事をしており、作り方も含めた製品のデザインをしていたそうです。

ムクラは小さい順にウォッカグラス、シェリーグラス、ワイングラス、カクテルグラス、ビアグラスの5種類のラインナップがあり、どこにでもある物ではありませんが、全く見つからないスーパーレアという部類のものでもありません。ただ、ワイングラスだけはかなり見つかけにくいです。これが一番使いやすく人気が高いため出回りにくいのか、それともすぐに買われてしまうのか、その両方でしょうか。とはいえ、このグラスをパラティッシ(ブラックがグッド)オーバルプレートの横においたディナーセットというのは、素朴なフィンランドとは大いに違って映ります。そしてスコープ好みの方向です。それはフィンランドを代表する大御所二人の装飾が組み合わさり、非常に独特で豪華な様相となりますから、機会あれば試して頂きたいテーブルセットです。ただ、なかなか実現の難しいセットではあります。

ガラスのパラティッシと陶器のパラティッシ

ある日、古い資料を整理していると白黒のパラティッシ(食器)にムクラ(グラス)そして始まりのバードシエッポ(オブジェ)がコーディネイトされた写真をみつけた。それ以来、スコープにとってはこの組み合わせが理想形となりスコープ提案のテーブルセットで多用する組み合わせとなっています。このムクラ、ヴィンテージではとにかく大事なグラスの代表格です。