
Oyyo / コットンラグLanding Site irregulars 65x140
残糸を使った一点物ラグ
手織りで一枚一枚織られるOYYOのラグは、インドのダーリという平織物です。といいましても、単に新しいデザインを取り入れただけでなく、自然染料を使って染めること、丁寧に緻密に織られたダーリは丸めると立つといわれているので、その立つぐらいのクオリティで織りあげること、この2点を現在に実現し、素晴らしい完成度で仕上げられています。こういった物作りの多くはデザインを現地工場へ渡し、生産にはほぼタッチしない流れが多いなか、OYYOの二人はこの完成度を実現するために工房を現地に設立し、織工を直接雇用することで製品クオリティをあげまくっています。つまり、デザインの良いダーリがないからデザインの良いダーリを作ったというような物作りとはちょっと違う次元にあります。自分達の工房で作る物だからこそ、OYYO二人の求める完成度が製品の隅々にまでいきわたり、他とは違ったクオリティで仕上げられているのですから。そしてOYYOのラグ、ダーリというのは、非常に多くの色を使っていますので、生産を続けますと残糸がどうしても溜まっていきます。だから残糸を使ってマット的ダーリを作れないか?という話がOYYOとSCOPEの間ではずっとあり、その先にできたのが、この残糸ざんすラグ《Landing Site irregulars 65x140》なのです。定番物との違いは、残糸を使っていることだけです。染めや織りに違いがあるわけでも、簡単に安く作っているわけではないので、この価格はかなりお手頃であると思います。そしてサイズも柄も同一ながら、配色は全て異なり同じものは一つもない固有の物として仕上がってしまうのも派生的魅力です。同じ物を作り続けると残糸ができ、その残糸を使って物を作るとそこには固有の価値が生れる。ただ残糸ラグが人気になっても、生産で生まれる残糸以上には作れません。残糸で作るからこそ面白い物なのです。そして、こういった一点一点配色が違うというのは売りにくい物ながら、生産されることも少ないのですが、個別販売が可能であり、しっかり在庫を積み上げて販売するスタイルのスコープであれば販売は可能、むしろ大歓迎です。そういった特殊機能を磨き上げて備えておいて良かったなってことをこういう時に強く思います。

ベッドサイドはベスト
キッチンでもいける気がする
65cm×140cmというサイズ、なかなか使いどころが多いと思います。スコープアパートメントではキッチンとベッドサイドで使っていまして、これが実にシックリ馴染んでいて素晴らしいのです。キッチンで使いましたらフリンジ部分にアレコレ絡まるかも?汚れが激しいかも?と気になる点もありましたから、真っ先にキッチンで使い始めました。使い始めて4ヶ月、特に汚れやすいとも感じることなく不満はないので、キッチンで使うのいいんじゃないかな?というのは今の僕のストレートな感想です。とても気に入った使い方になっています。このサイズであればお風呂場で洗うこともできるでしょうから、汚れてきたかな?ってタイミングで洗濯してみますが、まだそこに達していないので、その洗濯具合を知った上で買いたいという方は、その日記が追記された後に購入をご検討ください。また、ベッドサイドに1枚敷きますと凄く洒落て見え、脚を下ろす場所に細長いダーリが敷かれているというのはとても上品ですし、部屋の雰囲気もかなりレベルアップするように感じます。ダーリはシンプルな平織りですから、リバーシブルでも使え、軽量で耐久性に優れ、目が詰まっているので害虫が入り込みづらく機能的であることから、古くからインドで広く愛用される日用品です。あまり汚れだとかお手入れだとかの細かいことを気にしないで、ここで使ってみようかな?の直感に従って、使ってみるのがダーリに合った使い方のように僕は思います。滑り止め加工のような機能的要素は何も備わっていませんので、必要に応じて使う人各々で考えて自分に合った方法で対策してください。
- ブランド
- Oyyo
商品スペック
- 材質
- 横糸:オーガニックコットン100% / 縦糸:リネン
- 寸法
- 約650×1400mm / 1kg
*フリンジ部分は含まない - 生産
- Made in India
購入前に確認ください
- 毛玉のような糸のネップがみられます。特に目立つものは個別撮影しています。
- インディゴをベースにした青色や緑色のみ、色褪せや色ムラを最小限にするため鮮やかな自然染料に合成染料を混ぜています。自然のインディゴはオゾンに敏感に反応し、時間の経過とともに色が褪せたり、黄味がかったりします。
お手入れ方法 : Oyyoラグ
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。