KORBO/ ワイヤーバスケット

手編みのバスケット
スウェーデンKORBO

1922年から続くスウェーデンのワイヤーバスケットKORBO。耐酸性ステンレススチールワイヤーを溶接することなく手編みにて仕上げてあるのが最大の特徴で、それによりとても頑丈な道具となっています。これは言葉で聞くとわかりづらいのですが、実物をじっくり眺め、どう編んでいるのか？を紐解きますと、シンプルながら、なるほどこれはシッカリしている、よく考えられていると納得がいきます。本体上部にワイヤーを曲げ止めしている箇所が沢山ありますけれど、それは上部以外になく、当然ツナギ部分もありません。つまり本体の中下部には何かが引っ掛かる箇所がないよう作られています。バスケットをこう作ろうなんて思いつきもしないし、もし思いついたとしても、なかなか完成に至るのは難しい。流石に、これに替わる物はないでしょう。シンプル構造で頑丈だからこそ、なんでも気兼ねなくいれることができ、なんでも心配なく運ぶことができる、そんな万能バスケット。1920年代から続く物というのも珍しく、今のスコープ取扱品にはナカナカ存在しないレベルのロングライフ具合です。Aino Aaltoタンブラーでも1930年代誕生だから、これがスコープ取扱品において最年長アイテムでしょう。

いつまでも使える
これは壊れないな

KORBOワイヤーバスケット、本国スウェーデンでは古くから農業や漁業で活用されているそうです。確かにコレならば、どんな環境でも問題なく活用できそうです。耐酸性ステンレススチールということで、漁業にも使われるということは塩にも多少は強いのでしょうか。そこまで塩水に浸かる用途というのが僕の生活にはないから、試す機会もないのですけれど、海に遊びにいくようなことがあれば、そこで試してみましょう。（海水に濡れましたら、そのまま放置せず、なるべく早めにに真水でしっかり流すことはおススメします。）もちろん日常生活で使う限り、なかなかこれが使えなくなるほどに損傷するということは考えにくく、何に使うにしても全く気を使うような道具ではありません。壊れるイメージが全くなく、いつまでも使い続けることのできる永遠使用のイメージが芽生える程です。ヴィンテージも存在していそうな雰囲気があります。溶接することなく、極力少ない本数のワイヤーを使い、シンプルに手で編み上げているからこそ、ここまでしっかりした作りになる。製品に付属する紙タグには、ワイヤーを編んだ方のイニシャルが手書きされ、裏面につけて使う床傷防止の樹脂パーツも付属しています。

ランドリーバスケット
勿論それ以外にも

物をいれたり、運んだり。丈夫で頑強ゆえに用途を選ばないKORBOですが、スコープでの用途はランドリーバスケットに限定されちゃっているのが現状です。そもそもランドリーバスケットによい物ないだろうか？と探していく中で出会った物で、試しに使い始め何年も経過した後、ようやく取り扱いに至ったのですが、とにかく、その道はノラリクラリと時間ばかりが掛かってしまいました。その割にはスコープでしか取り扱っていない物でもなく、更に自分が必要とする2製品しか取り扱っていない。微妙な塩梅ではありますが、ランドリーバスケットない？とお探しでしたら、これも検討してみ下さい。一人二人であればBucket16の小さい方、それ以上であればBucket24の大きい方がいいんじゃないかと思います。ちなみに人気サイズはBucket24ということです。長年使ってきての不満はないのですが、敢えてあげれば、ワイヤースチールですから重量があります。なかなか重い。そこさえ抜けば、あれこれ気にしなくて良い丈夫さ、頑丈さの魅力で輝いています。もちろんランドリーバスケット以外にも、薪ストーブの薪を入れておくというリッチで優雅な用途から、分別ごみの重いビン類を入れるにもいいですし（贅沢な話ですけれど）、シンプルにリビングで使う物入としてもいい雰囲気だと思います。常には日用品として愛用し、アウトドアなシーズンには飲み物を沢山詰め込んで運び、そのまま川に入れて冷やしてしまえ！とかね。野菜運んでしまえ！とかね。どう使っても問題ないのなら、いくらでも使い道は見つかる！KORBOは家に一つあって困る物でもないでしょう。

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