[販売終了] iittala/ Birds by Toikka Ugla
(ウグラ / 2012年発表 scope別注オリジナル 2nd)
丸顔
バリエーション豊富なOiva Toikkaのバードの中で丸顔というのは実はひじょーーーーに少ない。
って書くと「丸顔?」とピンとこない方がほとんどだと思いますので、簡単に説明しますとこういう事です。
丸顔バードは他のバードとは異なる方法で作られた少し特殊なバードなのです。本体とは別にガラスで円形の顔を作りそれを本体にくっつける。それだけの事なんですけどそんな方法で作られた丸顔のバードというのは実は1980年代に集中していて僕の知る限りでは以下の4種類のみです。
HUUHKAJA(EAGLE OWL) 1984-1985
HELMIPPOLO(PEAR OWL) 1984-19855
LAPINPOLLO(LAPPLANDS OWL) 1984-19855
POLLO (OWL) 19895
どれも製造期間が極めて短くヴィンテージショップ巡りをしても巡り会う確率は限りなくゼロに近い。それで、この技法のバードを普通に手に入れる事ができたらいいな~ってリクエストしたのが丸顔バードだったわけであります。その際、話に出したのがEagle Owlだったから縦長タイプになりました。
関門
このバードを作るのに一番苦労したのが顔です。丸顔バードを試作しようと思うと古いバードの顔型は、ほとんど残っていないので新たに型から作らなければいけない。でも、それには、オイバが新たに顔を描く必要があるわけです。そこが難しかった。なかなか描くとはいってくれない。でも周りの人々の手助けもありなんとか、オイバが重い腰をあげようやく描いてはくれました。がっ、その出来上がった顔が僕の求めてた方向と違った。。。何と言いますか、もっと密度が欲しかったのです。
でも、時間はないし更に顔を描き直して欲しいなんていえばこの企画が流れるかもしれない。それでその顔で試作を進めてみる事に。でも、流石はオイバ先生でして最終的には凄くイイ形には持っていってくれたんですよね。それでも顔的にOK!OK!とは言えなくて迷っていると。。。「 体についてはどの技法がいい?」ってオイバが聞いてくれて僕はこの真っ白の表面を薄っすらと焦がしたタイプが一番好きだと伝えると「 俺もそうだ。これはいいよな。 わかった、お前が帰ってから 新しい顔を描いておく。 密度の高いヤツな。それでこの 体に合うやつを作る。任せておけ。」
そして後日ヌータヤルヴィで試作が行われ完成したのが、このUgla。初めて写真を見た時からキターーーー!!!って叫びたくなるようなとぼけた雰囲気でクスっと笑顔にしれくれるような完全癒し系の個性丸だし丸顔バード。まさに乙!オイバード、乙の極みです。予想していた以上の暖かく楽しいゴールに嬉しくて久々に少し泣けました。
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- サイズ
- 約φ95×160mm
- 生産
- Made in Finland
- 備考
- 500羽限定。シリアルナンバー入り。