
ARABIAからiittalaへティーマ裏刻印の歴史
署長さん(The Inspector)
2009-
平和なムーミン谷を守る署長さんの意外な趣味とは・・・
2009年に登場した署長さんマグにはちょっと驚かされました。
日本では、茶色い毛に覆われたご先祖さまの人気が高いですし、
他にもスナフキンの父ヨクサル、ホムサ・トフト、スノークなど
マグに登場してもおかしくないキャクラターがいたからです。
署長さんとは呼ばれていませんが、
『ムーミン谷の夏まつり』(講談社)にはおまわりさんのヘムルが登場。
コミックスには何人かポリスマンが出てきます。
昭和アニメで署長さんを務めたのはヒゲのある年配の人物。
平成アニメはこの若い署長さんで、
ミムラねえさんと恋人同士という設定でした。
多少のゴタゴタはあるものの、基本的にムーミン谷はとても平和。
署長さんの出番は少なそうですが、汚くて臭いスティンキーが
住人を困らせたり、吸血鬼が出没したり、海賊が現れたり、
なんだかんだでけっこう忙しいんです。
明記はされていないものの、おそらく種族はヘムル。
ポリスマンという職業は厳格なヘムル族にぴったりですね。
ヘムルの特徴である収集癖はないらしく余暇にやっているのは薔薇いじり。
同じ趣味を持つムーミンママとガーデニング談義で盛り上がることもあります。
フィンランドのナーンタリにあるテーマパーク、ムーミンワールド
では、園の中心地点あたりの警察署が案内所になっています。
冬の開園時にはスキーやスケートの貸し出し拠点に変身。
夏場は留置所に入って囚人ごっこをして遊ぶことも!
また、署長さんの服を着たスタッフが遊びの手助けをしてくれます。
男の子も好みそうなカラーリングの署長さんマグ。
前年にリリースされたミムラマグと組み合わせると、
いかにも“ペア”な雰囲気に。ムーミンパパ&マママグはちょっと
使いづらいな、なんていうカップルの方にもオススメです。
さて、これまた何でも合うマグですが、ガーデニング好きの
署長さんにちなんでフレッシュハーブティーを。
できれば自分で育てた無農薬のミント、カモミールなどを
ひとつかみ入れ、熱湯を注いで軽くつぶします。
お好みでハチミツを入れても。
市販のハーブティとはまた違うフレッシュな風味をご堪能あれ。
text:萩原まみ(too)