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[販売終了] Limited / Heini Riitahuhta Unique Mini Chair

これ、なんですか?
ヘイニのアトリエから
発掘してきた椅子

それも興味深い話なのですが、現在進行中の最新作というのは、誰かの依頼を受けて作っている物が大半なので、自分の物となる確率は低い。それもあって、実は強く興味を惹かれない。それじゃいけないんだけど、実際はそんなものです。 それで現在進行中のプロジェクトの話を聞きながら、僕のアンテナは周囲に向き 独自の発掘作業が始まります。アトリエの片隅にヒョイと置かれた試作や、 棚に詰め込まれ表舞台に出る事のない過去作の中に、僕にとっての逸品を見つける事があるのです。

石本藤雄先生のアトリエでもそんな物をいくつか発掘しましてそれを我物とし、日々愛用していく中、別注ネタへと発展し制作依頼した案件がいくつかあります。

そしてヘイニ・リータフフタのアトリエを訪れた時に発掘したのが椅子のオブジェ。ヘイニのアトリエにはパターンが切り貼りされた陶器作品や、パターンの切れ端が多く散在しています。そんな彼女のアトリエの片隅で複数のパターンで覆われ装飾された小さな椅子のオブジェを発掘!ちょこんと部屋の片隅に置いてあり、その見え方が、とても良かったのです。

『これ、なんですか?』アトリエの片隅で椅子のオブジェは、某企業ノベルティとして、毎年数点だけ作っている作品なのだそうだ。

ヘイニの作品と言えば、彼女がデザインしたグラフィックパターンを陶器に切り貼りし完成していきます。、基本はそれらを更に組み合わせ大作として仕上げた作品が多い。僕が見ていて一番多いと感じる、つまりヘイニの王道的作品はそんな六角形の立体物を複数組み合わせた大作です。(過去ブログ参照↓)

ヘイニのアート作品

その作品群に見慣れていると、組み合わせではない一点物の小さな椅子は、なにより静かで渋く、良い雰囲気だった。部屋の片隅に置いてあるのいいじゃんと、そのまま我物として持ち帰りまして今回の別注企画へとつながっています。

2015年8月のフィンランド出張の際にヘイニのアトリエを訪問しまして製作途中のアートピース達を見ながらあまりベースになった椅子を気にせず自由に好きなように作って欲しいとリクエストしまして完成した50点。(当時の様子はコチラ↓

ヘイニさんのお宅訪問

フィンランドに古くからある職人が好き勝手に家具を作っていた、そんな時代の椅子がモチーフです。おもちゃのような暖かく可愛らしい形に手作業ならではのゆがみも加わり、独特なるヘイニな雰囲気を醸す小作が完成しました。椅子は5種類各10個、それぞれ異なるパターンが貼り込まれているので、同じ物はありません。

最初に僕が手にした作品が濃い色だったのでそちらに目が行きがちではありますが、淡いカラー、明るい色目もまた異なる印象でよいなと思います。特にブルーは好みです。ヘイニデザインの定番ともいえる植物柄に加え、ストライプ、ドット、グラデーションと多彩な色と柄の組み合わせで覆われた椅子。1つ1つ見ていくのは楽しい事ですから是非ゆっくり眺めて頂き、もし好みの1脚が見つかれば、部屋の片隅にでも飾ってやって下さい。そんな雰囲気がよく似合う作品です。

アラビアのRunoも生産が終了し、スコープとのコラボ企画も印判箸置以来と、長期間途絶えましての久方ぶり登場。ただ、印判箸置に続くは、いきなりユニークピース。小作とはいえ一点物50点。飛んですみません。

デザイン
Heini Riitahuhta (ヘイニ・リータフフタ)

商品スペック

材質
陶器
寸法
A: 約W70×D70×H130mm
B: 約W70×D75×H135mm
C: 約W70×D65×H150mm
D: 約W70×D80×H130mm
E: 約W75×D70×H130mm
※個体差があります。
備考
アーティスト本人の手作業により製作されています。

おつかれさまアイテム ※ 以下は販売終了した商品のため、入荷の予定はございません。