遅ればせながらシナモンロール
2023年2月16日
つるの恩じゃない返し
藤つるの持ち手がやさしい伊賀の土瓶。洗っているとたまに持ち手の返し部分がぴょんと外れるので、三つ編みの輪っかにギュッとはめ直しています。令和になっても手のかかるやつめ~と思いながらも、この懐かしい作業、お茶を飲むくらい暇なわけなので嫌いじゃないです。伊賀で取れる土と釉薬を使い、伊賀の職人さんがひとつひとつ手挽きで作っている土瓶。形も釉薬のかかり具合も様々なのですが、今回何気なく藤つるだけに注目して個別画像を見てみると、曲がり具合に面白い個性があるではないですか。そして気付いたんです。あれ、籐つるの返し部分が、私の持ってる土瓶のものより長くなってる?となると、もう外れたりしないのだろうか。良くなっていていいな~と思う一方で、外れ癖があるくらいが可愛い、やっぱりうちの土瓶が一番なんだわと思ったり。(スコープ酒井)