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2009年9月22日
フリーマーケットからの宝物

PHOTO:原田 智香子

ヒエツのフリーマーケット

今年もまたこの時期がやってきました。夏の間に集めた、たくさんの写真と思い出の整理です。昨日はその中からプリントする写真を選び出すのに何時間もかかってしまいました。プリントした写真はクリスマスカードに同封して送り、この暗い季節に、明るい夏の思いでを友人達と分かち合うのです。

何枚も重なった写真を見ながら、特に楽しかった思い出がよみがえりました。マイスオミチームの皆で一緒にフリーマーケットへ行った時のことです。あの日は夏も終わりに近かったけれど、とても暑い日で、突然とヘルシンキで最も有名なフリーマーケット、ヒエタラハティへ行くことにしたのでした。略してヒエツ。ヒエツは夏だけ開かれるマーケットでトラム6番で行くことが出来ます。

私は回復の見込みのないヴィンテージ・デザインの収集家です。そんな私ですが、私たちのチームの中ではそのことで特に問題はなさそうです。なぜかというと、他の皆も多かれ少なかれ数十年前のフィンランドデザインを集めているからです。(私ほどの規模ではありませんが・・・)

今年の夏はまた再び、ヒエツのフリーマーケットにはとても良い宝物が出ました。原因はわからないのですが、ある夏には目ぼしい物はほとんどなかったり、反対に行く度に何かしら見つける、豊作の年もあるのです。状況に波があるわけですが、その中で今年の夏は、多分過去最高の夏だったと思います。

マリメッコのヴィンテージファブリック探し

うちのチームのメンバー全員、古いマリメッコの服や布には目がありません。マーケットに布の山があると飛びつき、ワンピースやスカーフ、チュニック、Tシャツ、インテリアファブリックなどを見つけようと発掘作業に入ります。サミは、カーテンやテーブルクロスには興味ないようですが、それでもマリメッコの古いヨカポイカ・シャツを着るのは好きなようです。このシャツは1960年代か70年代ころのヴィンテージ物が最も色彩豊かで素晴らしいと思います。古いシャツは生地が厚めで丈夫なので、古いにもかかわらず今の新しい服よりも長持ちするかもしれません。

私のマリメッコのヴィンテージ・ファブリックへの思い入れはかなり強く、もしマーケットのテーブルに古い布を見つけたなら、私は1枚1枚チェックし、売り手にマリメッコはあるか?枕カバーでもいいから、と必ず声をかけます。 とっても古いものも、すっかりヨレヨレで色も褪せてしまった服でも、どれも私には魅力的です。誰かが自分で縫った仕立ての悪い物も、すっかり解いてしまえばちょうど欲しかったマリ布のはぎれになります。洗ってアイロンをかければ、そこからまた何でも作れます!

この夏のヒエツでの最高の掘り出し物は、マイヤ・イソラがデザインした、《ムイヤ》で作ったブラウンのワンピースです。これはその後、うちのヨシコの誕生日にうやうやしくプレゼントされました。ヨシコには内緒ですが、実はたった20ユーロ。古いロマンチックなワンピースは彼女にとてもよく似合いました。ビンテージの服は、新品の服からは決して感じることの出来ない、何かしら特別な感覚を生み出すのです

本命はやっぱりアラビアのヴィンテージ

私たちがマーケットで最も意欲を燃やして探すのは、やはりアラビアの古い食器でしょう。果物の絵の付いた器のポモナ、ステンシルで絵をつけた古いコーヒーカップ、エステリ・トムラの食器、ホーローのコーヒーポットやケトル。それにライヤ・ウオシッキネンのとても珍しいコーヒーカップも素敵です。

ヨシコが見つけたのは古い黄色い牛の絵の付いた水差し。アクセリはホーローの野菜の絵の付いた入れ物、私はカイ・フランクの古い蓋物、キルタの器を見つけました。

マーケットで最も良い売り手は多くの場合相続人代表者で、彼らは両親や祖父母の遺した家庭用品を売っています。お年寄りは物を大切に扱ってきているので、そういった人たちは大抵とても良い物を持っています。この私たちチームが皆で繰り出した日にも、一つ相続人の出すテーブルがありました。ここにはたくさんの素晴らしい食器や家庭用品に加えて、古く魅力的な料理の本がたくさんありました。 私がこの夏マーケットで買ったものは、例えば古くズッシリとした鋳鉄の肉挽き機、飾りの付いた銅のケーキ型、100年以上も古いピパルカックの型などです。この古い道具を使い、古いレシピで料理をすれば、マーケット広場からタイムトラベルへと出発です!お金はほとんどかかりません!

マーケット広場では、品物の値段は様々です。こちらの人はトムラのコーヒーカップを10ユーロで、向こうの人は30ユーロで売っているかもしれません!つまり、値切ること、比較することが必要です。でも、もし長年欲しかったものをやっと見つけた時には、即座に手に取り、その場で買ってしまうことをお勧めします。マーケット広場では昔ながらの法則が今でも通用しています。 《はじめに売り子の手に現金を持たせた人が勝ち!》です。


Text & Recipe : Hanna Jamsa (ハンナ・ヤムサ)

ヘルシンキを拠点とした現地でのガイドツアーや様々なサービスを日本人旅行者に提供する会社、My Suomi(マイスオミ)代表取締役。実はフィンランド屈指のアンティークコレクターでもある。フィンランド・ヘルシンキ在住。

My Suomiはこちら↓

これは、私の母インケリが愛する、とても古いレシピです。 材料は2つに分け小さめの型を使えば小ぶりのパイが2つ出来ます。1つは自分で、もう1つはお友達へのプレゼントにしてもいいですね。インケリのパイはこのままでもおいしいですが、もし贅沢感を出したい時には、バニラアイスクリームやバニラソースと一緒にいただくといいでしょう。

P.S. このレシピはリンゴ以外の他の果物にも応用できます。もし北欧のルバーブが入手できるのでしたら、リンゴの代わりに良いですし、チェリー・ジャムなど、甘く酸っぱいベリーや果物がピッタリです。