[販売終了] iittala Oiva Toikka Lollipop 2021 for scope
ヴィンテージで見つけられないから
再生産する奥の手。
確かにメールオーダーのバードは数が少ないとは
聞くけれど、そんな全く見つからない物ではない。
もっとレアとなるバードはある。スロ&ソルヤ、
条件的にはそんな壮絶レアになるなんて事には
ならないはずなんだけれど、これは無い。
なんでだか、全然ない。いくら探してもない。
とは言っても僕の知人はソルヤを持ってるから
世の中に存在しないわけではない。
結局のところ生産数が数個、十数個程度の物は
別として、僕の中で最もレアなバードはなにかと
そう聞かれたら、このスロ&ソルヤと即答する
という事になるので、自分の欲望のままに復刻を
してしまいました。すみません。
僕が初めて手にしたファーストキーックリ。
脚無しで非常に渋い色目だった。アンバーというか
ブラウン系ガラスを使った非常に落ち着いた色合い。
他のバードにはない、その配色がとても気に入り
他にも!とバード本をめくったらば、そこには
スロとソルヤがいた。他にもこんな配色のバードが
いたらいいんだけど、他にいない、んだな。
だから、これは復刻をしたとそういう事なのです。
サイズはキューヒューと同じ型を使っているから、
ほぼ同じ。まぁ兄弟みたいなもんです。
こういった渋めの配色のバードもいいですよぉ。
僕がやたらブラウン系のガラスを使って試作したがる
のは手持ちのキーックリとスロ&ソルヤの影響という
事であります。欲望の赴くまま復刻と言うヤツです。
職人が手作業で作る物だから
色々あって、それがいいと、そういう事
どれも同じ形で同じサイズで、どれも
寸分の狂いなく綺麗に量産されていたら、
そんなのは全くもってツマラナイ。
コピー感がない事は何より大事だ。
僕には物作り、物をみる先生、
尊敬する人が一人いるのだけれども、
その人は黒点が沢山あるティーマを
欲しいと言っていた。その気持ち最近わかる。
スツール60も脚部に節があった方が面白く
魅力的だと、ビンテージを見ていて特に思う。
で、オイバのバードも同じくだ。
もしバードに気泡もなく、コテの跡もなく
個性も何もなく、どれも同じだとしたらば、
それはすなわち価値がないのに近い。
作る過程で使った道具の跡、気泡もあり、
歪んでいたりちょっとした混入物もあり。
あまりに綺麗で、何も無い物は、
多分付き合っていてつまらないだろう。
人が手作業で作る物だから、何かしらあって
当然で、それを魅力と価値と感じていける事が
物を見る目を育てる第一歩ではないだろうか。
そこを超えられないと、手に出来る物の範囲を
激しく狭めるから目も育たない。
バードも500個並べてみると全然違う。だから
自分と合うヤツがいて、手放せなくなるんだな。
何かあると損と思う人がいるかもしれないけど、
それを理由に好きなのに選ばないなら、
そっちの方が圧倒的に損だと思う。
気泡なんて無いよりあった方がいい。
少し変な形してて、人気が無かったとしても
自分がそれを好きなら、それがベスト!
そういう事だと僕は思います。
職人が手作業で作る物なので
色々ありますが味としてお楽しみ下さい。
ってザックりやるには大事過ぎる事だから、
少し長く書いてみました。
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Oiva Toikka (オイバ・トイッカ)
商品スペック
- 材質
- 無鉛ガラス
- 寸法
- Sulo(脚付き):約W180mm×D90mm×H180mm
Sorja(脚なし):約W160mm×D95mm×H110mm
*個体差があります - 生産
- Made in Finland
- 備考
- 各500羽限定。シリアルナンバー入り。
刻印:O.Toikka IITTALA 2015 SCOPE ***/500 (手彫り)