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2022年10月24日
土鍋麻婆豆腐

最近寒いからさー、布袋鍋で麻婆豆腐作ったら、ずっと熱々で幸せやった。スコープのニワカお料理男子スタッフ鈴木が、そう言って見せてくれた麻婆がこちらです。あれ、いつの間にか腕を上げ、ニワカじゃなくなってるー。と思いながら自分が十数年前中華街で食べた「孫麻婆豆腐」も熱々の土鍋だったなぁと思い出し、熱いの辛いのでひと盛り上がりした記憶が蘇ってきました。ここでひとつ疑問が湧きます。麻婆豆腐を土鍋で調理して大丈夫なのか。調べてみたところ、これはやはり「NG」という事。土鍋に直接油をひくと土が油を吸って鍋底から染み出し引火の危険アリ。また、薬味と肉を油で炒めて、一気に水を投入する工程がある麻婆豆腐、急激な温度変化により土鍋がピッシィーと割れることも。なので、ベースになるスープまでを別鍋で作るのが正解。豆腐投入あたりから土鍋に移して完成させると、安心して土鍋を使えます。調理に鍋を2つも使うとは贅の択ですねー。(洗いものが増えますよねーと言いたい)と一瞬口に出してしまった私に鈴木パイセンが言いました。皿を使わずに土鍋を器としてそのまま出すんだから、洗いもの増えなくなーい?確かに。土鍋を器と考えれば洗い物、増えなーい。土鍋料理は卓上コンロを出してグツグツ鍋するものだと思っていましたが、最後に温めてテーブルに出す、センターピース的な使い方もいいですねぇ。(スコープ酒井)

2021年1月28日
味噌煮込み専用機

外食の機会が減り、スコープの愛するきしめん屋新市川中川店の味噌煮込うどんもかなりのご無沙汰で寂しい日々。とはいえ、年がら年中味噌煮込うどんを欲するだがや県民の我々は、この季節はやっぱりミソニコ。家でもミソニコ。ひとり用の小さな土鍋でグツグツ煮立たせて作る味噌煮込うどん、ほぼほぼ、それ専用機として布袋鍋小サイズ黒飴を愛用中なのですが使う度に吹きこぼれた味噌が焦げ付いたりして、少しずつ雰囲気が出てきました。老舗の土鍋感が出るまでにはまだまだですが、もう割れたら泣くレベルまできてます。名古屋近郊のスーパーで買える味噌煮込うどんは数種類ありますがお気に入りと言えば、山本屋本店の2食入りのもの。ちょっとお高めですが、お出汁パックが別で付いるので、味噌出汁が美味しいのです。ちなみに、生まれも育ちも名古屋、ヒゲの先まで名古屋メシで出来ているスタッフ鈴木のミソニコ作法は、白ご飯添え。ご飯茶碗を取り皿にして炭水化物オン炭水化物でご飯と一緒に食べるのが最高だで!とのことですがこれ共感してくれる人いるのかしら。(スコープ酒井)

2020年2月10日
第62回 つみれ?つくね?


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2019年12月1日
12月の食材「かわはぎ」

たまにはさっぱり系のお鍋で、
かわはぎと野菜の美味しさを堪能!

スーパー散策が趣味でして、冬がはじまると、拡大した鍋つゆコーナーに必ず行ってみます。ほほぅ、このメーカーは去年のあの商品が売れず、差し替えてきたな…なんて思いをめぐらし、手を替え品を替え、新しく出てくる鍋つゆ商品を吟味します。

「トマト鍋」や「カレー鍋」が流行ったときには買って試してみましたし、それを受けて「これが白ごはん.com流のトマト鍋や!」と、カッコつけて家族にふるまったりもしました(笑)。こんな風に、家のご飯のバリエーションが増えることって、楽しくていいなぁと思います。鍋料理って、ちょっと気を抜くとマンネリ化しがちなので余計です。

さて、鍋料理で僕からひとつ提案できることがあるとすれば、冷凍もできて手軽だから、つい豚肉や鶏肉を鍋の具にすることも多いと思うけれど、それをごそっと魚介に置き変えてみませんかってこと。いつもとはひと味違う、クリアで旬のつまった味わいの鍋が楽しめるからです。

冬の時期は「かわはぎ」が特におすすめ。白菜や長ねぎなんかの淡白な野菜と相性ばっちりの白身で、骨から身もはずれやすくて食べやすい魚です。

野菜は、白菜、長ねぎ、大根と人参は柔らかくなりすぎないよう棒状に切ります。他には、きのこ類に豆腐やちくわ、それから、くず切りや餅巾着なんかも嬉しいかも。さっぱり系の鍋なので満足感のあるものや食べる人が好きなものを脇役具材としてたっぷりと用意しましょう。



まずは土鍋に水と昆布1~2切れを合わせ、昆布の味を出しやすくするため30分ほど置くので、その間に下ごしらえを進めます。かわはぎは1尾を半分に切って、鍋に湯を沸かし、身をさっと落として霜降りします。身全体が白くなれば引き上げて、後は他の具と盛り合わせておけばOK。ちょっとしたことですが、これで臭みが抜けるんです。

食卓についたら、大根、にんじん、白菜の芯、長ねぎだけを先に入れて火にかけ、沸いたら昆布を取り出します。あとは他の具材を入れ、火が通ったものから順にポン酢につけていただきましょう。鍋料理だと、プリッとしたかわはぎの美味しさが手軽に味わえるところがいい!

最後の〆はやっぱり雑炊かうどん。もし魚屋さんで「肝も入れとくよー」なんて嬉しい買い物ができていたならば、肝入りの味噌雑炊は美味しく食べやすいのでチャレンジの価値アリです。

かわはぎは下ごしらえで、ヒレをキッチンばさみを使って切っておくと、鍋で煮やすく、身も食べやすくなります。また、かわはぎを頭付きで購入できたなら、頭を切り落としてから、身と一緒に霜降りをして、鍋に一緒に加えましょう。美味しく食べることのできる身もたくさん付いていますし、出汁がより出るので〆の雑炊も美味しくなりますよ!

(c)冨田ただすけ
文・写真/冨田ただすけ
イラスト:(c) こやまこいこ / コルク

2019年2月1日
2月の食材「菜の花」

菜の花の春らしさも嬉しい
だし汁いらずのかんたん雑炊

本やWebで「〇〇2・0」みたいなワードを見かけたこと、ありますよね。お金2・0とか、マーケティング4・0とか。数が増えるにつれてその考え方などをアップデートしてるっていう意味なんですよね。

僕の料理も日々まさに更新中で、以前のレシピをふり返ると「この頃はまだこのやり方だったか…」と思うことがざらにあります。今月の菜の花を使った料理も、たぶん菜の花レシピ3・0くらいかな(笑)

さて、僕の菜の花料理で何が変わったかというと、「ゆで汁の美味しさに気づいた」ということがいちばん大きいと思います。料理屋で教えてもらった菜の花のお浸しは一番だしを使って作るけれど、いまの僕は菜の花のゆで汁を冷まして、それをだし汁替わりに使っています。昆布だしのようなやさしい旨みがある菜の花のゆで汁を「料理に使わない手はない!」と気づいちゃったんです。

今回紹介する雑炊でも、菜の花を直入れするからこその美味しさがあります。まずは、菜の花を1~2cm幅に切って(穂先はバラバラになってしまうので切らないように)、細く切った油あげ、ジャコ、卵も用意しましょう。

菜の花は、茎の太さのわりにすぐに火が通るので最後のほうに入れます。水が沸いてからはじめに入れるのは、油あげ、ジャコ、ごはん。ごはんがほぐれたら醤油、みりん、塩で味を調えます。

再沸騰したら菜の花を入れてお玉でさっと混ぜ、30秒ほどくつくつと加熱します。続けて、溶き卵をまわし入れ、少し間をおいてから全体を混ぜれば完成。雑炊は時間をおくと米が水気を吸うので、出来たてを早めにいただきましょう!

ちなみに、雑炊に加える温かいごはんは、入れる前にさっと流水で洗って表面のぬめりを落とすと、仕上がりが比較的さらっとなるので好みでやってみてください。

土鍋で作った熱々の雑炊に、シャキシャキの冷えた大根やカブの漬物。温度と食感のコントラストがばっちり決まったこの組み合わせが個人的に大好きで、寒い時期の献立としてはかなり秀逸だと思ってます。実は冨田家では「今日の晩ごはんは雑炊だよ~」はかなりメジャーなことなのです。

おおよその目安はたっぷり1人分で、ごはん軽く茶碗1杯分に水300ml、菜の花50g、ジャコ10g、油あげ1/4枚、卵1個、調味料は醤油とみりん各小さじ1、塩が小さじ1/6くらい(好みでこしょう少々)。適宜増やして作ってみてくださいね。土鍋で雑炊やおかゆを作るってことは、土鍋の貫入に糊となる米が入って割れにくくなるって勝手に信じてます。

(c)冨田ただすけ
文・写真/冨田ただすけ
イラスト:(c) こやまこいこ / コルク

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