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2022年3月16日
キッチンツールの奥義

料理中に使う菜箸やお玉の一時置き場。これについては、便利な専用グッズが世の中に沢山あり、一時は導入してみようかな?と考えた時期もあるのですが、とりあえず手持ちの皿を使えば無駄がなくていいじゃん、という結論に達しています。一時置き場役としてかなり長い間使い続けていたのは、ティーマプレート12cm。安定の使い心地で満足だったのですが最近ふと、どこまで受け面積を減らせるかしらと攻めてみたい衝動に駆られ、東屋豆皿を使ってみたのです。梅、扇、ひまわり、たんぽぽ、ひょうたん、木瓜、と東屋豆皿全種で試してみました。それで個人的にヒットしたのが「扇 コングラチュレーションズ」要のあたりに菜箸を置くと納まりが丁度良く、見た目も遊び心に溢れていて楽しげ。しかも小さいのにお玉と菜箸のダブル置きも出来るのです!邪魔にならないサイズなので常に台所の表舞台にスタンバイさせて、日々愛用しています。(スコープ酒井)

2021年10月13日
豆皿の収納

スコープ取り扱いの東屋豆皿は、別注 印判豆皿、定番 印判豆皿無地 豆皿土灰、3シリーズで 全20種。型違いや柄違いで集めるのが楽しく、ついつい買い足してしまうので、自宅では骨董豆皿を含めると収納に悩むレベルで増えてしまっています。同じくスコープ事務所の和食器収納も、引き出しを開ける度に不安定に重なった豆皿がカチャカチャ音を立てています。丸い型がベースになっている「梅・ひまわり・たんぽぽ・桃」は、問題なくスタッキング出来るのですが個性的な型の「ひょうたん、扇、木瓜」この3つはなかなかスタッキングに頭を使います。それで、豆皿収納を調べていた所、竹カゴにまとめてざっくり重ねる収納方法に目がとまりました。どうやら豆皿はひとまとめにして収めるのが良さそうだと知り 、それに近い感じを東屋のを使ってチャレンジしてみました。箸置きを入れた一合を一升の中に収め、余ったスペースに豆皿を入れてみたら、丁度四分割レイアウトになり、気持ちよく綺麗に収まってビックリ。下に丸ベースの豆皿、上に個性的な型の豆皿を乗せると収まり易いようです。豆皿同士がカチャカチャ音を鳴らす事もなく、思っていた以上にキッチリ整ったので、引き出しを開けたり~、閉めたり~、開けようとして~、やっぱ止めたり~。整った収納は何度見ても楽しい。(スコープ酒井)

2019年2月1日
菜の花

本やWebで「〇〇2・0」みたいなワードを見かけたこと、ありますよね。お金2・0とか、マーケティング4・0とか。数が増えるにつれてその考え方などをアップデートしてるっていう意味なんですよね。

僕の料理も日々まさに更新中で、以前のレシピをふり返ると「この頃はまだこのやり方だったか…」と思うことがざらにあります。今月の菜の花を使った料理も、たぶん菜の花レシピ3・0くらいかな(笑)

さて、僕の菜の花料理で何が変わったかというと、「ゆで汁の美味しさに気づいた」ということがいちばん大きいと思います。料理屋で教えてもらった菜の花のお浸しは一番だしを使って作るけれど、いまの僕は菜の花のゆで汁を冷まして、それをだし汁替わりに使っています。昆布だしのようなやさしい旨みがある菜の花のゆで汁を「料理に使わない手はない!」と気づいちゃったんです。

今回紹介する雑炊でも、菜の花を直入れするからこその美味しさがあります。まずは、菜の花を1~2cm幅に切って(穂先はバラバラになってしまうので切らないように)、細く切った油あげ、ジャコ、卵も用意しましょう。

菜の花は、茎の太さのわりにすぐに火が通るので最後のほうに入れます。水が沸いてからはじめに入れるのは、油あげ、ジャコ、ごはん。ごはんがほぐれたら醤油、みりん、塩で味を調えます。

再沸騰したら菜の花を入れてお玉でさっと混ぜ、30秒ほどくつくつと加熱します。続けて、溶き卵をまわし入れ、少し間をおいてから全体を混ぜれば完成。雑炊は時間をおくと米が水気を吸うので、出来たてを早めにいただきましょう!

ちなみに、雑炊に加える温かいごはんは、入れる前にさっと流水で洗って表面のぬめりを落とすと、仕上がりが比較的さらっとなるので好みでやってみてください。

土鍋で作った熱々の雑炊に、シャキシャキの冷えた大根やカブの漬物。温度と食感のコントラストがばっちり決まったこの組み合わせが個人的に大好きで、寒い時期の献立としてはかなり秀逸だと思ってます。実は冨田家では「今日の晩ごはんは雑炊だよ~」はかなりメジャーなことなのです。

おおよその目安はたっぷり1人分で、ごはん軽く茶碗1杯分に水300ml、菜の花50g、ジャコ10g、油あげ1/4枚、卵1個、調味料は醤油とみりん各小さじ1、塩が小さじ1/6くらい(好みでこしょう少々)。適宜増やして作ってみてくださいね。土鍋で雑炊やおかゆを作るってことは、土鍋の貫入に糊となる米が入って割れにくくなるって勝手に信じてます。

(c)冨田ただすけ
文・写真/冨田ただすけ

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