
2000年頃から爆発的人気となりながらも、気づけば世から姿を消していたスーザンベルのナイロンバッグ。2色の組合せから生まれる膨大なカラーバリエーション、そして丈夫さと手軽さが何よりの魅力です。ずっと使える物だから、一度手にした人はずっと愛用を続けるのですが、買い足したい買い替えたいと思った時には、どこにも売っていない物となっていました。そんなタイミングでスコープユーザー様からリクエストを賜わり、2016年よりスコープでの取扱を開始しました。流行物を取扱いたい考えは皆無ですが、多くの人が使い続けている物ながら、お店からは忘れ去られてしまっている物から流行の印象を払拭し、ずっと続く物として取扱っていきたいとは思っています。コツコツと続けていこうSUSAN BIJL。アイテムも増え、色も増え、そもそもコレクションの発表頻度も増え、とにかく増える一方だから、取扱ラインナップはかなり絞っています。それも続けるためなのです。
Insight
collection 2023
2023年2月にスコープ倉庫はバージョンアップして出荷場が広くなりました。そしてその広くなった出荷場を組み立てるにあたり「アリ物でやってみる」というルールを設定したので、棚を新しく買い足すことをしていません。スコープオープン当時から色々な場所で使ってきた棚を寄せ集めてきて、シールやテープをはがして綺麗にしてから設置していきました。貼るのは簡単だけど剥がすのは大変!もう棚に色々貼り付けるのはやめようと全スタッフが心に誓ったと思います。ズラッと並んだ棚、サイズも見た目もマチマチなんだけど、収納する物も色々だから案外揃っていない方が使い易いようにも思えるし、見た目もなんだか悪くはない。棚が足りなくなるといくつかの倉庫をスタッフが探し歩き、仕舞い込んでいた棚のパーツを発掘してきます。多くの眠っていた道具がアクティブになり、倉庫の色々な場所がスッキリ綺麗に整頓されていくのは気持ち良いです。スーザンベルから送られてきた2023年のコンセプト「インサイト」の内容を読んでいて、スコープ新出荷場の方向性は少し似ているように感じました。なにも無かった広い出荷場も今は色々な物が置かれ、日々皆が仕事に励んでいます。その新しい出荷場を組み立て始めた頃、まだまだ物がない出荷場で2023年の新コレクションを撮影しました。
Forever!
定番ラインナップ
ブルー、ネイビー、ブラック、グレー、キャメル、パインといった一般的な色名が使われている定番コレクションのForever!その名の通りずっと続いていくラインナップであり、スコープが取扱開始した2016年には既に存在していました。ほぼ変化することもなく、長く続いているコレクションですから真なるフォーエバーといえるでしょう。基本的に派手な配色の多いスーザンベルですが、そういった方向が好みではなく、常にステルス機能を聞かせて生活したいと思っている人にも向いたシリーズだと思います。毎年リリースされる新コレクションが注目を集めるスーザンベルではありますが、フォーエバー!は定番だけあって変わらぬ人気を保っています。スーザンベルは少し派手過ぎると躊躇う気持ちがあれば、Forever!を選んでみてください。きっと気に入り、日々愛用して貰えると思います。年に1、2回は再入荷します。
SUSAN BIJL for HAY
デザイナーのBertjan Pot自身が毎日使用しているスーザンベルのショッピングバッグをHAY向けにデザインしました。常には2色のコンビネーションでバリエーションが作られていきますが、このコレクションはかなり特殊で6色マルチカラーが採用されています。発売は2019年5月、ラインナップはバッグL(4配色)のみという、限定された特殊なコレクションでした。そして2020年1月にはバッグM(4配色)が加わりラインナップ拡充。途中でブルーの色が少し変更になってはいますが、定番フォーエバーのように、同一アイテム同一カラーで生産は続いています。世界中のHAYショップとHAYを取扱う小売店で販売されています。
《在庫限り》20%OFF
Play
collection 2022
遊ぶことは楽しむこと!遊ぶこととは、競うことなく自由に、クリエイティブでいることです。2022年の新しいコレクション 「PLAY」は、うんざりするほど長いロックダウン後に私たちが一番したいこと「遊び」へのトリビュートです。PLAYコレクションは私たちの妄想でもあります。責任を放棄して、一日中遊ぶ。ゲームやスポーツ、レジャーなどを通して頭の中をクリアにし、自分を最もクリエイティブにしてくれる「退屈な時間」へのトリビュートでもあります。私たちはこのコレクションを通して、たまにはスマホやパソコンから距離を置いてリラックスすることを自分たちにも言い聞かせています。使用しているカラーパレットは、競うことなく遊び、消費を抑えてものづくりをし、自由の時間を楽しむことがテーマになっています。
Process
collection 2021
『今まで自分たちで作ったルールでがんじがらめになってしまっていたのですが、よくよく考えたらルールを作ったのは自分達だったのです。この際、このルールは壊してしまうことにしました。』世界的に大きな影響をもたらし、今もまだその余波が続くコロナ禍の中で、自分たちが今まで続けてきたこと、大切にしてきたことをもう一度見直して再構築したという2021年コレクションProcess。今までの年度コレクションは8色の組合せで構成されていましたが、今回は限定した色にとらわれず、2020年のRecollectionの色をコントラスト色に使うことで自由で楽しいコレクションに仕上げられています。また2021年のカラー名は、CONCEPT・ERROR・IDEA・SAMPLE・TRY・MAKE・SELECTといった、創造における過程を指しています。これらの色の組み合わせを言葉でつなげ『IDEA&ERROR』『SAMPLE&MAKE』というような組み合わせの商品名があったりするのも面白い。そうした言葉の組合せから配色を選ぶというのも、新しい扉を開くようでいいじゃないですか。