ピックヨウル・ブランチ
2022年3月8日
折敷の反りを整える
折敷を2枚持っています。実は今まで、たまーにしか使っていなかったのですがテーブルクロスを敷く生活を始めたのを切っ掛けに、よく使うようになりました。テーブルクロスの上に折敷を敷く使い方がオッケーなのかブブーなのか正直分かりませんが、無垢の折敷は意外と違和感もなく馴染んでいるし、なんといってもテーブルクロスが汚れにくいので、朝のパン屑飛び散り対策と昼のラーメン汁飛び対策を中心に大活躍しております。それでこの折敷なんですけれども、使っていると若干ですが反ってきます。職人さんの高度な技術で楢の天然木から薄い縁を残して作られている美しき折敷、無垢材なので反りが起こります。時が経つほどに自然と落ち着いてくるのですが、最初のうち使っていて気になった場合は、一晩裏向きに置いてみてください。今度は逆に反ろうとする力により朝には整っています。うちの折敷はかなり反って反町!そんなやんちゃな状態の場合は、凹んだ方の面を水拭きしてから裏向きに置いておくと良いです。静岡の土屋製函所で茶箱製造研修中の平山に聞いたところ、木材は乾燥した面が縮んで凹んだように反ってくる特性があるので、凹んだ方の面に少し水分を与えることで早く反りが直るとのこと。茶箱の木材の場合は大量なので2週間も重石を載せるという事ですが折敷は一枚なので、裏に向けるだけで大抵直るのだそうです。日中であれば、日陰干し。貪欲な私は、早く効果を得ようと、直射日光に当ててしまい、勢いよく逆に反ってしまった経験があります。急激な乾燥は、ダメよ~ダメダメ。因みに、会社のデスクでコースター代わりとして使っている四切折敷は、たまに裏向きにして使う事で整えています。そんな風に使っていると、私って木と上手い事付き合えてるわぁと、自分に酔う事が出来るのです。(スコープ酒井)