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2018年6月15日
ストリングキッチン計画 酒井家の場合

Before ビフォー

たまにスコープの撮影でも使うことがある酒井家の台所(昭和風味)ですが、唯一写り込むのすらご勘弁願いたいという場所が、電子レンジとトースターが城のように積みあがったキッチンキャビネット。なんとも重苦しい風景が長年のモヤっとポイント。その状況を作りだしているのが《電子レンジ》これが本丸である。そもそも電子レンジを置くことを主に選んだキャビネットだから奥行が45cmもあり、ガスコンロとの間に深いデッドスペースが出来てしまっていた。常に斜め45℃からクッキングゥのビフォー。

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After アフター

そこでまず、電子レンジを諦めてみた。本丸を別の場所に移動することで、奥行30cm×幅78cm×高さ115cmのストリングシステムに置き換えられてスッキリアフター、どうでしょう。横で乾かしていた飯炊き釜も収まり、奥行が15cmも薄くなったので、ガスコンロの前にスペースが出来ました。コンロ下も開けやすくなってハッピー。床色が濃いから全パーツホワイトという選択はどうかな?と心配していたけど、物を詰めるといい塩梅にホワイトが散り、台所が明るくなってむしろ良かった。

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下段《チェスト》

細かい物の収納に引き出しがどうしても欲しかったので、一番下にチェストを組み込みました。自分で組み立てするので覚悟が必要ですが、海外製ならではの簡素なイラストだけの説明図を、使える脳を全て使って理解してなんとか完成。引き出しの動きもスムーズ。スパイス、出汁パック、ふりかけ、袋ラーメン、缶詰め、栄養ドリンク、キッチンタオルなどを収納しています。ただ、引き出しが半分開いた辺りでレールがガンッ!て止まるので、21世紀なのにフルオープンせんのかーい。と、その部分だけ不満に思っていたのですが、実は私が使ったのは取り扱い前の初期型サンプルということで、現在スコープで販売しているものは、全てフルオープン!なんですと。そりゃ間違いなく使いやすいわー。21世紀ナイスー。

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中段《メタルシェルフ ローエッジ》

今回やりたかった事のひとつが「乾かしながら収納できる段」を作ること。家の台所からプラスチック製品が減り、東屋や木屋の台所道具が増えたことで、飯炊き釜や土鍋、お櫃や蒸籠など、乾くまでに時間を要するアイテムが急増したのです。だから、通気性のある穴あきメタルシェルフなんて願ったり叶ったり。トースターを置く位置を土鍋の真下にするナイスアイデア(自分で言うか)により、トースターの熱で土鍋が乾くシステムを編み出した。木箸や杓文字も完全に乾くまではここに一時置きできて、乾くの待ちの道具で散らかっていた台所が一気に片付いた。

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最初はメタルシェルフに手ぬぐいを敷いていたのですが、EGYPTティータオルを敷いてみたら長さジャストフィット!クッション性もあり、手ぬぐいよりズレないヨレない。使いやすさに加えて見た目も良いので、以来ティータオル敷きっぱです。メタルシェルフ&EGYPTティータオル、今回この使い方が一番してやったり。(と思ったら、ナルトもやってるじゃない。)気に入っているので強めにアピール。普段は水筒のパーツやお弁当箱など、しばらく乾かしておきたいものでかなり賑わうので、高さがあれば本当はこの段が2段くらい欲しかった。

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側面のフロアパネルも乾かしながら収納できるポイント。ミトンやティータオル、カイボイスンのモンキーなどがテッパンですが、チーズボードを掛けておくのにも丁度良く、重量ギリかなーと思いつつ、カッティングボードも掛けちゃってます。

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上段《ボウルシェルフ》

高さ的に一番使いやすい上段に、思い切ってボウルシェルフを組み込んでみました。まずはシャチョウから聞いて一度やってみたかった「ボウルでハーブを育てる」にチャレンジ。窓側のボウルにバジルやイタリアンパセリなどのハーブポットを入れて料理に使う設定でポットごと並べてみました。スプレーで根元に水やりするたびにハーブの香りが立ち、気分いいぞ!と料理にも使わずに喜んでいたら数日後に全滅。どうやら食品売り場に売っているキッチンハーブは、すぐに使い切るタイプのハーブだったようです。早く食べれば良かったと後悔。ローズマリー、バジル、セージなどのハーブが比較的キッチンでも育てやすいようなので、次は園芸店で元気な苗を買ってきて、もう少し長いスパンで育てたり使ったりを楽しみたいです。

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真ん中のボウルはルールなしのフリースペース。上からどんどん放り込める場所があると他が散らからないので結果片付いて見えて気に入ってます。一番右はティーママグの収納。ムーミンの限定マグなどを集めすぎた結果、今や50コは超えていてさすがに食器棚には収まらない状況。2コ積みすると10コ、一番奥側だけさらに3コ積みすると、合計12コも収納出来るので食堂並みの収納力です。これは小学生の娘が毎日使うのにも取り出しやすく、マグ山を崩して割ったりする心配がなくて安心なのです。毎日使いたいけど限定マグは割れたら泣きたくなるもんで。

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滑り止めは最初につけるべしだよ

最後にシステムを取り付けた時の失敗談をひとつ。うちの場合取り付けたい場所の壁のほとんどがタイル張りだったため、フロアパネルの上部のネジ留めは出来たものの下部はネジ止め出来ず、下部を壁に固定することができませんでした。フローリングで脚が滑りやすい事もあいまって、使い始めてしばらくすると、全体的に手前にズルッてきたではありませんか。(ちなみにクッションフロアは重さで食い込むため、比較的滑りにくいようです。)こりゃいかんと、もう一度解体してフロアパネルの足先に市販の滑り止めを貼ってみたのですが、滑り止めの厚みの分だけ高さが上がってしまったため、一度空けたネジ穴の位置がズレてしまい修正不可能。ガーン。それで、うっすいうっすい滑り止めを探し、両面テープで貼り直して高さ問題をクリア。しばらくは快適に使っていたのですが、最近見てみたら滑り止めが両面テープもろとも クッチャクチャに飛び出ていて、あとわずかで外れる寸前。最初にボンドでちゃんと固定すれば良かったかも。でももう全部外してやり直すなんてヤダしムリー。と、見て見ぬふりで過ごしています。そんなトホホな経験をしましたので、これから取り付ける方は、是非、先に滑り止めを本気で貼ってから穴位置を決めてくださいね。そしてネジ留めを4か所出来れば安心、安全、ズレてくることはないです。(スコープ酒井)