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2022年8月3日
組み立ては想像以上に大変だから

Artekの家具と言えば、簡単に組立や解体が出来るようシンプルなパーツで構成されているところも大きな魅力のひとつです。長く使い続けることが考え抜かれているからこその潔さがそこにはありスツールやテーブルは、天板に脚をネジで固定するだけというシンプルさを極めています。けれども、K65やChair69のような背もたれのある椅子の場合、組立はそんな簡単ではないです。組立説明書は至ってシンプルですが、組立順序を守り、ネジ締めにも強弱をつけながらバランス良く遂行しないと隙間が出来る、ガタついちゃうという結果を招いてしまうのです。一旦この状況に陥ると、こちらのネジを緩め、あちらのネジを締めるというループであっちこっち微調整しながらの組立作業へ突入してしまいます。シンプルそうでコツが必要な作業。スコープ家具倉庫では、ネジが木にめり込みやすい部分の組立に関しては電動ドライバーではなく手動でネジを締め、細心の気配り組立を行います。最後にガタツキのチェックをして、4つの脚先が床にピタッとつくように調整をしまして完成を迎えます。これはスコープ家具倉庫の頑張りをアピールという事ではなく、組立は想像以上に大変だから完成品で買った方がいいと思いますよという日々組立をしている者からのちょっとしたメッセージなのです。(スコープ熊澤)

2022年7月26日
9年後のコニファー

スコープがリノリウムのStool60を18色別注したのが2013年。その時に私が初めて買った記念すべきスツール60一脚目がリノリウムのコニファーです。同じく2013年のフィンランド出張で訪れたご家庭で見かけたのが深緑色のリノリウム四本脚、経年変化具合が完全に自分好み!そのリノリウムに影響され、いつかこんな風になるかなぁ〜と期待しながらスコープ別注のコニファーを迎えたのです。そして9年。最初は白かったバーチの脚もすっかり日に焼け、あの時見た深緑のリノリウムくらいの経年変化を遂げています。ちなみに、スツールの隣の915サイドテーブルは使用約2年。まだ脚の白さが初々しい〜。コニファー愛のついでですが、今年の5月にArtek東京店が3周年記念として発売していた限定カラーのリノリウムハニー/ダークグリーン、まさに自宅のコニファーが似た感じの色味になっているのを見て、自力でハニーまで育てたゼィ!と、ちょっと嬉しくなっています。(スコープ酒井)

2015年9月15日
1930年代 stool60の、 座面ファブリックを ひっぺがしてみっぺ。

stool60の事なら、なんでも知っている。おそらく日本で一番stool60が分かる人物、「北欧家具 talo」のオーナー、太郎さんが、来スコ。シャチョウが資料として買い集めた、1930年代から第二次世界大戦を経て1970年代までのスツール約170脚を太郎さん&シャチョウの2人で、レッツ年代別グループ分け。太郎さんの知る定説に沿ってグループ分け&時代を解明。これはどうなの?という物が出てきたり、定説自体に疑問を抱くような部分があったようですが、最終的には、解明した!!と言ってました。太郎さん&シャチョウ見解の『stool60の見分け方』、そのうち伝授してくれるはずです。で、その解明がひと段落した後、「後で被せたファブリックを剥がすと当時のオリジナルプロダクトが出てくるんじゃない?」そう思われる座面がファブリックで覆われたスツールを思い切って剥いでみることに。怖いですねぇ~、恐ろしいですねぇ~、1930年代のスツール。今、2015年。

↑ ビリってやってやったぜ?ワイルドだろ?

シャチョウが剥がしているスツールはカバーが2枚かけられていて、出てきた元々のオリジナルは、1930年代の一番レアと言われるサンドイッチ型スツール!!!アアルトの本に出てくる古いスツールはだいたいこの形です。

↑クッション的なブツが入っていたぜぇ。

平山が剥がしているスツールはシャチョウの剥がしたスツールと同じ所有者だったと思われ、同じ布が同じように2枚カバーリングされていましたが、剥がしてみると、、、、残念!サンドイッチではない!薄ら汚れたホワイトペイントでした~。

↑リペアもしてくれた。いい人だぜぇ。

太郎さんは、脚と座面の年代が別々かも。と疑問のあったスツールをネジ穴を外して確認中。ネジ穴を見れば、オリジナルなのか、ニコイチ物件なのかが分かるそうです。なるほどー。

↑ ホコリが出る作業は外でやるのだ。

↑二台目チャレンジ。スーパーコスコス中。

二台目に剥がしてみたスツール、現れた座面は黒。が、水性ペイントされていたのか、拭けば拭くほど、色が落ちる。恐怖。落ちるところまでコスコスしてたら木目が見えてきた!

↑スコープのゆるキャラ

最後に座面の周りに残った釘を釘抜きで抜くシャチョウ。コツを覚えたのか、結構早い。
ファブリックをめくってみると、その時代のローテクノロジーなクッション材と年月相応のホコリと供に本来の姿が見えてきて、感動。吉村作治先生の気持ちも分からんでもない。
神奈川から名古屋くんだりまで来てくれた太郎さんに感謝です。

text:スコープ 酒井

2015年1月14日
Stool 60無塗装をカスタムペイント!

スコープが別注した無塗装のスツール60があれば 自分だけのスペシャルな1脚が作れちゃいます。 ここでは水性アクリルとセラック二ス仕上げの 2パターンついての簡単な塗装方法を紹介します。 では、まず準備! 休日の朝は早起きしてホームセンターへ買出しです!

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用意するもの
・ 塗料 (水性アクリル塗料 もしくは セラック二スとうすめ液)
・ 刷毛(細かく塗る場合は細筆も用意)
・ サンドペーパ(荒め#240 ・細かめ#400 )
・ サンドペーパ用のあて木または専用ブロック
・ 塗料を入れる容器
・ 新聞紙(養生用)
・ マスキングテープ(塗り分けをする場合)


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好きなカラーで塗りつぶすなら
■水性アクリル
使用塗料:アサヒペン バリューコート各色


1. 下地磨き

木目に沿って軽く#240のサンドペーパーをかけ、塗装後の毛羽立ちを抑えます。



3. 下塗り磨き

#400のサンドペーパーを軽くかけます。せっかっく塗ったのに?と思いますが上塗りの密着がよくなる大切な作業。


4. 上塗り

2の刷毛目方向に合わせて上塗りをし、再び乾燥させたら完成!。


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下塗りと上塗りは同色でもよいのですが、今回はホワイトで下塗りしてから上塗り時にマスキングテープを使用して面の塗り分けをしました。また写真のように板に脚を仮止めして塗装を行うと、乾かしやすく塗り分け作業が楽になります。水性塗料のよい点は自分で調色しなくても豊富なカラーバリエーションがあるところ。今回は一切調色せずに塗料の既成色だけで仕上げています。塗装後の刷毛は水洗いできれいになります。

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木目を残したヴィンテージの風合いを目指すなら
■セラックニス
使用塗料:カンペハピオ セラックニス・うすめ液


1. 下地磨き

木目に沿って軽く#240のサンドペーパーをかけ、塗装後の毛羽立ちを抑えます。


2. 下塗り

木目に沿って刷毛で下塗り。塗料の伸びが悪いときは少し専用のうすめ液を足します(5%ほど)。塗り終えたら乾燥。(塗料の表示時間以上乾燥)


3. 下塗り磨き

#400のサンドペーパーを軽くかける。上塗りの密着がよくなります。 ※塗膜が薄く、ペーパーをかけすぎるとすぐに下地に到達するので注意!


4. 上塗り

2の刷毛目方向に合わせて上塗りをし、再び乾燥させて3・4の工程をもう一度行って完成。ツヤツヤ希望の場合はこれを数回繰り返し行います。


セラック二ス(シェラック二ス)はラックカイガラ虫という小さな昆虫が出す分泌物を原料とした塗料。アルコール系なので塗装中それなりの匂いはありますが、とても塗りやすく乾きも早いです。
この艶感と色合いはセラック二スならでは。水性二スという塗料もありますが艶感や質感はこちらが上だと思います。塗装後の刷毛は水洗いできないので残ったうすめ液で洗浄しましょう。放置すると固まって次に使えなくなります。


塗料の極意はあせらない、あせらない。
塗装でよくやってしまう失敗は「乾いたかな?」とつい触ってしまったり、下塗りが生乾きなのに見切り発車で上塗りを始めちゃうこと。これをやるとしくじります。塗料に記載されている季節や気温による乾燥時間に素直に従うのが正解です。また上手に塗れなくても刷毛塗りの場合はそれが味になるのでそれほど心配は要りません。
塗装の極意は時間に余裕をもって、あせらないこと。一度塗ったら乾くまで作業を離れてお茶でもどうぞ。下塗りはしっかり乾燥させるのが何より大切。数回塗り重ねるとほぼ1日費やすことになるから乾燥時間を見越して料理を作ったり、掃除をしたり、映画を借りて見たり。塗装ついでに充実した休日を過ごしましょう!

2012年5月8日
artek STOOL60

artekのSTOOL 60は
iittalaのKartioと
似た香りがします。

非常にシンプルで
スツールやグラスをサッと描くと
それになってしまいそうな
超スタンダードな形状。

周りからは
他に安くて似たような物が沢山ある。
ってよく言われるんだけど
色々な日用品を買って、使って
自分のベストアイテムを絞っていくと
STOOL 60やKartio、こういう物が
ずっと残っていくんですよね。

素材もフェイクではなく
デザインもコピーではなく
立派に見せようとしてる部分もなく。
どちらかというと素材に近い
そんなシンプルな道具達は
飽きることもないし
もともとの用途を失ったとしても
新たな用途をみつける事ができる。

スコープ的生活では
ずっと使い続ける事ができる物を
選んでいきたいです。

そういった意味でも
artekのSTOOL 60は重要です。
僕の父親と同じ年齢70歳の
STOOL 60もフィンランドでは
現役活躍中だったりします。
我家でもだけど(笑)
そんなにずっと使えるアイテムって
現在の物には少ないですよ。


そして組み立て式のSTOOL 60!
実は組み立てるの結構大変です。
ドライバー1本でやると
手の握力が途中でなくなります。

だから、スコープでは
無料で組み立てもします。
電動ドライバーあるから
そんな大変な事でもないし
おやすい御用です。
お任せあれー。

サイズが大きくなると
送料も上がっちゃいますが~
お任せあれ~
(小声で頑張りをアピール)

自分で組み立てるのも楽しいですけど
お好きな方を選んでくださーい。

スペシャルなオマケ付で
組み立ても無料でお受けしますし
お届けもビュッビューンです。
是非ご検討下さいませませ。


artek / STOOL 60

text:シャチョウ

2012年1月27日
資料収集という名のビンテージハンティングゥ!

資料集めという名のもとに
美術館級といわれるような
quite rareなアイテムを集めるのは
非常に、非常に刺激的で一番楽しい。
いわゆる5つ星に近いような
そんな極めて珍しいアイテムがいい。

今、僕の中でかーなーり
ホットなアイテムがAino Aaltoタンブラーの
一番古いバージョン。ビバンダムみたいだよね。
これは超珍しい。ここには沢山ありましたが
このお店?が特別であって、そんなに見るものではありません。
なんでもそうだけど、ずっとプロダクションが続いている
アイテムのスタートってのは最も価値がありますよね。
当たり前なんだけど。最初をみることができるというのは
非常に刺激的で、それを手にして毎日使うというのは
更にハッピーバレンタインであります。

そして和食器のような雰囲気を醸し出すカイ・フランクのKF1。
4つではなく、3つに別れてるのではプロトタイプっぽい。
何にしても、大量に作られた物ではなくプロトタイプや
展示会用に非常に少ない数で製造された物らしいです。

これはちょっと普通じゃないって感じて聞いてみれば
10年ぐらいかけてやっとここまで集めたって言っている。
じゃぁ、それは全部買いたい。知識のある人が何年もかけて
集めたコレクションをそのまま資料として(ここが重要)
譲ってもらう海賊的手法が、最も効率的で僕は好きです。はい。
もちろん少し高くはなりますけどね。それは仕方ないですよね。

かなり気も合ったから、お茶をしながら
レストランについてかなり長い間語り合ってしまった。
食べるの大好きっこさんでした。
僕も食べるの大好きっこさんですので。
次は一緒のサボイへ行こうって事になっています。

アルテックの吉田さんとTIGER & PUTTE

artekでデザイナーとして働いてる吉田さん。
ツイッターで連絡をとって
ヘルシンキへ行くと一緒にご飯へいったりしてます。
で、なんでか毎回ココに来てる気が。
Artekのショップの上にある中華料理のTiger。
ここ、なかなか美味しいです。
ただ、麻婆豆腐は激烈辛くて口が爆死するので
セレクトしない方がいいと注意報を流しておきます。

食後はアンットの3つのお店のうちの一つ
PUTTE'S BAR & PIZZA
営業日: 11:30-(2:00), Sun. 14:00-22:00
Kalevankatu 6, Helsinki
週末はDJも入ってクラブっぽい雰囲気で盛り上がりつつ
普段は普通にピザ屋さん。美味しいと評判ですが
僕には凄く大きいから縁は残す派です。

ちなみにPUTTEはクラウス・ハーパニエミが飼ってる
黒猫の名前なんですよ。ってちょっと小話。
場所は中央駅から近くて市の中心だからヘルシンキを
訪れて、なんかザーピー食べたくなったらいって
みてください。週末の夜は結構混んでて激しめです。
遅い時間はピザ食べる感じじゃぁーない(笑)

アンットも来るからっていってたんだけど
フラッとあらわれてピザの大量オーダー入ったから
デリバリーにいってくるといって
それっきりそれっきり、もう、それっきりーでした。

で諦めてホテルに帰ると電話が。
「ピザの注文があったから5分あけたんだけど
 もう姿が見えなかったからさ~」
って。ごっ5分。1時間以上は待ってたんですけどぉ(笑)
まぁたいした問題ではないので、また会おう~的な。

text:シャチョウ

2012年1月25日
FUJIWO ISHIMOTO

オイバ先生の家に石本先生も来てくれて 一緒にブリニを作って食べてた時に 石本先生が自宅へ誘ってくださいましたぁ。 お食事は生のソーセージから作る フィンランドのソーセージ料理 SISKON MAKKARA KEITTO!! 前と同じになっちゃうけど~ って言ってくれたのですが それこそ何をおっしゃいますやら!です。 正直!超美味しいですもん。 長い間、北欧に身をおいている僕にとっては あの味は非常にホッとします。 近くのレストランで食べる事ができるのであれば 通っちゃう系です。間違いなく!!!

みんなキャーナーリー リラックスした雰囲気ですが それはそのはず。 なにせ男4人でサウナに入ってきた後であります。 サウナ入って、ビールも各自2本ほど既に決めてますから!(笑)

この生ソーセージというのは日本では遭遇することのない 食べ物ですよね。どんなんかというと凄く柔らかいソーセージ。 グニョグニョしてます。生のたらこ的な? そんなグニョングニョンなソーセージを 皮から中の肉だけを絞りだしちゃうのが大事です。 皮ごといれたらダメみたいです。 ぐにょぐにょしたソーセージを ギュッと絞りだす。1本を3分割ぐらいにして ムニュっと絞りだすのです。お母さん。

↑これはソーセージを1本1本 ハサミで切り離してる所です。

↑今回初フィンランドのスタッフ熊ちゃん。 最初のフィンランドで石本先生宅でご飯を食べる。 そうかぁ~実に贅沢ではないか! その2000倍ぐらい、しっかり仕事してもらおう(笑)

↑ほらムニュっと。ムニュっと。わかりますかぁ。 このARABIAの鍋?取扱いできたらいいんですけどね。 多分、もう登場することのないアイテムでしょう。 土が特殊なのだそうで、これを作ろうとすると 他のアイテムの生産とめないといけないらしいです。 だから今作るのは難しい。残念だなぁ。

↑僕がソーセージ絞りをモタモタやってたからソーセージの 開花具合はイマイチだったようで。。。すみません。先生!!!

今回使わせて頂きました食器はTeemaをベースにした(多分) 織部っぽいカラーの石本先生のユニークピースと ローゼンタールの業務用ラインのスープ皿。 そしてビアグラスはオイバ・トイッカのイグルーです。 石本先生の食器の集め方は非常に自由で素晴らしい。 好きな物が蓄積していって自然と綺麗に組み合わさり毎日を飾ってる。

まだまだ僕の組み立てるテーブルは気張っちゃった感ありありで いきってる。しゃしゃってる。そんな風に感じちゃうなぁ。 だからどうしてもパーティー、スペシャル型提案になちゃうんだけど みんながよく口にする、好きな物に囲まれた暮らしってのは 気張らないで自然と完成しちゃう、こういう所なんだろうと石本先生宅 へくると思うのです。

石本先生の家には東屋の伊賀シリーズもあり ロールストランドのCoboltiもあり 沖縄の湯呑もあり 石本先生自身の作品も、もちろんたくさんある。 中国の器もある。

しばりはないけどトーンは合ってる。 そこまでいけるといいんだけどね。僕も。 まだまだ修行が必要であります。 経験値も必要な世界ですし。これからです。僕は(笑)

↑そしてコレはスタッフの間でも大問題といわれるワンカット。「先生がお茶をいれてて、シャチョウが完全にだらけてる。これはヤバイんじゃないですか?」って事です。ヤバイですよね。すみません。お腹もいっぱいだし、サウナでホッテストだしで完全にマックスリラックマでありました。以後きをつけます。石本先生ごめんなさい~。

ここから下はオマケ

フィンランドの家庭には、ほぼ必ずあるんじゃないか? ってぐらいに遭遇するものイチ!Tools ずっと使い続けられる物で、使い込んでいった味もイイ。 そもそも、ずっとカッコいいツールです。

そしてArtekのStool60 全部を塗りつぶしたタイプは あまり好きじゃないって人が僕の周りには多いんだけど 使い込んでいった姿は魅力的なんだよなぁ~って思う。思いません? 白の塗りつぶしとかの色が少し剥げた感じとか、いいですよね。 凄くかっこいいと思うんだよなぁ。自分で使って、ここまで育てる。 しびれます。

そして育った道具たちは 捨てられないどころか売れないだろうなぁ~。 いいよね。

それでは次は石本先生のアトリエ訪問して いよいよ先生の作品をスコープで取り扱うぞ! の具体的なお話合いをしてきまーす。

2012年1月25日
Artek 2nd cycle

Artekの「2nd Cycle(セカンドサイクル)」
もともとは古いスツール60と新しいスツール60を交換して
古いスツール60を集め、そこにチップを組み込み
そのチップに今まで使われてきた場所などなどの歴史を
刻んでいくという所からスタートしています。

今も全てのアイテムにチップが組み込まれているわけでは
ないのですが、Artek自身が古いArtekの製品も集め
再度販売している。そいうったお店を持っているというのは
素晴らしいことだと僕は思うわけです。車なんかは中古車も
扱ってて、分野によっては当たり前なんだけど
このインテリアに関して言えばまだまだですよね。
家具は大きいから使い捨て感覚はそろそろ禁呪化しないと
いけないような気が僕は非常にしております。
数年でゴミなってしまいそうな家具が大量に積まれている
売り場を見てしまうと、「これがゴミになる事を考えると・・・」
って頭をよぎり、背筋がゾッゾッとします。
ちょっと最近そういうお店に入れない。重症です。僕。

↑この人はかなり有名なコレクターでディーラーでもあるヨハニさん。
↑最近とても気が合っております。

さて、僕らがここにくる理由は
資料収集という名目で
欲しいビンテージをゲッツするためであります。

今の興味は圧倒的にStool60とChair69。
Chair66の方が69より人気高し!みたいですけど
僕的にはChair69が非常に魅力的であります。

で、多くのビンテージディーラーさんやコレクターの人に
教えて貰いながららStool60の変遷といいますか
生産年代別の特色を調べようとチャレンジしているのですが
みんな僕らが質問を開始すると閉口気味(笑)
でも、少しづつ情報を集めながら、整理してシルスコープ
としてアップできたらなって思っています。
誰もそんな事をやろうとした事が実はないみたいで
正直非常に苦労してますが、なんとか完成させますね。
お楽しみに。全面協力は北欧家具taloの太郎さんです。
さっきアクセスしたら1940年代のChair69が4台売られている!
値段も新品と変わらないぐらい。凄くイイと思いますYO!!!

1935年ぐらいに作られたスツールが
今でもガンガン現役で使われてるわけです。
当たり前のようだけど、なかなかないことだと思う。
脚も接着してるわけじゃなくてネジ止めだから
脚だけ交換したり、飽きてきたらペンキで塗ってみたり。
色々なStool60があるのが一番の魅力です。

こんなビニールシートを貼りこんだ ホッチキスうちのタイプ。 これも1940年代後半~1950年代前半だって人もいれば 1960年台後半~1970年代後半だって話もある。 それぞれにちゃんとした理由もある。そこが面白い。 でも、僕がいろいろ調べて聞いた感じでだと これは多分1940年代後半~1950年代前半だなって思う。 凄く面白い世界なのでみんなで知っちゃいましょうね~。

とにかく!
僕らが生まれるずっと前に作られた物が
今でもゴミになっていなくて
価値を失わずに使われ続けているのは素晴らしい。
誰かがゴミに出しても、誰かが拾っていく世界。
物を作るなら、そんな風になる物を作らないと。
その後ゴミになるかどうかは買った瞬間にわかるもんね。正直。

ビバ!Artek!
もちろん他にもいい家具のブランドは沢山あるんだけど
あんまネットショップだけだと取引してくれないんだよね。
だから、まずは門戸を開いてくれたArtekを全力で頑張ってみる!!
オッス、オラ悟空!です。

text:シャチョウ

2011年11月14日
artek 2nd Cycle

artek International Sales Meeting ってのに出てみました。まだ取扱開始してないけど 一応、僕らも弱小ながら数少ないartekの日本輸入元 として選ばれておりますので~(笑) こういう場に来ると、自分の英語力のなさに 情けなさを感じ、ああぁ、オレツて・・・って思うの ですが、秘書課の玉ちゃんもいるし、僕の中で英語を 話せるようになるというのは優先順位が低いので まー仕方なしです。 会議に出てて思うのですが artekは素晴らしい会社です。 先々のプランニングが新鮮で非常に勢いがあって 今までを大事にしながら、新しい時代をうまくのせて いっている。常に次の世代につなげていく事を考えて いる。なによりも楽しい。 そして僕らのような会社のリクエストにも 常に答えてくれようとします。器が大きいといいますか 何もかもartekがコントロールしようとしないのが非常に 珍しいなと感じます。 欧米のブランドといえば、どちらかというと双方向な イメージないですから。いつも剛速球を受け続けなくて はいけない感じだし。キャッチオンリー。artekは その国々の要望に対し可能な範囲で対応していくという スタイルを明確に出していて、だからこそ一緒に仕事 するのが気持ち良いわけです。まー一言でいえば アゲポヨなわけです。 僕も前に自分達のオリジナルアイテムが増えていけば 輸出もしたいわけで、その時は地域に合わせて カスタマイズしていく事は必須と考えているんだけど、 それを既に実践しているんですよね。僕がこうしたい と思ってた方向を既にやっている。考え方が非常に 似ているんでしょう。僕らもスピードあげて頑張ろう。 最近新たに始まったartekのお店がまた面白い。 artek 2nd Cycle ビンテージのお店です。artekだけでなくて 非常に刺激的なドレアなアイテムがそれってるから 見に行ってみるといいですよ~。ヘルシンキへ行く時 には!発送もしてくれるようですし。 artek 2nd Cycle : Pieni Roobertinkatu 4-6 Opening hours: Wednesday Friday 11-18, Saturday 11-15

刺激的なお店です。.JPG

地下に降りる系です。

オレンジ色がエエですね。.JPG

artekといえばStool60の3本脚! この辺は30年代~50年代のスーパーレアどころ。 Stool60の歴史は掘りたいと思っているので もうすでに30年代~60年代の物を140客ぐらい持ってます。 そのうち大百科にして皆さまにもご覧いただきますね~。 僕の父親は1941年生まれ。それ以前の物を今でも現役で 使う事ができる。凄い事ですよね。こんな物はなかなかない。 そう思います。 スコープ的必須アイテム。 だからコレからスコープはスタートします。

403番SAIKOH!.JPG

そして!これもイイです。ARMCHAIR 403。 パイミオ サナトリウムのホールで使われている 有名な椅子。でもここ最近生産が再開されたようなので これから!です。これはStool60の次に僕は好きなので 取扱したいと考えております。価格高いからなんとかし たいんですけどねぇ。

ニッケサイドチェア.JPG

artek以外の物もあり、非常に楽しめるショップです。 この裏側みて何かわかりますか? そううちスコープのお店がオープンしたらラインナップ したくて2脚買っちゃいましたよ!古いオリジナルと 1990年代に数量限定で生産されたのと2種類あるから もしゲッツするなら、よく調べて、聞いてゲッツしない と危険かもしれないです。まー買う人そうそういないと 思いますけどね(笑)

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夜はartekの人々と香港、デンマーク、オーストラリア の皆さんとお食事会。またアントのお店です。 俺の腹、すげーなー。

2011年2月6日
オイバ先生とハカニエミとスンヌンタイ

冬のハカニエミの市場は静かだなーって思ってたら 日曜は凄く賑わっておりました。スンヌンターイ! 月初めの日曜は特に賑わうようですよ。

オイバ先生。 お客が2時に来るから市場でお昼を食べようって 話だったんですが みんなで一緒にお家でコーヒー飲めばいいって事になって 結局、お家へ行っちゃいました。

繰り広げられる会話は ほぼフィンランド語なので??が多いのですが 夕方までズーーーっとオイバ先生のご自宅に滞在。 最近、オイバ先生んちにメッチャ来てるなぁ。 実は、自宅の動画もあるんですけどね。 そこで録音されたフィンランド語の会話の内容が わかんないからアップできない。 公開すると後悔する内容があるんじゃないか?的な。 撮影は全然やっちゃっていいぜ! っていってくれてたんだけど なんかね、ヤバイ事になるといけないから。 残念ですが見送ります。ごめんなちゃいこふすきー。 でもスコープのオリジナルバードを作るって事。 イッタラからOKでたんだよ!だから一緒に試作を作りましょう! って言ったら喜んでくれました。 ヌータヤルヴィで一緒に作ろう!って。 嬉しいね~。泣けるね~。 暖かくなった頃にまた来て、バード作ります。 これにてオイバ先生との面会は終了! ってわけじゃなく! 石本先生とご飯を食べに行く約束もあり あとリーヒマキのガラスミュージアムでカイ・フランクの展示会があり そのオープニングパーティーへ僕も行くことになってるのですが オイバ先生もいくそうです。 どうやら、あと2回は会います(笑) オマケ:オイバ先生の家にはARTEKがいっぱいでした。

↓オイバ先生はこの椅子が1番好きなのだそうです。

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