ラゲッジラック的活用
2014年11月1日
《ツラツラツラーッと紀貫之 NO.3 / 事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだよぉーん。》
たまぁ~にコース料理なんて食べてると、んん?この料理の萩原流行(ながれ)大丈夫?完全にミスってない?って思う時があります。次、これきたら完全かぶりで飽きマックス。え、なんでまた?ってヤツです。そんなバッドな萩原流行(ながれ)を感じると、シェフすら一回も通しで食べてないんじゃないの?って素人ながら勘ぐってしまいます。それは物にもいえる!って、僕の頭の中でコートの男が小声で呟きました。道具は展示会で見るだけじゃない!お家で使うんだよぉ~ん!道具は使ってみないとわからない。どんな道具にも化け物が住んでいる。いや住んではいない。展示会で見た時にはいいと思っても、実際使ってみると全く良くなかった、そんな事は日常茶飯事。使ってみたら品がないとか。見た目はいいんだけどね、働かんのよ、この男、みたいなの。あっ、でも、そういう男がモテるって聞くな。全然使えないんだけど、見た目はイイってのにも価値はあるか。逆に頑張っちゃうみたいな。あー、なんか!この方向考えたくない!!戻します。とすると、まずは使わんばぁ~なのです。極端に言えば、今の僕は一番そこに突っ込んでいきたい。そうするにはどうすればいいか?事務所を家みたいにしたらいい。そうだ、僕らは今!巨大な家を建てないといけない!そんな所まで来ちゃってます、残念ながら。予算すら組みはじめ、銀行にすら何となく話し始めてます。危ないです。でも、それは未来で、現状は?展示会で、いいね!って思った物をとりあえず買います。それらをスタッフに配布し使ってみて、良かったら取扱開始。と思ってやってはみたけれど、これはこれで上手くいかない。忙しいですからね、皆さん。家に帰ってまで、仕事みたいな事したくないですわね。家庭に仕事を持ち込まないで!ごめんなさい~。で、やめました。でも、使ってみないといけない。それで強制的にスタッフ数名を、撮影合宿という名のもと、貸別荘へ1週間連れ出しまして共同生活してみたわけです。サティアンじゃないです。念のため。そこで生活しないといけないですから、色々道具を使う事になります。すると、実際の生活で特に活躍する道具達が非常に目立ってきます。使い良いから選んでしまうのです。また、その物に適した使い方を新たに発見し、落選から当選になったりします。ずっと先でいいかな?って思ってた物を、即日取扱したくなる電撃入籍現象も見られます。更にそれだけではなく、スコープな物が大半を占める生活だから、ずっと撮影チャンスです。我ながら素晴らしき軟禁型お試し兼撮影合宿だって思うわけです。さて、今回一番いいなって思ったのは、茶箱と布でした。普段であれば物を運ぶ時は、段ボールへ入れます。それを茶箱にしました。いつもなら物はプチプチで包みます。それを布にしました。なんだか雰囲気と気持ちが大きく変わりました。ゴミも大幅に減りました。あー、生活からビニールが消え、ずっと使える自然の素材で埋まっていく心地よさといったら。茶箱は早く取扱いしたいし、なによりスコープの出荷時梱包に布を使うって事を始めたい。それ真剣です。本気(マジ)です。昔の焼き物も、布に包まれていましたもんね。さてさて、そんな良い発見ができる撮影合宿。1週間だと移動&搬入・搬出に2日取られて、賞味5日しかありません。それを2週間にしたら、もっと効率いいのに、結果でるのに、と口にしたら完全に完璧にスルーされました。そこには何もなかったかのように。無。流石に2週間はキツイか。じゃ、途中でメンバーチェンジするとか?結局、次は2週間やりたいって事ね。はい、そのとーりです。
text:シャチョウ