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2015年1月12日
《ツラツラツラーッと紀貫之 NO.4 / 男ってなんだ?振り向かない事さ~。スコープはかくして鎖国を続ける。 》

実は皆さんが利用してくれているスコープという会社は、宇宙刑事ギャバンの主題歌をしっかり踏襲していまして、男ですから過去を振り返らない、です、完全に。どういう事かといいますと、過去の顧客様御データから、どのようにしたら売れるか考えた事もなければ、もっとそれ以前の問題で、ページビューとか、アクセス人数とか、転換率とか、リピート率なんてのも実は知らない。マーケティングってなんじゃらほい?です。本読んだ事はあるけど、全く頭に入ってこない。つまらない。FBのいいね!の数は知ってます、アクセスすると表示されるから。色々な人からスコープにまつわる数字を聞かれても全然答えられないのは、秘密にしている訳じゃなく、純粋に知らないってだけ。広告を使っても、データ取らないから費用対効果なんて事も気にした事ないし、そもそも取扱いアイテムが何品目あって、輸入品が何%あって、取引先のシェアがどんな感じかとか、そもそも、過去でなく現状に至っても、今月の売上目標とか、今期の売上目標なんてのも無い。そう、何もない。ただ在庫高だけは気にしていて、それは銀行さんに指摘されるから。キャッシュも減るし。まー、小学生みたいなものです。注意されるのと貯金が減るのには敏感的な。経営者の皆々様からすると、何てもったいない!と言われるのですけれど。数字をみて、なんかアクションするのは、何処かスコープが歪む感じがするので嫌いなのです。全くしたくない。ただ只管に、自分の生活を見て、欲しい物を作り別注し、これならば!と思える写真を撮り、文章を書き、面白い企画を立てて、支持してくれる人にお届けする。オールハンドメード、メードインスコープなウェブショップ。自分たちの生活と自分たちで作る事が何より大事なのです。こういう非常に不器用な方向は、多分誰もやらないだろうと思うので、あえてこのまま突き進んでみるのが良いのではないだろうか。そこに完成する物やコンテンツの集合はガラパゴス化して、いびつながら他にない完全にオリジナルな物になるはずです。鎖国してずっと日本の中で発展し続けた日本文化、ある時パッと蓋を開けたら、世界中の人達が超洒落ている!と熱狂した。まさにクールジャパン!だったわけで、そんな方向をスコープで試している。ネット社会は進化のスピード早いから、徳川幕府時300年をパッと駆け抜ける事ができる、かも?今の日本の生活を独特な方向で組み上げられるのではないかと勝手に妄想してます。それには鎖国を続けなくてはいけない。だからもう展示会にも行かない。ほんの限られた取引先さんと限られた人とだけ取り組む。狭く深く深く、どこまでも深く、深海魚のように、潜って潜って凝縮する。そして、いつか蓋を開ける。ボーンと飛び出る目の玉です。まー、何にしても面白い物ができると思うのだ。真にクールジャパンって思われるような物を作ろうと思えば、やっぱ、どこかに合わせたら終い。僕らはどこまでもマイペースに潜ろうかな。売れなければ売れないでいいし。いつか、パッと開いてくれればいいわけだ。ちなみに、僕は生まれてずっと目は飛び出がちです。

text:シャチョウ