
パープルとチェリー
Artekの「2nd Cycle(セカンドサイクル)」。もともとは古いスツール60と新しいスツール60を交換して古いスツール60を集め、そこにチップを組み込み、そのチップに今まで使われてきた場所などなどの歴史を刻んでいくという所からスタートしています。
今も全てのアイテムにチップが組み込まれているわけではないのですが、Artek自身が古いArtekの製品も集め、再度販売している。そいうったお店を持っているというのは素晴らしいことだと僕は思うわけです。車なんかは中古車も扱ってて、分野によっては当たり前なんだけど、このインテリアに関して言えばまだまだですよね。家具は大きいから使い捨て感覚はそろそろ禁呪化しないといけないような気が僕は非常にしております。数年でゴミなってしまいそうな家具が大量に積まれている売り場を見てしまうと、「これがゴミになる事を考えると・・・」って頭をよぎり、背筋がゾッゾッとします。ちょっと最近そういうお店に入れない。重症です。僕。
↑この人はかなり有名なコレクターでディーラーでもあるヨハニさん。
↑最近とても気が合っております。
さて、僕らがここにくる理由は、資料収集という名目で欲しいビンテージをゲッツするためであります。今の興味は圧倒的にStool60とChair69。Chair66の方が69より人気高し!みたいですけど、僕的にはChair69が非常に魅力的であります。
で、多くのビンテージディーラーさんやコレクターの人に教えて貰いながららStool60の変遷といいますか、生産年代別の特色を調べようとチャレンジしているのですが、みんな僕らが質問を開始すると閉口気味(笑)でも、少しづつ情報を集めながら、整理してシルスコープとしてアップできたらなって思っています。誰もそんな事をやろうとした事が実はないみたいで、正直非常に苦労してますが、なんとか完成させますね。お楽しみに。全面協力は北欧家具taloの太郎さんです。
さっきアクセスしたら1940年代のChair69が4台売られている!値段も新品と変わらないぐらい。凄くイイと思いますYO!!!
1935年ぐらいに作られたスツールが今でもガンガン現役で使われてるわけです。当たり前のようだけど、なかなかないことだと思う。脚も接着してるわけじゃなくてネジ止めだから、脚だけ交換したり、飽きてきたらペンキで塗ってみたり。色々なStool60があるのが一番の魅力です。
こんなビニールシートを貼りこんだホッチキスうちのタイプ。 これも1940年代後半~1950年代前半だって人もいれば、1960年台後半~1970年代後半だって話もある。それぞれにちゃんとした理由もある。そこが面白い。でも、僕がいろいろ調べて聞いた感じでだと、これは多分1940年代後半~1950年代前半だなって思う。凄く面白い世界なのでみんなで知っちゃいましょうね~。
とにかく!僕らが生まれるずっと前に作られた物が今でもゴミになっていなくて、価値を失わずに使われ続けているのは素晴らしい。誰かがゴミに出しても、誰かが拾っていく世界。物を作るなら、そんな風になる物を作らないと。その後ゴミになるかどうかは買った瞬間にわかるもんね。正直。
ビバ!Artek!もちろん他にもいい家具のブランドは沢山あるんだけど、あんまネットショップだけだと取引してくれないんだよね。だから、まずは門戸を開いてくれたArtekを全力で頑張ってみる!!オッス、オラ悟空!です。