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2018年2月14日
KIVIアメジストの色と光源の関係

イッタラ製品は使用する色ガラスで 値段が全然違います。そうするから 豊富な色ガラスを使うことができ、 バリエーションも膨大で最高! 中でもスコープが愛するアメジストは 最もお値段お高いゾーンにあるんです けれど、綺麗で面白い色なのです。 光源で色が変わる。そこ。 その色について質問をチョイチョイと 頂きますから、まとめてみました。 疑問も多かったので実験もしました。 今回、試してみましたら 過去に質問を頂戴し、そこにお返事を したことも誤りでしから、それは本当に すみませんでした。結果は以下の通り ですから、是非ご覧くださいまし。 (1)太陽光 アメジストは黄色を吸収するようでして 赤っぽい光、自然光では紫となります。 光が強いと超絶綺麗でソーナイス!
また火を灯しましても紫です。 (2)白熱電球 白熱電球下でも太陽光と同じく紫。 火を灯しましても当然、紫です。 (3)蛍光灯 蛍光灯の下では基本的に青いです。 また火を灯しますと火の光が届く部分 に関しては紫に変化します。雑種。 (4)LED電球 これは試して初めて知ったのですが 昼光色、昼白色、電球色に関わらず LEDは基本的に紫でした。マジか。 昼光色、昼白色も紫か~。ちなみに アイフォンのLEDで照らしましても 紫でございました。
※LED昼光色
※LED昼白色
※LED電球色 (5)電球型蛍光灯 電球型蛍光灯についてはLEDの真逆 つまり昼光色も電球色も青でした。 これまたマジカ。色関係ないんか。 黄色吸収して紫化せんのか。何故。
※電球型蛍光灯 昼光色
※電球型蛍光灯 電球色 まぁ、つまり蛍光灯下では青くなり、それ以外では紫、そんな結果でした。ですから家に蛍光灯がなければ、昼も夜も紫にしかなりませんので、アメジストはパーッと明るい紫ってことになります。どうしても青くしたい場合は蛍光灯を導入する、それっきゃないわけです。ただ電球型蛍光灯の電球色でも青になるってのは、明かりは暖かな電球色のまま(蛍光灯のような白い光にしないで)アメジストの青なる側面を引き出す秘策となるのは大いなる気づき、天の恵みでございました。でも、まぁ、思うにですよ、そこまでしなくても、アメジストは渋い青のイメージではなく、紫のイメージが強いんですから、紫の姿しか見た事のない人も、これは蛍光灯の下では青になるんだと、信じる力をもって、見た事ないけどオッケー満足!とするのも良いんじゃないかと強引に思おうとするのはどうでしょう。 加えて覚書的にKIVIのアメジストについて。 こいつが滅多に生産されないのは、強烈に高いからでしょう。グラスに比べて使うガラス量がハンパなく多いキビだから、イッタラ製品の中でもガラスの値段が販売価格に色濃く反映されてしまう代表選手なのです。だから色ガラスの中でも特に高いアメジストは非常に高いキビを生みますから、1988年~1992年と生産期間も短く再生産もされない。それでスコープにリクエストが寄せられまして、別注再生産からの発売をしましたのが2015年12月。これが結構注目されまして、海外の知り合いの友達という少々遠いところにいる外国からもオーダーが舞い込むほどでしたから、なかなかの注目具合だったようです。僕らが思っていた以上に待望の!再生産となっていたみたい。発売同月売り切れまして(祝)諸々の流れに流されまして再度発注することを決め、1年後の2016年12月に再入荷、そして今に至っております。1回の生産で要求とされるロットは3,000個ですから結構な量でして、流石に3度目の正直!ナンテのは恐怖以外の何ものでもないですから、これにて僕らのKIVIアメジストへの道は終わると思われます。今からオーダーしても現在の値段をキープするなんて到底無理でしょうし。だってこんな値段設定になってますけれど、Kiviアメジストは他アイテムと比べて利益率超低いんです。そんだけ頑張ってもこの値段、この値段じゃないと無理だろうと僕らも諦めてのこの値段、その値段が1万円なんですから泣けます。とはいえ、これだけの金額を出しても欲しいと思える特殊な価値あるキビなのですよねぇ、Kiviアメジストは本当に綺麗です。2015年のクリスマスで作ったテーブルセットは今でも忘れられない、僕の会心の一撃でして、これはキビアメジストがなければ成り立たなかった。人生の良い思い出になったと思っています。かしこ。
キビアメジスト https://www.scope.ne.jp/iittala/kivi/
※キャンドルの灯りのみ