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ティーマのカラーバリエーションもかなり増え、そこから生み出される組み合わせはとても豊富です。シンプルな食器シリーズなのに、その色合わせに個性が出るところにティーマの面白さはあると思っています。ですから、ぜひ試行錯誤しながら、自分好みの素敵なテーブルコーディネートを完成させてください。とはいえ、なかなかうまくいかないと悩む方も多いですし、どの色を加えたらいいのだろう?この色を加えてうまく使えるだろうか?それは誰もが気になるところでしょう。その悩みを全て解決することはできそうにありませんが、少しでも参考になればと思い、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんと一緒に、スコープ25周年で復刻したティーマイエローを中心に、ティーマの色合わせを試してみました。僕がよく使うティーマを一日の食事シーンに合わせて組み、鈴木マサルさんがイエローを中心に色合わせしてくれています。実際のセットアップ例や色合わせのコツを具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ティーマの前身キルタの頃から存在しているホワイトとイエロー。ホワイト+イエローは、まさにティーマのクラシック!この配色に僕はフィンランドを感じてしまいます。これこそが、ティーマのテッパン配色といえるでしょう。そこにホワイトが含まれているため、イエローに異なるカラーを合わせても全体の調和が取りやすくなります。今回の色合わせでは、このイエロー+ホワイトをベースに、さらに1色、またはもう1色を加える形で、さまざまなカラーコンビネーションを試してみました。最大でも4色ぐらいに抑えた方が良さそうです。

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朝食のテーブル設定
パールグレーパールグレー

一番最初にマサルさんが手に取ったのがこの3色。イエロー+ホワイトをメインに、パールグレーを少しだけ加えます。少し強めの組み合わせがティーマらしい!と、マサルさんのイチオシです。この3色は間違いなしのテッパンだと思います。パールグレーは、マグプレート12cmプレート15cmスクエアプレート12×12cmなど、小さなアイテムで取り入れ、差し色として使うと綺麗にまとまります。今のパールグレーとは色合いが異なりますが、古くからティーマにグレーは存在しています。つまり、現在のティーマにとってパールグレーはとても大事なカラーなのです。ただ、パールグレーのお皿やボウルはあまり料理が美味しそうに見えないというコメントもあり、確かに盛り付ける料理を選ぶというのはあると思います。でも、色としてはとっても組みやすくて重宝しますし、パールグレーがあって良かったと思うシーンは非常に多いです。ですから、パールグレーのティーマは小さなアイテムを充実させることをおススメします。セットアップの幅がとっても広がりますから。

食器の数が増えるとこんな感じ!

テーブルセンターに、ホワイトのプラターロングスクエアプレート16×16cmプレート23cmを並べ、プレート17cmとプレート15cmを取り皿にしたセットアップ。パールグレーの総面積は少ないのですが、存在感があります。食事中に小皿が足りなくなることを考えて、テーブルにはプレート12cmを積み上げておくと便利です。そのプレート12cmのカラーも食卓に並ぶティーマと合わせておくと見栄えがよいです。プラターロングとスクエアプレート16×16cmは、1枚はあった方が良いと思います。

(イエロー+ホワイト+パールグレー)×4人セット
もう一色混ぜるなら
  • ハニー
  • リネン
  • ブラック

リネンやイエローの同系色であるハニーを加えても綺麗にまとまります。予想外に良かったのがブラックです。ブラックのプレート12cmをセンターに置いてみたところ、ブラックパラティッシを合わせた時のような雰囲気がテーブルに生まれました。ただ、ブラックは存在感が強いので、小さなアイテムを選んだ方が良さそうです。パウダーも合わせてはみましたが、一気に色が増えた印象が強くなり、綺麗にまとまっている感じはしなかったのでボツとしました。

(イエロー+ホワイト+パールグレー)+ハニー
(イエロー+ホワイト+パールグレー)+リネン
(イエロー+ホワイト+パールグレー)+ブラック

昼食のテーブル設定
リネンリネン

「ぼんやりしていて好き♥」僕が一番気に入っているティーマの配色は、ホワイト+イエロー+リネンです。主張が強すぎることなく、優しい雰囲気がテーブル全体に広がり可愛らしい。優しいトーンで落ち着きます。薄い3色だから、この配色なら盛り付ける料理も選びません。どんな料理でも美味しそうに見えるでしょう。色の組み合わせを試していると、加える色によっては小さなアイテムでないとバランスが崩れてしまうことがよくあります。この配色の素敵なところは、それがない。どのアイテムにどの色を選び、どんなバランスで置いても、おかしなバランスにはなりません。何も考えなくても、気軽に混ぜればまとまってくれるところが最高です。小皿をこの配色で積み上げておくと本当に綺麗、更にハニーを加えると更に綺麗。僕(シャチョウ)がいつも選んでしまう配色です。

食器の数が増えるとこんな感じ!

全体的に優しい組み合わせ。取り皿に、同系色のハニーやパールグレーを混ぜたプレート12cmを積んでおけば、食卓の雰囲気が良くなるだけでなく、食事が進むごとにプレートの色が増え、食卓に変化が生まれるので食事が楽しくなります。この優しい配色に合わせるのなら、グラスはフルッタがおススメです。クリアに絞らず、レモンを加えると、複数のイエローがグラデーションしてより可愛らしい食卓になります。

(イエロー+ホワイト+リネン)×4人セット
もう一色混ぜるなら
  • ハニー
  • パールグレー
  • ヴィンテージブルー

同系色のハニーを足してみても、なかなか良い雰囲気でした。イエローに比べて少し濃色のハニーは、小さなアイテムを少しだけ加えるのがコツだと思います。パールグレーも良かったです。また、ヴィンテージブルーのマグを合わせてみると、初期のティーマのようで想像以上にカッコよかった。全体がしまり新鮮な雰囲気を感じました。リネンの代わりにパールグレーを合わせれば、それは昔ながらのティーマの雰囲気になるでしょう。ティーマのヴィンテージブルー、ヴィンテージティーマのブルーを持っていれば、組み合わせてみる価値ありです。

(イエロー+ホワイト+リネン)+ハニー
(イエロー+ホワイト+リネン)+パールグレー
(イエロー+ホワイト+リネン)+ヴィンテージブルー

ティータイムのテーブル設定
リネンリネン

イエローとパウダーの組み合わせは、大きなアイテムだとファンシーになりすぎる傾向があります。でも、ティータイムであれば丁度いい可愛らしさです。ホワイトを加えることで全体が明るくなり、よりイエローとパウダーが引き立ちます。ただ、ティータイムではなく、食事のセットアップでメインプレートにイエローとパウダーを選ぶと、主役が二色あるような雰囲気となるので、かなり好みは分かれると思います。パウダーはイエローと組み合わせるのは少しハードル高く感じますが、パウダー+ホワイトを基本にしてパールグレーやリネンを合わせれば、うまくまとまります。つまり、今回の色合わせのイエローをパウダーに変更して試してみればハニーを組み合わせるパターン以外はうまくいくはずです。

食器の数が増えるとこんな感じ!

イエローとパウダーをメインプレートとしてセットアップするのであれば、センターピースにホワイトを据えて、全体的にホワイトの分量を増やすことでバランスよくまとまります。取り皿としてプレート17cmとプレート15cmをセットアップして、全ての取り皿をイエローとパウダーで揃えてみましたが、ホワイトやリネンを混ぜて、全体的に少し薄めた方が全体的なバランスはよかったです。

(イエロー+ホワイト+パウダー)×4人セット
もう一色混ぜるなら
  • パールグレー
  • リネン

イエローともパウダーとも合わせやすい、無彩色のパールグレーとの相性はよいです。リネンを合わせると全体がより優しい雰囲気になり、これも雰囲気は良かったです。ハニーを加えてみたのですが、全体が黄色に偏ってしまい、パウダーとの均衡が崩れてしまうのか、どうもイマイチな結果でしたからボツとしました。

(イエロー+ホワイト+パウダー)+パールグレー
(イエロー+ホワイト+パウダー)+リネン

ディナーのテーブル設定
ハニーハニー

ティーマイエローの色合わせで皆さんが気になっていたのがイエローとハニーの組み合わせです。実際に合わせてみると同系色グラデーションが意外とイイ!「混ぜるな危険」案件かと思いきや、むしろ混ぜても安全な配色でした。つまり、イエローとハニーは一緒に使える2色です。しかし、ここにパウダーをプラスしたりするとトゥーマッチな感じが出てきます。また、僕の好みの話になりますが、イエローとハニーを混ぜるのであれば、濃い方のハニーの配分を減らす、小さなアイテムを選ぶようにするなど、ギュッと小さくした方が綺麗に見えると思います。ハニーがなるべく多くならないバランスがおススメです。僕の場合、食事の食器をセットアップする時は、色を増やし過ぎないというだけでなく、薄い色は大きく多く、濃い色は小さく少なく、そう考えてセットアップすることが多いです。ティーカップやマグが並ぶティータイムは、そんなことは気にしなくてよいのですけれど。

食器の数が増えるとこんな感じ!

イエローとハニーのティータイムテーブル。センターピースは、安定のホワイトとリネンをセットしています。イエロー+ホワイトに絞ったセットアップと比べると、ハニーとリネンが加わることで深みが生まれ、新しさを感じます。また、ティーカップとソーサー(プレート15cm)の色を揃えず、ハニーとイエローの色違いでカップ&ソーサーのセットにしても可愛らしいので、たまにはそんな変化も取り入れてみてください。

(イエロー+ホワイト+ハニー+リネン)×5人セット
もう一色混ぜるなら
  • パールグレー
  • ブラック

イエローとパールグレーは相性がよいので、そこにハニーを加えてもまとまって見えます。阪神タイガースの配色になりそうなブラックも、小さなアイテムを少しだけ加えるのなら、全体が引き締まるのでアリです。ホワイトのティーカップをパールグレーに変えてみると、これもアリのような気もするのですが、やや複雑になると、それが本当に良いのかどうか、判断しにくくなるので、あとは皆さんのお好みで。

(イエロー+ホワイト+ハニー)+パールグレー
(イエロー+ホワイト+ハニー)+ブラック

(イエロー+ホワイト+リネン+パールグレー)+ブラックパラティッシ
パラティッシパラティッシ

フィンランドでティーマイエローのインタビューをするなか、ティーマイエローと一緒に使っている食器は何ですか?という問いをした際、マイ・スオミのハンナさん、ビンテージショップ Bissariオーナーのマルヨさん、お二方の口から「パラティッシ ブラック」と同じ回答を聞けたのは大収穫でした。僕は、ティーマイエローとパラティッシ ブラックを合わせる発想には至らなかったので。それを知ってからは、僕の生活でもティーマイエローとパラティッシをよく組み合わせて使っています。更にマサルさんによる色合わせでは、イエローに絞らず、ハニー、パールグレー、パウダーも合わせてくれました。つまり、パラティッシ ブラックはティーマと相性が良いというわけですね。そう考えるとエミリアとの相性も良さそうです。

(イエロー+ホワイト+パールグレー+ハニー+パウダー)+ブラックパラティッシ
まとめまとめ