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2009年12月10日
子ども達とスケートリンク

PHOTO:原田 智香子

真冬のスケートで遊ぶ子どもたち

フィンランドの長い冬も、今、最も気持ちの良い時期がやってきました。子供たちは清々しい空気の中に飛び出していきます。 気温はマイナス15度、と真冬の気温ですが、そんなことはスケートシューズを履き、リンクに出発する子供たちには全く関係ありません。

フィンランドでは、最近急速にフィギュアスケートへの人気が高まりました。フィンランドのトップクラスのスケーター達は、浅田真央さんのような日本のトップ選手にはまだ敵いません。 でも彼らも頑張っています。フィンランド人選手ラウラ・レピストはこの冬のヨーロッパ選手権で金メダルを獲得しました!

今年の冬は、女の子用のスケートシューズが記録的に売れたそうです。メリと彼女の友達ヴィルマとエレナは、もちろんトレンドを追う女の子達です。 子供にとってうれしいことに、この冬フィンランドは氷も雪も多く、スケートにはぴったりの環境でした。ヘルシンキでも50cm以上の雪が積っています。

スケーター達にとって雪は便利なもので、たとえば転びそうになったら、やわらかそうな雪の山に向かって飛び込みます!それにシューズを履く時、靴に足を入れ靴紐をきつく締めあげる時にも便利です。

男の子と女の子をまとめる一つの方法

スケートリンク上の小さな名手達には少々の氷点下は気にするものでもなく、スケートは激しい運動なので滑っている時にはむしろ汗をかくほどです。 そしてもし寒くなったら、魔法瓶いっぱいの熱々のホットチョコレートで暖を取ります。

ヘンリとアアロの男の子組もリンクにやってきました。 彼らの頭には高橋大輔や他のフィギュアスケート選手の姿は浮かんでいません。フィンランドの男の子たちは皆、生まれながらのアイスホッケー国民。フィンランドは間違いなく、世界ではカナダについで2番目の<アイスホッケー狂国民>と言えます。

リンクに入ると男の子たちは上手にパックを打ち合いながら、信じられないスピードでリンクの端から端を動き回っています。 ピルエットや平行バランスを練習する女の子組は、もう少しでアイスホッケーを練習する男の子組の下敷きになりそうです。

でも、スケートリンク上の男の子と女の子を一同にまとめる事がひとつだけあります。 お母さんの『パンケーキが焼けたわよ!』の一言でスポーツ選手たちは大急ぎで家へ戻り、靴を脱ぐのももどかしく、『パンケーキ?パンケーキって言ったよね!!?』

頭から汗の蒸気を上げお腹をすかせた子供たちの手が、重なったパンケーキの上に勢いよく伸びてきます。 焼きたてのパンケーキを口に放り込んでいる時にはテーブルマナーも忘れているようです。 ジャムで口の周りが黒くなったり赤くなったりしています。 冬ってやっぱり素敵です!


Text & Recipe : Hanna Jamsa (ハンナ・ヤムサ)

ヘルシンキを拠点とした現地でのガイドツアーや様々なサービスを日本人旅行者に提供する会社、My Suomi(マイスオミ)代表取締役。実はフィンランド屈指のアンティークコレクターでもある。フィンランド・ヘルシンキ在住。

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