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2016年3月14日
4040チークにオイル塗装してみよう!

オイル塗装 左がチーク無塗装、右がオイル塗装

基本無塗装、そのままで使えます。 チーク材は良質な油分を多く含んでいるので 無塗装でも水に強く、普段のお手入れは乾拭きで十分。 固く絞った布で水拭きしてもOKです。 こうして長年使用を重ねると チークの油分が表面に現れ、 木の色調の差や色むらが薄れて表面の色に 統一感がでてきます。 その後、経年変化で徐々に飴色に変化し 重厚感が増していきます。 4040は自然な経年変化の 楽しみを残したかったので あえて無塗装で仕上げていますが、 初めから色の統一感を求める場合や 汚れを少しでも防ぎたい場合に おすすめなのがオイル塗装。 オイル塗装はしっとりとした色合いになるので 経年変化を数年分ワープさせちゃう 加速装置のような感じ。 もちろんオイル塗装後も 経年変化は続きますのでご安心を~。

で、オイル塗装ってどうやるの? 木に塗装する。 なんだかめんどくさそうですが オイル塗装は木を塗装する際の 一番簡単な方法。 オイルフィニッシュと呼ばれています。 DIY序の口さんでも 作業自体はものの数十分で できちゃう簡単塗装なので 思い立ったその日の為に 塗装方法をまとめてみました。

《 基本はこの3ステップ 》

オイル塗装手順

★まず準備!
・塗装用のオイルを用意します。 これがないと始まりません。 おすすめは「リボス カルデット クリア」。 このワードで検索するとすぐに見つかります。 オイルは木部仕上げ用の 乾性油(亜麻仁油などの乾く油)であれば 他のものでもOKですが 乾燥剤の入っていないタイプを 選んでしまうと乾燥が遅く乾くのに 数日かかってしまいます。 また、せっかくのチークなので 着色されていない クリアのオイルを選びましょう。 オイルってことは台所にあるサラダ油でもいいの? って思ってしまいますが、これらは乾かない油代表。 間違って塗ると永遠ベタベタします。 同じ油だからって使わないよう注意しましょう。
・汚れがある場合は#240のサンドペーパーを用意しましょう。
・塗装、拭き取り用のスポンジやウエス(いらない布)を用意しましょう。刷毛は必要ありません。
・作業する場所の床は新聞紙などを敷き、汚れないよう必ず養生しましょう。
・塗装用オイルはペンキみたいなシンナー臭はないので体に害はありませんが、
しばらく天ぷらを揚げているような気分になります。換気できる場所で作業しましょう。

★準備OK!では塗ってみっぺ
1・汚れがある場合は#240のサンドペーパーで研磨して汚れを落とし、木屑を取り除きます。
2・乾いたスポンジやウエスなどに少量のオイルを染み込ませ、全体(表と裏)に刷り込むように薄く引き伸ばします。スポンジを使う方がオイルを伸ばしやすく 無駄なく使えるのでおすすめです。
3・乾いたウエスで余分な塗料を全て拭き取ります。よく換気して12時間~24時間乾燥(リボスの場合)させて完成。二度塗りを行う場合は乾燥後にもう一度同じ作業を繰り返します。

【ウエスの後処理について】
オイルの染み込んだウエス等は 空気中の酸素と紫外線と反応し蓄熱して 自然発火する恐れがありますので、 水に十分浸した状態でビニール袋に入れ、 密閉してから捨てましょう。 いかがでしょう?基本3ステップで 完了なので作業自体は超簡単です。 全体にオイルを塗りこんで拭き取るだけ。 失敗もありません。 裏表の塗装が必要なため テーブルを裏返すのは大変ですが、 下にもぐりこんで塗るのも手です。 コツをひとつ挙げるなら 「必ず薄く引き伸ばして塗る」こと。 多めに塗るほうが塗りやすいですが 最終的に余ったオイルは拭き取るので、 薄く伸ばして塗るほうが塗料の節約になります。 残ったら後のメンテナンス用にご使用ください。 チークは無塗装のままでも十分使えますが、 自分ひと手間加えてみるというのも、 愛着を持って使うことの第一歩。 子どもも一緒にできるのでお休みの日は 家族みんなでぬりぬりふきふきしてみましょう!