『球体9 OPPORTUNITIES』
責任編集+アートワーク◉立花文穂
〈アナログ重量盤2枚組LPレコード〉
演奏◉立花文穂(活版印刷機)
畑俊行(ギター)
野村卓史(ピアノ)
〈付録①〉
小説◉「ズトチ」立花英久
〈付録②〉
ポスター9枚◉立花文穂
発行◉2022年7月1日
立花文穂プロ.
666部ナンバー入り
定価◉9,999円(9,090円+税)
〜〜〜〜〜
「球体」は、美術、写真、小説、建築、、、、さまざまな表現をぐちやつとまるめた紙の塊として、2006年に立花文穂が責任編集とデザインを手がける不定期刊行物として始まりました。
これまで出版社も形態も変化して雑誌や新聞のような紙媒体から展覧会、そして最新刊9号の2枚組レコードまで多様な媒体として続いています。
〜〜〜〜〜
球体 9号 編集後記
2021年9月3日、東京オリンピックと同様に1年延期になった東京ビエンナーレの会期終盤、オポチュニティーズと題したぼくのインスタレーションは最後の3日間を迎えた。
活版印刷機をJR総武線御茶ノ水駅〜秋葉原駅間の高架下のスペースに運び込み、心機一転『楽機』と称して機械の部位に6本のマイクを取り付けて演奏(操作)した。マイクで拾った音は、それぞれギターアンプに繋がっていてシールド(コード)を辿ってそれぞれのスピーカーから音が出る。さらにそのスピーカーにもマイクを向けてシールドをさらに2階へ伸ばし 何もないスペースに4組みのスピーカーを左右向かい合わせに置いて音を出す。
活版印刷機から出る音を版として、それを複製して量産するイメージ。
活字は母型から生まれてくる。生まれた活字を組んで面にインキを塗りつけて紙にプレスして印刷する仕組みをなぞった。
線路の真下にあたる4階にもマイクを置いて階段にシールドを這わせて2階のアンプに繋いだ。時たま上下に通過する電車の振動音が機械音に紛れる。臨機応変ゴオゴオガタゴト。
マイクとスピーカーのほとんどは、秋葉原のジャンクショップで調達した。
そして、2016年の鉄道芸術祭をきっかけに名乗ったIL TRENOのギターの畑俊行とピアノの野村卓史に参加してもらってセッションした。
譜面はないし、お互いは顔が見えないところにいてそれぞれがそれぞれのタイミングで音を出し『楽機』と共鳴する。
新聞で目にした、どんなすごい雑音でもすごい宝物です、の
パラリンピック選手のことばが耳に残る。
プリンターとして印刷しながら聞こえてくる音は、作業を進めるうちいつのまにか無音になってただただ目前の手元の景色に集中するだけだけれど、プレイヤーとして『楽機』を演奏をしたこのセッションは、ひとつひとつの金属部品の接触や摩擦,振動の音がこと細かに耳に入ってきてさらに、
ギターとピアノの一音一音までが機械の一部のような音に聴こえ混ざり合って、ぼくはあちこちを見回しながら耳を傾けて楽しんだ。ぼくにとって宝物のような時間になった。
このレコードは、その時に録音してプレスしたものである。
こんな機会は滅多にないのでこのぼくの宝物をみなさんにも聴かせてあげる♥
IMAGINE PEACE
立花文穂(球体 責任編集)
立花さんの影響大
最近、レコードを聴くようになった。そのずっと前から大きな紙にアイデアを手書きするようになって、スペースが足りなくなったら紙を貼り足し、破れたら補強するようになった。大きな紙や雰囲気のよい紙は捨てずにとっておくようになった。倉庫で使っている木製パレットの板が一枚割れたらもう使えないって当たり前に考えていたんだけど、直したら使えるかも?という考えが頭に浮かんだ。新しく家具工房を作るにしても、照明やエアコン、床材やらなんやらかんやらも新しく買うのではなくて、使わなくなる旧倉庫からパーツ取りして移設して使い続けることに決め、内装工事も自分達で出来る限りやってみることにした。そんな方向に考えを始めると、あれも使えるこれも使えるとアイデアが溢れてくる。使わなくなってしまったスコープのラッピング資材も5枚単位でまとめ、Twiggy柄の緩衝誌でコツコツ包んでみたらいいomkになった。新しく買うばかりではなく、使い道が無くなってしまった物、そのままでは使いにくい物、捨てるしかないと思っていた物をもう一度見直して使い道を考えてみる、自分達で手を加えてみる、そんなことに面白さを感じ出している。先々週、テーブルの上にガラス板を1枚置いた。そうすればテーブルクロスをもっと気軽に取り入れることができるかも?と考えて実験してみた。そこに球体9についていたポスターをいくつか挟んでみると、想像以上に素敵なテーブルになった。昔、ジャッキーチェンの映画のチラシを透明の下敷きに挟んで自慢げに学校へ持って行ってたことを思い出しながら、この方法だったらテーブルを買い替えなくても、今ある物を十分にイメチェンできるとも考えていた。ボンヤリとだけれど、スコープの新しい道はそんな方向にあるような気がしている。これは立花さんの影響、なんだと思う。最近読んだツリーハウスという小説の一文「未来って、昔みたいだったらいいなって思うことがあるんだ。前に前に、知らないところに進むんじゃなくて、知っている方に進むんだったらいいなって」この言葉が染みるのも立花さんの影響、なんだと思う。(シャチョウ)
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
球体 9『機会 OPPORTUNITIES』
-
0413
9,999円 (税込) -
0414
9,999円 (税込) -
0415
9,999円 (税込) -
0416
9,999円 (税込) -
0418
9,999円 (税込) -
0419
9,999円 (税込) -
0421
9,999円 (税込) -
0422
9,999円 (税込) -
0423
9,999円 (税込) -
0424
9,999円 (税込) -
0427
9,999円 (税込) -
0428
9,999円 (税込) -
0429
9,999円 (税込) -
0430
9,999円 (税込) -
0431
9,999円 (税込) -
0432
9,999円 (税込) -
0433
9,999円 (税込) -
0434
9,999円 (税込) -
0435
9,999円 (税込) -
0436
9,999円 (税込) -
0437
9,999円 (税込) -
0438
9,999円 (税込) -
0439
9,999円 (税込) -
0440
9,999円 (税込) -
0441
9,999円 (税込) -
0442
9,999円 (税込) -
0443
9,999円 (税込) -
0445
9,999円 (税込) -
0446
9,999円 (税込) -
0447
9,999円 (税込) -
0448
9,999円 (税込) -
0449
9,999円 (税込) -
0450
9,999円 (税込) -
0451
9,999円 (税込) -
0452
9,999円 (税込) -
0453
9,999円 (税込) -
0454
9,999円 (税込) -
0455
9,999円 (税込) -
0456
9,999円 (税込) -
0457
9,999円 (税込) -
0458
9,999円 (税込) -
0459
9,999円 (税込) -
0460
9,999円 (税込) -
0461
9,999円 (税込) -
0462
9,999円 (税込) -
0463
9,999円 (税込) -
0464
9,999円 (税込) -
0465
9,999円 (税込) -
0466
9,999円 (税込) -
0467
9,999円 (税込) -
0468
9,999円 (税込) -
0469
9,999円 (税込) -
0471
9,999円 (税込) -
0472
9,999円 (税込) -
0473
9,999円 (税込) -
0474
9,999円 (税込) -
0475
9,999円 (税込) -
0476
9,999円 (税込) -
0477
9,999円 (税込) -
0478
9,999円 (税込)